HMVインタビュー:Clark
Friday, January 18th 2008
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『Turning Dragon』リリース記念インタビュー
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「今回は古い機材を沢山使おうと決めてたんだ」 |
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--- 『Turning Dragon』の完成おめでとうございます。まずは完成に当たってのご自身の率直なお気持ちをお話頂けますか?
Clark 3日間くらいはすごく良い気分だったけど、その後は忘れて次のものに向かい始めたよ。このアルバムを仕上げたのは5ヶ月も前だけど、今聞いてもまだすごく気に入っているんだ。細かい部分にこだわった点が沢山あったんだ。曲を書いていた時を思い出すよ。
--- 過去3枚のアルバムと比べてみると、今作では4つ打ちのハード・テクノがメインの作品になっていますが、ご自身の中で楽曲制作に対しての心境の変化などがあったのでしょうか?
Clark 今回は古い機材を沢山使おうと決めてたんだ。曲のほとんどはベッドの中で作った。朝早い時間、陽の光が窓に差し込んでくる間から空がうたいかけてきて、琥珀色とターコイズ色が頭の中に広がって。まるで自分のすぐ側で誰かが口笛を吹いて、ひどい考えを取り除いてくれる様な感覚だったんだ。というか自分の部屋にはカーテンがなくて、こういう状況を感謝しないといけない環境だってことなんだけど...。まあそういう時間は 1日の中で大好きな時間なんだ、自分の周りには誰もいなくて、お気に入りの機材で自分の残酷なものや甘いものを沢山作り出すんだよ、まだ半分夢の中にいるんだけど。そうやって作られた曲は古いハードウェアを使ってショーとかギグの30分前に組み立てられるんだ。 こういうスタイルで作業をするのはすごく差し迫っている感じがして、ここから自分の中に興奮が生まれて、それが曲に刻まれる、それこそがトラックのコアの部分になるんだ。ギグの直前に曲を書くのは本当にいつも夢中になるね。大好きなんだ。 |
ジャパニーズポップス
4倖田來未 4中田ヤスタカ(capsule) ロック&ポップス 4Radiohead 4Battles ダンス&ソウル 4Junkie XL 4Ricci Rucker 4La Cedille ジャズ/ワールド/イージーリスニング 4デヴィッド・T・ウォーカー 4押尾コータロー TV & 映画 4ケラリーノ・サンドロヴィッチ 4トビン・ベル |
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最初はただのヘッドフォンでしか聞けないけど、それをすぐに大音量で聞ける。これ以上ないくらいフレッシュなサウンドを生み出してくれるんだ。もう本当に、手がつけられないくらいエキサイティングなんだよ。それと、その後持ち帰って、家でもプレイして多くの違ったレベルでコンテンツが作用するということを確かめるんだ。それをこのレコードのでやろうとしていたんだ、ラウドで何かをぶちのめすような、ディストーションがかかっている、スムースでどこかクリーミーな感じのディストーション、こういうプロダクションにしたかったんだ。特別クリーンでもデリケートでもないけど、質感、微妙な変化、低音、そして、常に変化し続けるキレのある構造にこのアルバムのエネルギーがあるんだ。
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--- 活動拠点をドイツに移されたようですが、今作での「4つ打ちのハード・テクノ」というものがとてもドイツ的なものであるようにも感じたのですが?
Clark 自分としては全然ドイツ的だとは思わないよ、半分以上がイギリスで作った曲なんだから!ミニマル的な要素は全然ないしね、まあミニマル・テクノというかその中でかなり好きなのはあるけど。個人的にはフレンチ・“エレクトロニック“・ミュージックに近い感じかな。Ed Banger、Bangalterが良い作品を出しているのは明らかだし、でもParmegianiとかCecil Leuterとか、他の素敵な60年代のライブラリー・ミュージックもとかもいいと思う。例えば、「Truncation Horn」とかはチキンソースにはこんなにクリームは入っているべきではない!と怒りに満ちたイギリス人に、フレンチ・ディスコ・トラックが襲われた感じなんだよ。他にもドイツの音楽で好きなのは沢山あるんだ。Popol Vuhとか、彼らの作品は最高だね、まあ時々線香っぽく煙たくなる時があるけど。 |
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