HMVインタビュー:Jose James
Monday, February 4th 2008
Jose James インタビュー
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第1回 「アルバムについて」 第2回 「テーマ、コンセプト」 第3回 「参加ミュージシャン、レコーディング」 第4回 「スタイル」 第5回 「ニューヨーク」 第6回 「Gilles Peterson」
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2008-01-29 2008-01-30 2008-01-31 2008-02-01 2008-02-04 2008-02-05
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第5回 「ニューヨーク」
Jose James D.Cに引っ越したのは1999年だから18歳かな。 --- もしかして、ハワード大学に行っていた? Jose James ううん。姉が上院で働いていたので3ヶ月間、住んだだけだよ。NYに移る前にちょっと様子をみたかっただけさ。でもジャズシーンはNYほど活発じゃなかったので、NYに行こうと決めたんだ。 --- 今もニューヨークが気に入ってる?どんなところが好きですか? Jose James とにかく多文化だ、というところだよ。僕のバンドにしてもそうだけど、世界中あらゆる所からNYに集まっているんだ。その多様さが僕は大好きだ。 僕自身、父はパナマ出身、母はアイリッシュ・アメリカンなので、複数の文化が僕の中にある。いろんなタイプの人間が集まっている中にいる方が、居心地がいいんだ。 ベーシストはキプロス出身、ガルはイスラエル出身、ノリは東京、アメリカ人にしてもアメリカ全土からやってきている。たくさんの視点、異なる見方で語られるストーリーの方がより興味深い。グローバルな視野を持つことがコンテンポラリー・アートの重要な点だと思う。 アメリカに住むのだったら、NYに住まなきゃダメだよ。NYにいれば自然といろいろな国の言葉が耳に入ってくる。いろいろな国の食に触れることになる。 アメリカのほかの地域に比べ、NYの人間は新しいことを試すのを怖がったりしないよ。それだけいろんなものが身近にある環境だからなんだろうけど。 --- 今後もニューヨークを拠点に活動していきたいと思っている? Jose James :ああ。でも日本で過ごす時間も増えると思うよ。文化、特に食べものがすごく気に入ってしまったし(笑)、東京滞在中はずっとスピリチュアルな精神状態でいられたよ。 桜のせいかもしれないけど、東京という街に迎え入れられている、という感覚があったんだ。あと、ロンドンで過ごす時間も増やしたいね。大勢の友人が出来たし、プロデューサー達にも会った。みんな僕の声を気に入ってくれて、コラボレートしたがってくれている。 つい最近もToshio Matsuuraとコラボレートしたんだよ。来月出るコンピレーションだ。そんな風に今後はロンドン、東京、NYの3都市で過ごす時間が増えるんじゃないかな。
第6回へ続く
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Jose James プロフィール |
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アメリカはミネアポリスで生まれたホセは、子供のころから音楽に囲まれて育った。アイルランド系の母は音楽をこよなく愛するヒッピー時代の寵児、父はパナマ人の現役ミュージシャンだ。
トライブ・コールド・クエストの「ミッドナイト・マローダーズ」に心酔していた高校時代、彼はデューク・エリントンの音楽と出会う。そしてルイ・アームストロングとチャーリー・パーカー、ナット・キング・コール、チャールズ・ミンガスやセロニアス・モンクと、次々と開拓していった。完全にジャズの虜となったホセは、ホーンのパートを歌いながら歩くほどになった。そして、ついに出会ったのがジョン・コルトレーンだった...(続く)
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