Fingazzインタビュー

Monday, August 11th 2008

無題ドキュメント
Fingazz
 Fingazz インタビュー
Telephone Interview Session with Fingazz
Date: Friday, June 13rd , 2008
Conducted by: Yumi “Dzmama” Parks
⇒ Fingazz前回インタビュー
「オレは自分のサウンドをウエストコーストサウンドっていうのに固執しないで更なるレヴェルに持っていこうとしてきた」

--- アナタはこの業界で長いこと活動してきて、ウエストコーストサウンド、特にDeath Rowの盛衰も見届けてきたわけですが、ウエストコーストのヒップホップ・ミュージックシーンが現在置かれてる状態についてアナタ自身はどんな風に捉えてるのでしょうか?

F  自分がやってきた仕事の内容と矛盾してしまうかもしれないけど、1つ言えるのは、オレはウエストコースト・サウンドを本当に好きだからそれがベースになってこの仕事をするようになって、今キミが言っていたDeath Row全盛期なんかはウエストコーストにとってはエキサイティングな時代だったと思うし、SnoopやDre、Dogg PoundやPacの登場で世界的にも(ウエストコースト・サウンドが)ビッグになってったわけだけど、世界全体がウエストコーストはそういうサウンドでなきゃいけないんだっていう見方をするようになったんだと思う。そのせいで(ウエストコーストのミュージックシーンは)停滞状態が続いたんだと思う。

オレは自分のサウンドをウエストコーストサウンドっていうのに固執しないで更なるレヴェルに持っていこうとしてきたし、もちろんビッグ・クラップスやファンクの影響とかベースラインとかあの手のサウンドは大好きなんだけどね。でも自分が作ろうとしてるレコードは進歩していかなきゃならない、新しいウエストコースト・サウンドじゃなきゃいけないって思うんだ。「Lean Like A Cholo」は最近ここウエストコーストのラジオで良く聴くようなダウンサウスミュージックのフレイヴァーを取り入れて、それを丁度良い位のウエストコーストサウンドとミックスさせてみたんだ、Dreっぽいストリングヒッツやビッグ・クラップをいれたりしてね。だからあの曲はオレのヴァージョンのニュー・ウエストコーストサウンドなんだ。

現在レコード(CD)を買ってる子供たちはギャングスタラップやNWA、Death Rowサウンドを聴いて育ったわけじゃないし、彼らはきっとそんなサウンドの存在すら知らないだろうし、彼らにしてみたら、オールドファッションなものだって思うんじゃないかな(笑)。彼らはまだ生まれてない頃だからね。でもそういう彼らがラジオを聴き、アルバムを買ってるわけだから。だから、あの頃のサウンドを未だにやろうとしてる人たち、例えば、彼をディスする気は全くないんだけど、The Gameの場合、彼のマーケティングはNWAとかComptonっていうSuper Gangsta一色みたいな、今までにみんなが持っているウエストコーストに対する既成概念そのものだよね。今後他に一体何人のアーティストが同じようなアングルで売れるんだろうか?あまりいないと思う。既成概念に捉われたサウンドが再びウエストコーストを(音楽シーンの)第一線にもってくることは出来ないと思うんだ。 でも才能あるアーティストが沢山いることも事実だよね、例えばGlasses Maloneとか。

それから正直なところ、チカーノ・ラッパーたちも注目され始めてるよね、というのも彼らは既成概念から離れた独自のサウンドを作って、ハッスルしてるから。そういう彼らについてる熱狂的なファンたちが実際にラジオにリクエストの電話をかけてくれるし、ダウンロードせずにアルバムもきっちり買ってくれるからね。そうやって彼らはウエストコーストだけでなく他の地域にもその人気を拡大していってるんだ。でもウエストコーストがまた盛り上がってくるっていうヴァイヴは間違いなくオレも感じてるよ。停滞状態が続いてたけど、また盛り上がることになると思う。ここ数年みんなLil’ Jonのビートとかばっかり聴きまくってたからね、誰かが次のウエストコースト・サウンドを打ち出してくればまたこっちに注目が集まることになると思う。

fingazz

--- 最後の質問になりますが、日本のファンにメッセージをお願いします。

F  みんなのサポートに感謝してるってことと、みんなの前でまたパフォームする日を楽しみにしてるよ。オレたちの新しいミュージックに注目し続けて欲しいし、ウエストコーストを中心にアメリカからネクストジェネレーションの才能あるアーティストを紹介していきたいと思ってるからね。 だからいつもチェックアウトしてて欲しいんだ。彼らがビッグになる前に既に彼らのことを知ってもらえるからね。

オレたちの新しいウェブサイトについてちょっと紹介したいんだけど。www.streetlightmusic.net っていう新しいウェブサイトで、元々同じアドレスのサイトがあったんだけど、リニューアルして、2週間後にはオープンする予定。今まで誰もやってないことなんだけど、オレのスタジオにカメラを設置して、オレが作るレコード全てのレコーディングの様子をライブではないけど、編集したものをみんなに見てもらえるようにしたんだ。

オレがビートを作るところから、ラッパーたちとどんな会話をしてるかとか、そんな制作の状況を全て撮影して、エピソードごとに編集したものをウェブにアップする予定なんだ。 オレのスタジオの1つをTVスタジオにして、そこでアーティストとインタビューをして、どんな音楽を作ってるのかとかそういった類の話をしたものをウェブサイトに載せるんだ。 ファンのみんなはオレがトークボックスを演奏してる様子とか、ビートを作ってるとことかをチェックアウトできるようになるんだよ。 ミュージックビデオとかもアップするし、TV番組を観てるようなサイトになると思う。Streetlight Spotlightっていうコーナーなんだ。

これは全てファンのみんなのためにやることで、さっきキミが「どのレコーディングセッションが一番気に入ってる?」って質問したけど、どのセッションもオレは大好きだし、みんなにもその様子を見てもらえたらって思うからね。それについて語るだけじゃ本当のセッションの様子は伝わらないだろうし、だからみんなとシェアできたら最高だと思ったんだ。毎週違った映像をアップできたらって思ってる。

それ以外にもメーリングリストに登録してくれたファンのみんなにはmp3ファイルを毎月送信するニュースレターと一緒に送ろうと思ってるんだ。みんなフリーでシングルが聴けるってことだよ。ファンのみんなに最新情報を知ってもらい、彼らにもオレたちの動向をチェックアウトしてくれてるお返し(リワード)をあげたいって思ってるからね。

--- そういえば、すみません、先ほど訊き忘れてしまったんですが、Streetlight Music Japanの方の活動は如何なんでしょうか?Yalla (Family)の活動は知っていますが・・・

F  そう、Yallaと今一緒に制作に入ってて、彼ら(のアルバム)がリリースされたら、彼らがStreetlight Music Japanのアーティスト第一号になるんだ。Yallaにはオレと日本で一緒にショーもやってる50Cal(iber)がいるからね、彼は日本語と英語の両方を扱う最高のラッパーだよ。

彼は日本生まれで、まだアメリカに来て5年位じゃないかな。彼は最高のラッパーで、LAで知り合った2人の友達とDJと一緒にグループをやってて、それがYallaなんだ。彼らは間違いなくウエストコーストサウンドを持ってるし、最高だよ。3人それぞれの個性もしっかり出てるしね。それからStreetlight Music Japanでは他にももっとポップなアーティストを探すかもしれないし、日本のアーティストを育てるのを楽しみにしてるんだ。そのためにStreetlight Music Japanをスタートしたんだからね。

--- 今日は本当に有難うございました。

F  ありがとう。





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