アレクシア・ボンテンポ、インタビュー!A
Monday, September 2nd 2013

アレクシア・ボンテンポ、独占インタビュー! text by Horiuchi Takashi(Cafe Vivement Dimanche)
|
|
| Contents | |
|
|
|
『アストロラビオ』レコーディング秘話!
![]() 堀内 レコーディングには、2005年8月から2007年3月までの1年半の期間で行われたそうですが、アルバム制作時のエピソードがあれば教えてください。 アレクシア その前に、それぞれ世代の違った、ブラジルで最も優れたミュージシャンたち、Dadi、 Jorginho Gomes、 Jorge Helder、Marcelo Costa、 Felipe Pinaud、 Tiago Silva、 Cesinha、 Ricardo Amado、 Marcus Ribeiroと一緒に仕事ができたことをとても幸運に思っているわ! さて、レコーディングの話だけど、アルバム1曲目の「Pra Dormir Ate Mais Tarde」 について。アルバムのレコーディングがほとんど終わって、あとはマスタリングだけ、というとき、Pierreは彼のアルバム「Alto Mar」を終えようとしているところだったの。彼は歌詞を書いて、Dadiが来るのを待っていた。途中でPierreは外出して、その間に
![]() ピエール・アデルニ 私とDadiはピアノの前に座って、「Pra Dormir Ate Mais Tarde」の曲を書いたの。Pierreはその日の夕方に自分のレコーディングがあって、新しい曲をやろうとしてたんだけど、彼はまだメロディを覚えてなかったから、私に歌ってくれ、って言ったわ。私たちはよく同じキーで歌うから。それで彼らは楽器のパートを録り終えて、次のレコーディングで彼のボーカルを録音する予定だった。ところが、その曲が私にぴったり、ってことがわかったのよ!みんなでスタジオを出て、「Pra Dormir Ate Mais Tarde」 は私のアルバムに完璧に合う、って考えてたら、とうとう Pierreがプレゼントとして、その曲のレコーディング・セッションを丸ごと私にくれたの!それがこのアルバムのオープニング・ソングになったってわけよ。
堀内
Novos Baianosが演奏した「Farol da Barra」や、CaetanoがDadiに捧げたナンバー「O Leaozinho」は、昔からのブラジル音楽ファンも思わずニヤリとしてしまいますが、こういった曲のカヴァーは誰のアイデアだったのですか?
アレクシア このアルバムは本当に自然と起こったものなの。それ以前から私はコンサートで「Farol da Barra」を歌っていたし、舞台がステージからレコードに変わっただけね。Caetanoの曲をカバーしたいっていうのは前から思っていて、 Dadiとなら、アレンジを加えて 「O Leaozinho」にまったく新しい空気を込められるんじゃないかと思ったのよ。だからこの曲を入れたの。
アレクシア スティングは元々、「Roxanne」をボサノヴァでやろうとしていたって聞いたことがあって、私たちはそれにとても興味を持っていたの。ある晩、PierreとFelipe Pinaudと一緒に外出している時に、Pierre「僕らが「Roxanne」をボサノヴァでやろう」って発案して、とてもよさそうに思えたのでアルバムに入れることにしたの。レコーディングではFelipeが美しいギターを弾いてくれたわ。「My Cherie Amor」は、ボイス・トレーニングで何度か歌っていたの。それでDadiに新しいアレンジを考えてもらうように頼んだの。アルバムの他の曲ともマッチしているし、ラストを飾る曲としても完璧な仕上がりになったと思う。
堀内
このアルバムを初めて聴いたとき、Pierre Aderneの作る曲の一番の表現者が現れたと感じました。Pierreの曲は、他のコンポーザーが作る曲と違いますか?
アレクシア Pierreは今のブラジルでもっとも才能あるソングライターの1人だと思うわ。巧みな韻の踏み方と知的なメッセージを備えた、とても独特な作詞をするの。彼の書いた詩から何かを得ることは多いわ。そういう意味で、彼はとても特別だと思う。それに、とてもいいメロディーを書くのよ。
堀内
Pierreからはアドバイスはありましたか?
アレクシア もちろんよ!彼はこのアルバムで重要な役割を果たして、数々の素晴らしいアイデアをくれたわ。
堀内
Pierreのアート・ディレクションも素敵ですね。
アレクシア このCDのジャケット写真で、リボンを背景にして撮影するというのはPierreの発案だったの。とても美しい写真に仕上がったし、アルバムの音にもピッタリだと思うわ。
|
|
1 of 3 次のページ > |
|
【アレクシア・ボンテンポ・バイオグラフィー】
|
|
アメリカのワシントンD.C生まれ。7歳までアメリカで育ち、後に音楽プロデューサーである父とブラジルへ移り住み、日常的にCaetano Veloso、Gilberto Gil、Marisa Monteなどビッグ・アーティストらのコンサートにする接するという、恵まれた環境の中で育つ。17歳の時に再びアメリカに戻り、本格的に音楽の勉強を始める。最初はクラシック音楽を学ぶが、自分の得意なジャズやボサノヴァへと転向。兄を通じてDadiと出会い、デビュー・アルバムをリリース・・・
|
|
| Contents | |


