一度読んだほうがいい一冊! すごく共感できたり読むのが止まりません。 文章で表されている情景がイメージできますよ！ おススメです。

恩田陸は色んなタイプの小説を書いています。この小説は息つく暇もない、何でこうなるのさ〜と思わず登場人物の声が聞こえてきそうな、ドタバタ物語です（笑） 他に、学園青春ホラー（？ミステリー？）「六番目の小夜子」などなどもオススメします。

酒井駒子さん手がける装丁が作品の雰囲気もあり実に美しい。 作品自体はいかにも恩田陸らしいノスタルジックかつミステリアスな内容。今作も登場人物が全員美男美女というのは流石に現実感に乏しいけど、女性ではなく美しい少女達が上手く描かれた佳作だろう。

クラシックが好きなので登場する曲を頭の中で流しながら読みました。自分はピアノが弾けないのでクラシックが弾ける人を無条件で尊敬します。ピアノが弾けて当たり前で更に独自の表現力も求められる世界は凄いです。コロナ禍が落ち着いたらコンクールを聴きに行ってみたいです。

原発事故現場の復興のために働くのはロボットたちですが、このロボットたちが何とも人間味があって素敵です。ミイラ化した人々は少し悲しい。ここに現れる人間の女性。これがどうにも読めない女で少しイライラした。

大人のファンタジーです。ほのぼのキラキラしてません。人が現実世界で生きる上では、不思議なこと・能力は異端と見なされるんですね。それでも慎ましく静かに生きる一族の物語です。短編なのでどこから読んでもいいですよ。

大型商業施設でおきた大勢の死者がでた事件。それなのに原因不明。その場にいた人1人ずつ詳しい話を聞くうちに浮き彫りになる、どこかおかしいプライベート。時々前出てきた人と次の人が繋がっていたり、かなり興味深く読めた。

時空を超えた恋愛。登場人物が日本人ではなかったのもあって最初は少し読みにくかったですが途中からぐいぐいひきこまれていきました。

どうやら前作ドミノという本があるらしい、ということに後から気付いた。が、問題なく楽しめた。軽快なコメディといったところ。魅力的なキャラクターがたくさん出てきてアタフタしている。パンダか素敵。

蜜蜂と遠雷の登場人物たちのスピンオフ。短編集なので蜜蜂と遠雷を読んだ時のような感動はないけれど、各登場人物の関係が深く分かって興味深かったです。