ピッチ修正版!ゴロワノフ/モーツァルト:レクィエム
2022年06月13日 (月) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ゴロワノフ怪演中の怪演!
心ゆさぶる究極の演奏、異界へのいざない。限界を超えてすべてを音楽にぶつけた大モツレク
ピッチ修正であらわになった真の異形なる姿!
これまでトラック毎に音の高さが変わるという不完全なピッチの音盤ばかり世に出ていたため、真の凄まじさが伝わり切らず今ひとつ人気の奮わなかったゴロワノフのモツレク。おそらく初の「ピッチ修正版」としてこの究極演奏を世に問いなおさんとするのが当盤です。本来のテンポ・音響バランスが蘇ることで逆にさらに明白になった異形さ、恐ろしいまでの音塊となって迫り来る声楽と管弦楽の大エネルギー。聴く者を異界へといざなう空前の怪演をより強く深く危険な領域まで踏み込んで味わえること請け合いです。
音楽が表現しうる極北、その限界をいとも簡単に乗り越え、遥か彼方めがけて未踏の地を突き進むゴロワノフ。合唱もソリストもオーケストラも、火の玉のように燃え上がり持っているすべてを音楽にぶつけ、驚異的な演奏を繰り広げていきます。「Tuba mirum」の全開トロンボーン、「Lacrimosa」の異様な暗さ、「Sanctus」の目もくらむ輝き、どこをとっても他では絶対に聴けない、かつて誰も考えたことのないような音が鳴り響く、とんでもないモツレクです。
「『涙の日』は、全曲の中でも最も印象的と言えるだろう。テンポは非常に遅い。ヴァイオリンがソロに変更されており、これがいかにももの悲しげに奏される。合唱は全員が涙ながらに歌っているようで、涙が床に落ちてビショビショに濡れているような雰囲気である。最後の長いフェルマータもいかにもゴロワノフだ」「宗教的とは言えない、オペラ的にすぎる、モーツァルトらしくない、などいくらでもケチをつけられそうな演奏であることは確かだ」「ゴロワノフはきっと、自身の解釈が正しいかどうかは重要視していないと思う。彼が最も望んでいたのは、人の心をいかに揺さぶるかということである。それに全身全霊を傾けた、そうした姿勢が生々しいほど感じられる」〜平林直哉氏の解説より(販売元情報)
【収録情報】
● モーツァルト:レクィエム ニ短調 K.626
ナタリア・シュピーレル(ソプラノ)
ワルワラ・ガガリーナ(アルト)
ピョートル・マリュチェンコ(テノール)
セルゲイ・クラソフスキー(バリトン)
モスクワ放送交響楽団&合唱団
ニコライ・ゴロワノフ(指揮)
モノラル録音:1951年
国内プレス
ピッチ修正版
日本語帯・解説付き
7件中1-7件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。