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Top 50 Singers of All Time - 35位

Monday, November 27th 2006



Al Greenは ソウル界とゴスペル界の二つのシーンを行き来し成功を収めたシンガーである

。 もともと歌の実力は天才的なものがあったが、多くのシンガーが時代と共に衰えて行くにも関わらず、 途中から宣教師としても活動していたゴスペル期があったからこそ息の長いシンガーとして今でも 活躍できているのかも知れない。

クリエイションズというグループに在籍後、メンバーが設立したホット・ライン・ミュージックから"Back Up Train"でソロ・デビュー。ソウル・チャート5位を記録したこの曲を収めた「Back Up Train」(68年)をリリース。この時期は所謂アル節はまだ見られず、若々しくダイナミックな熱唱だ。その後、Hiと契約、Willie Mitchellと出会うことになる。「Greeen Is Blues」(70年)、「Gets Next To You」(71年)では未だ初期スタイルの唱法をとっているが、"Get Back Baby"、"Driving Wheel"といった名曲も誕生している。

いよいよAlがそのスタイルを確立したのが4thの「Let's Stay Together」(72年)。初のナンバー・ワン・ヒットとなったタイトル曲のような、ファルセットを使った新機軸を打ち出す。

その後「I'm Still In Love With You」(72年)、「Call Me」(73年)、「Livin' For You」(73年)は飛ぶ鳥を落とす勢い。官能的なヴォーカルはいっそう冴え、甘いAlのヴォーカル・スタイルはそれまでのメンフィス・ソウルのイメージを一新した。

そして、「Let's〜」以上に傑作と名高いのが 自身も曲作りに参加した「Explores You Mind」(74年)だ。

ファルセットは抑え目に、甘く、優しく、そして荒々しくコントロールされたヴォーカル。まさに歌手として最も脂の乗っている時期の傑作である。後のゴスペルへの布石となる名バラード"God Brest Our Love"は永遠のクラシックである。

「Al Green Is Love」(75年)、「Full Of Fire」(76年)と好調が続いたAlだったが、「Have A Good Time」当たりからHiレーベル衰退の影響が徐々にバック・サウンドに現れはじめる。特に「Bell Album」(77年)から、これまでのスタッフとの関係を断ち切って制作。歌声はさすがだが、Hiサウンドを期待しているリスナーは裏切られるかも知れない。

「Lord Wil Make A Way」(80年)から活動の場をゴスペルに移し、宣教師としても活動を始める。が、突然歌唱法が変わる訳でもなく、アルバムではソウル時代の柔軟なヴォ−カル・スタイルは健在。作品も精力的にリリースしていく。Myrrhで6枚のアルバムを発表後、A&Mと契約。「He Is The Light」(85年)では袂を分かっていたWillie Mitchellをプロデューサーに迎えて制作。

もはや、ゴスペルから世俗音楽に戻ってくることはないと思われていたAlが突然R&Bシーンに復帰したのは、88年の映画『Scrooged』に収録されたAnnie Lennoxとのデュエット曲"Put A Little Love In Your Heart"である。93年にはイギリスから世俗アルバム「Don't Look Back」を発表し話題を呼んだ。そして94年にはカントリーのLyle Lovettとの"Funny How Time Slips Away"でグラミーを獲得。

03年には黄金コンビ、Willie Mitchellと再びタッグを組みブルーノートから「I Can't Stop」を発表。往年のHiサウンド復活に多くのファンが興奮したことも記憶に新しい。そして05年、「Everything's OK」でも、円熟味の増した歌声を披露。現役シンガーとして今後も活躍が期待できる、数少ない「生きる伝説」の1人である。

* Point ratios listed below are the case
for Bronze / Gold / Platinum Stage.