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ゆっきー さんのレビュー一覧 

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     2021/03/13

    いずれの楽曲も既にSACD・シングルレイヤーで持っていた。ブルックナーの2曲もハイドンも大変な名演であるように思う。特にブル6は、ベルリン・フィルとの演奏会も実現せずにヴァントが他界したものだから、ファンの期待も大きかっただろう。実際、1995年に北ドイツ放送響との間に残したRCA盤よりもさらに内容が濃いものであった。新たな解釈もあった。前2楽章との比較であっさりしすぎと評価の低かった4楽章でさえも、第二主題の聴かせどころはじっくりテンポを落として、何かこちらに語り掛けているような感じだった。アイヒホルンなどにも通ずる。人生の黄昏と言うか郷愁さを感じる。ただ自分としては録音に満足が行かず、今回のProfil盤で買いなおしたものであった。結果あまり変わらなかった。シングルレイヤーを持っていれば買い直さなくていいと思う。シングルレイヤー盤を持っていなければ、すでに絶版になっているようなので、当盤は十分に購入に値する。よって、多少録音には不満だが内容ありとのことで★5つとする。

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     2021/03/07

    マーラーのLPはアバド、シカゴ響の1番を持っている。それ一枚だけだ。他も欲しかったのだけれども当時2枚組は高かった。新譜はどれも5,000円以上が相場であった。クーベリックが安かった。一つの楽曲に複数枚のLPを買う予算などないから、安くても買うのには慎重だった。あれこれ考えているうちにCDが市場に出回るようになった。マゼールVPOの5番が一枚組で三千円というのは衝撃的な価格であった。あれから三十五年、時代は大きく変わった。LPであればマーラー全集をボックスで買うなど考えにも及ばなかったに、今回のクーベリックの全集は何としたことか。10枚のCDと1枚のBDAを五千円弱で手にした。この価格であれば、BDA1枚でも購入していた。良い時代になった。うまく言えないけれどもちょっとだけ昔が懐かしくなった。カタログを眺めている時もまた楽しかった。
    演奏はどれも極上。低音が弱いと感じたので、プリメインアンプとウーファの低域を増量した。一つだけ文句を言いたいのは、箱の硬さ。もうちょっとだけ蓋の方を大きくつくらないとダメ。開けるときに何度となく手を滑らせ、爪で箱裏を傷つけてしまった。自分で箱にビニル紐を取付け開けやすくしている。

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     2021/03/06

    牛歩を予測していた。それが想像するほどではなかった。全曲79分は十分長く感じるはずなのだが・・・。自身の耳が毒されて来たのか。チェリビダッケの音楽を心行くまで楽しむことができた。そのまま聴くと多少響きに物足りなさを感じる。AVアンプで後方スピーカー2台に長めの残響音を付けだした。下手にSACD化されるよりもこのほうが自身の好みにセッティングできるのでありがたいかも・・・。
    演奏は極上。もともとの曲が良いのであるから、それを衒いなくそのまま表現してくれれば悪くなり様がない。といってもチェリ特有の超一流にしかできない普通の演奏なのだが。二楽章コーダのワーグナーへ追悼音楽は涙を誘うものがある。この部分はどれだけ遅くても遅すぎることはない。三・四楽章はごく一般的なテンポ(四楽章第二主題を除いて)。ミュンヘン・フィルもよく鳴っており、聴いているだけで気持ちいい。7番で二枚組になっているものは珍しいが、テ・デウムが入っているのがうれしい。実はこちらが目当てで購入した。このテ・デウム、ヨッフムとは対極の演奏。

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     2021/02/28

    最近思うことだが、欲しいと思った時に買わないと在庫がなくなる。クラシックなんて買う人いねーよ、なんて舐めていると本当に痛い目に合う。そして待っていても再発とならないことも多い。こんなことになる前に朝比奈先生の最後のブルックナーも買い揃えておこうと思った。この9番だけはマルチ音源が入っている。4、5、7、8番の5.1ch盤は売り切れてしまったのか最初から2chのみのリリースであったのか、僕は知らない。ただ、マルチで聴けるこの9番は十分にコンサートの雰囲気を味わうことができる。日本の狭い住宅事情、2チャンネルステレオを爆音で部屋いっぱい鳴らすことができない輩も多かろう。自分もその一人だ。マルチは狭い部屋の産物と勝手に信じきっている。AVアンプを用いてフロント2本だけはプリメインのパワー部に繋いでいる。昔購入したデノンの安いウーファーを用いて4.1chで鳴らしている。チープだが狭い部屋でもコンサートホールさながらの響きを得ることができる。
    この9番テンポもゆっくりで聴き応えがある。ホールトーンが美しい。体の隅々まで響き渡る。他の音源もマルチで持ち合わせているなら、是非とも出して欲しい。朝比奈先生最後のコンサートとなったチャイコフスキー5番もSACDマルチで出してもらえないだろうか。僕が知らないだけで出ているのかな?

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     2021/02/23

    先にレビューされた方お二人だけで内容は十分かと思いましたが、私も感謝の意味も込めて★5つで投票させていただきます。ありがとうございました。

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     2021/02/23

    LPレコードを購入している人の半分くらいは昔を懐かしんでのものだろう。自分もそうだ。お金がなく、レコード店に只置きされているレコードのカタログばかりを持ち帰り眺めていた。今回新品のレコードを購入したのは実に35年ぶりくらいだと思う。中学時代に購入したカラヤンBPOの悲愴が忘れられなく、同じチャイコフスキーの5番を買ったのであった。分厚く重量のある盤で嬉しかった。針を落とし暫く聴いていたのだが、針が内側に近づくにつれ音が多少歪んでいく。レコードではよくある現象であり、最初気になったのだが、複数回聴いているうちに、盤がなじんできたのか(自分の耳がマヒしたのではないと信じたい)、普通に聞ける音になった。演奏は今更言う必要はないだろう。一級品。重量盤であることは大きな売りだと思うので、タイトルのところにでも書いておくといいと思うのだが・・・。

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     2020/12/20

    版の問題が2番とともに最も複雑な3番。指揮者独自に採択する部分もあり、もう全く何がなんだかわからない。そんな中、もっともバランスが良いのがノヴァーク2稿だと個人的には思う。1稿は4楽章が緩すぎ、3稿は美味しい部分を全部削ぎ落してしまっている。このマタチッチはエーザー版。3楽章のコーダがないのが残念。あった方がいいのか音楽的にはわからない。ただ、せっかくあるものだから聴きたいと思うのがブルオタの心情。マタチッチのブル3は自身のライブラリでは4枚目になった。聴き比べはしていない。ただこの一枚は音に張りがある。4楽章第二主題なんて本当にチャーミングだ。終盤に行くほどいい。最後まで急がない音楽づくりに好感が持てる。録音は上々。間の取り方響きといい、ブルックナーそのものだ。

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     2020/10/16

    自身『皇帝ヨーゼフ2世の死を悼むカンタータ』を知らなかった。ヨーゼフ2世も知らなかった。こういった作品は意識して聴こうと思わなければ、死ぬまで聴かなかったに違いない。それでもベートーヴェンのにおいがする。いい曲だ。録音は最上。交響曲2番はクラオタであれば聴き古した曲。優秀な録音技術を誇るSF響独自レーベルの割には低音が多少濁っているかな。それでもかなりの高音質。2番が他の交響曲とカップリングされていないということだけで感動して購入してしまった。テンポはいたって普通。単調ということはない。メリハリはある。オケは全体的によく鳴っている。欠点はないけれど、この演奏でなくちゃというものはないな。今回はヨーゼフ2世の方が聴いていて楽しかった。

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     2020/09/25

    サンフランシスコ交響楽団は昔からこんな技量があったのだろうか。アメリカ五大オケの上を行くようなプロ集団の響きを聴かせる。同コンビのマーラーを聴いて圧倒されたが、このベートーヴェンもすこぶるレベルが高い。録音の素晴らしさも手伝っているのだろうが、どこまでも音楽が美しく流れていく。
    無理やり悪いところを見つけるとすると、明るすぎるところかな。音がキラキラしており、フルトヴェングラーのような渋みは皆無である。一楽章に人生の苦悩・哀愁を見出そうとしても見当たらない。二楽章もさらっと流してしまう。といっても薄味というわけではなくメリハリはある。三楽章ファンはもうちょっとテンポを落として欲しいかな。クラリネットは天上の響きがする。美しい。四楽章も言わずもがな。金太郎飴みたいだ。何処を切っても同じ顔、美しい。
    自身の好みとは違うが欠点が見当たらないのだから★5つをつける。以上はサラウンドを聴いての評価。

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     2020/09/22

    このコンビのマーラー最大の魅力は何といっても録音の良さだろう。数ある同曲のディスクの中でも随一である。サラウンド音声では、まるでコンサートホールにいるようだ。臨場感に溢れている。同シリーズの第5番を聴いて、ちょっと違うなと思った。音の強弱に幅がありすぎて、家庭オーディオでは正直扱いづらかった。その意味で、この9番の方がティルソン・トーマスには合っている。全体的に静かな曲調だからだろう。また、音楽づくりに癖がない。奏者に自由にやらせている。だから聴いている方でもリラックスして聴ける。第3楽章の中間部のようにここぞというところでは、テンポを落としてじっくり歌う。指揮者とオケに信頼関係がないとできない芸当だ。このマーラー、通常CDの2chステレオでは良さは伝わらないだろう。SACD、Blu-ray Audioあるいはそれ以外でも構わないので、今後も音楽はサラウンドで楽しみたい。そして同オケの新たなシェフ、エサ=ペッカ・サロネンにも期待したい。

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     2020/09/21

    出だしの音からはっきり聴きとれる。実はこの部分聴こえづらい指揮者が多い。高齢者にはありがたい。全体的に粘らずドンドン先に進めてゆく。ただし、急ぎすぎている印象はない。
    一楽章後半の金管が鳴り響く箇所では、もうちょっと高らかに歌う演出が欲しい。ただし元気もよく、ヨッフム、バイエルン放送響の上位互換とも言える。同楽章の最後の一音が長くのばされて終わっているのが魅力的。この部分を短く切ってしまうと、曲がやせ細って聴こえる。
    第二楽章は逆に、一音一音しっかり踏みしめて進めてゆく印象。ここぞというところではテンポを微妙に落として語りかけている。素朴さが魅力的。
    第三楽章中間部もゆったりし、まことにブルックナーらしい。
    第四楽章冒頭の弦の刻みが聴きづらい。ヴィオラが担当。ppなので、スコア上は一楽章冒頭と全く同じ指示なのだが、こちらは聴こえない。もうちょっと大きめの音で出してよかろう。また今少しゆっくり演奏してほしい。この点はマイナス。再現部以降は微妙にテンポを変え、第二主題ではしっかり歌っている。最後の一音は短く結ばれるが、ホールの響きが豊かなため、貧相さは皆無で、逆にさわやかかつ豪快な印象。
    全体的に録音は秀逸で、ホールトーンも心地よい。同曲のベストディスクといってもよいほど内容も優れている。
    そう言えば、ギュンター・ヴァント は2002年毎年予定されていたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏会(録音)を前に他界した。曲目は6番であり、大層残念であったことを覚えている。ヤングの6番を聴きながら久しぶりにそんなことを思い出した。

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     2020/09/21

    当初購入するつもりではなかったのだが、他の方のレビューでサラウンド音源が収録されていることを知り、是非とも聴いてみたいと思った。2.0chステレオ(192khz/24bit)は従来のCD盤と比較して音はよくなったが、新たな感動はない。逆に、5.1chやDolby Atmosは臨場感あふれるが、自分の耳が慣れるまでに時間がかかる。というのは、近くの音と遠い音に音量差があるからだ。劇場で聴いている雰囲気を味わえるのだが、カルメンの声が最初なんとも遠く感じる。聴者にもドン・ホセの気持ちを味合わせるべく、別世界に住むカルメンをわざと遠くに置いているのかもしれない。ハバネラなどもカルメンの声は小さいが合唱の部分だけ音が大きくなる。試しに同じ部分を2.0chに切り替えたところ、音量差はなくなる。この場合、カルメン独唱の部分もコンサートホールの前面でマイクをしっかり立てて歌っているような鮮明さだ。サラウンド音源についてはもうちょっと上手くディスク化出来ないかなと思ったが何分40年以上も前の録音。ハイレゾ、サラウンドで出してくれたグラモフォンには感謝の限りだ。慣れてくると、やはりオペラはサラウンドだなと思う。

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     2020/09/19

    ジンマン、トーンハレ管の組み合わせで購入した最初のマーラーだ。録音の良さは店舗でSACDを試聴したことがあったので知っていた。なんとこのカーペンター補筆完成版、耳慣れたクック版より良いではないか。それどころか、交響曲第9番より第10番の方が優れているのでは?と思った。元の作曲家らしく補筆しようとするから、ブルックナー交響曲9番4楽章など第1〜8交響曲の域を出ないのであろう。この場合、感動とは程遠い。カーペンター版、マーラーが完成させていたらこんな形になっていたような気がする。とりわけ5楽章が美しい。

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     2020/09/13

    ヴァントの音楽を聴いていると心安らかになる。一音一音しっかり聴こえるからだ。鳴っているかいないか耳を澄まさないとわからないようなものはヴァントにはない。じじいになって耳が遠くなりかけるとヴァントのありがたみがよくわかる。ただこの田園の方は誰が聴いてもいいと思うのではなかろうか。小気味よく進められるが決して先を急がず、ベームVPOのようなキラキラした響きはないが、ベートーヴェンの音楽そのものをよく聴かせてくれる。5番は好みの問題。終始ヴァントの音楽。テンポもよく聴きやすいのは田園の場合と変わらない。ただこの曲にはフルトヴェングラー、クライバーはじめ名盤が多い。自然自分ももっと泥臭い演奏を求めてしまっている。評点は好みで、田園は★5つ、運命は★4つ、四捨五入して★5つ

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     2020/09/12

    結論から先に言うと、全楽章通じて強弱が激しい。一楽章がわかりやすい。出だしのファンファーレとそのあとに続く全強奏からすると、そのあとにあらわれる葬送行進曲はもっとしっかり音を出してもよいのでは。まるで蚊が鳴いているみたいだ。これからドラマが始まるというのに勿体ない。盛り下がった気持ちのまま聞き続けるとアレアレ。それどころか、間の取り方、歌わせ方、ドラマ、どれをとっても一級品だ。なんだボリューム設定が間違っていたのか。小さい音がある程度の音量で聞こえるようにレベルを上げると、強奏部ではコンサートホールで聴いているような音量(爆音)になる。ひょっとしたらこれでいいのかもしれない。そうだ。きっとそうだ。録音もきれい。ただ隣家が気になる。超名盤だが他人には勧めにくい。

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