エベーヌ四重奏団/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第7番、第8番

2019年08月19日 (月) 16:05 - HMV&BOOKS online - クラシック


世界の室内楽シーンを熱狂させる次世代カルテットのトップランナー、エベーヌ四重奏団
2020年のベートーヴェン生誕250年記念イヤーに向けた世界規模のプロジェクト
『ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド』第1弾!


ニューヨークのカーネギー・ホールからエベーヌに対し、「2020年にベートーヴェン:弦楽四重奏曲の全曲演奏会を開催したい」との提案があったのが2014年のこと。この提案をもとに、エベーヌのメンバーたちは、自分たちにこそ実現可能なことは何か、今この時代にベートーヴェンを演奏することの意味などについて熟考を重ねました。その結果、クラシック音楽が親しまれている地域からそうではない地域まで、文字通り世界中の国々を演奏して巡り、比類なき芸術性で崇高な人類愛を謳い、地域、世代、文化の違いを超越したメッセージ性や普遍性を持つベートーヴェンの音楽を世界の人々と共有する、という画期的なプロジェクト『ベートーヴェン・アラウンド・ザ・ワールド』を発足させるに至りました。
 2019年4月から2020年1月にかけて、北米、南米、オーストラリアとニュージーランド、アフリカとインド、アジア、ヨーロッパの各地でワールド・ツアーを敢行、各ツアーの最終公演をライヴ録音し、全曲リリースを計画。またワールド・ツアーを通して撮影スタッフが同行し、ドキュメンタリー映画の制作も計画されています。そして、2020年にはカーネギー・ホールやロンドンのウィグモア・ホールなどの著名な音楽ホールで『ベートーヴェン・サイクル』公演を開催し、この壮大なプロジェクトが完結します。
 古典からジャズまでジャンルの壁を軽々と超え、圧倒的パフォーマンスでクラシック界に衝撃と革新をもたらしたエベーヌ。音楽史上に革命を起こしたベートーヴェン。先鋭的芸術の粋が交錯するこのプロジェクトが、21世紀を生きる私たちの心に何を訴えかけるのか・・・
 このアルバムは、その第1弾として発売されるもので、2019年6月、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルトザールでのライヴを収録したもの。ベートーヴェン絶頂期の最大傑作といわれる『ラズモフスキー』3曲からの第1番と第2番で、その楽想の豊かさと大胆な独創性を持つ大作です。エベーヌの演奏は、開放弦やノンビブラートを多用しながらも、強靭なパルスを武器にタイトな響きとルーズな響きを交互にぶちまけ、1小節ごとに表情を変えていきます。完璧な音程と巧緻を極めた弓遣いは、緻密さというものを超越。さらに刻々と移りゆく音楽の表情(不協和音の苦み、清楚で流れるような美しさの対比は絶品!)は、ベートーヴェンが狙っていた「革新」を完璧に再現したものです。恐るべき異形とも思える演奏ですが、ベートーヴェンの弦楽四重奏の本当の面白さを伝えてくれる名演です!
 2020年にカルテット創立20周年を迎えるエベーヌが満を持して挑む「オデッセイ」にぜひご注目下さい。(輸入元情報)

【収録情報】
ベートーヴェン:
● 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』
● 弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』


 エベーヌ四重奏団
  ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)
  ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)
  マリー・シレム(ヴィオラ)
  ラファエル・メルラン(チェロ)

 録音時期:2019年6月11日
 録音場所:ウィーン、コンツェルトハウス モーツァルトザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 *拍手は収録されておりません。(輸入元情報)

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