【発売中】P・ジョルダン&ウィーン響/ベルリオーズ:『幻想』&『レリオ』
2019年07月18日 (木) 15:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
ベルリオーズの『幻想交響曲』とその続編とされる『レリオ』は、どちらも作曲家自身の恋愛体験が元となった破天荒な作品。全曲に渡り「イデー・フィクス(固定楽想)」と呼ばれる特定の旋律(彼の恋愛対象となったハリエット・スミスソンを表す)が形を変えて現れる『幻想交響曲』は、曲名の通り、幻想的な作風が愛され演奏機会も多く、ベルリオーズの代表作とされる一方、同じ作品番号が付された『レリオ』はピアニスト、マリー・モークとの破局から生まれた自伝的作品で、大編成のオーケストラと独唱、合唱、ピアノが用いられると共に、語りを務めるナレーターに大きなウェイトがかかるというユニークな曲であり『幻想交響曲』と同じ旋律の「イデー・フィクス」が現れるなど、2つの作品の関連性は強いのですが、めったに演奏されることがありません。 ここでナレーターを務めるのは、フランスのベテラン、ジャン=フィリップ・ラフォン。バリトン歌手として様々な作品を歌うだけでなく、映画「バベットの晩餐会」や「カルメン」などに俳優として出演、その演技には定評があります。
ストーリー性のある作品を得意とするジョルダンにとって、この2つの作品はまさに腕の見せ所のオンパレード。『幻想交響曲』での豊麗、かつ猟奇的な表現はもちろんのこと、演劇性の高い『レリオ』では大編成のオーケストラを自在に操り、主人公の空想上の世界を多面的に描きだしています。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
1. ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
第1楽章:夢、情熱
第2楽章:舞踏会
第3楽章:野の風景
第4楽章:断頭台への行進
第5楽章:魔女の夜宴の夢
Disc2
2. ベルリオーズ:レリオ、あるいは生への復帰 Op.14bis
神よ! 私はまだ生きている
第1曲:漁師 - ゲーテのバラード
奇妙にもこの記憶が
第2曲:亡霊の合唱
おお、シェイクスピアよ
第3曲:山賊の歌
なんと私の魂は
第4曲:幸福の歌 - 賛美歌
ああ、私が見つけることができないもの
第5曲:エオリアン・ハープ - 思い出
私は危険な幻想に
第6曲:シェイクスピアの『テンペスト』にもとづく幻想曲
今日はこれで結構!
シリル・デュボワ(テノール:2)
フローリアン・センペイ(バリトン:2)
イングリッド・マルソナー(ピアノ:2)
ジャン=フィリップ・ラフォン(ナレーター:2)
ウィーン楽友協会合唱団(2)
ヨハネス・プリンツ(合唱指揮:2)
ウィーン交響楽団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
録音時期:2018年11月10,11日
録音場所:ウィーン、ムジークフェライン 大ホール
録音方式:ステレオ(デジタル)
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