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蛇行する川のほとり Astoryofgirlsfacingt

Riku Onda

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120035876
ISBN 10 : 4120035875
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2004
Japan

Content Description

夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために「合宿」を始めた少女たち。だが、少女たちは気づかなかった、運命の歯車が回り始めたことを…。恩田ミステリーの傑作長篇。

【著者紹介】
恩田陸 : 1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒業。92年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『六番目の小夜子』でデビュー。以降、ミステリ、SF、ホラーなど、幅広い分野で、精力的に執筆活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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酒井駒子さん手がける装丁が作品の雰囲気も...

投稿日:2021/07/11 (日)

酒井駒子さん手がける装丁が作品の雰囲気もあり実に美しい。 作品自体はいかにも恩田陸らしいノスタルジックかつミステリアスな内容。今作も登場人物が全員美男美女というのは流石に現実感に乏しいけど、女性ではなく美しい少女達が上手く描かれた佳作だろう。

ナムリ さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • だまだまこ

    ある夏の少女たちの物語。夏の終わり。舞台の絵を描くという名目で集まる合宿。動き出した歯車。いつかこの蛇行する川のほとりで起こった出来事。4人の目線で語られるこの物語は残酷なくらい美しく、憧れや嫉妬など繊細な感情が描かれていく。「ネバーランド」の少女版というか、「黒と茶の幻想」の高校生版というか、とにかく恩田さんらしさがぎゅっと詰まった作品。また好きな本が1つ増えた。「真実とは、あたしたちが見たいと思っているもののことなのですわ。」という言葉が印象的。

  • 吉子

    美男美女ばかりの登場人物〜高校生たち。みんなそれぞれ秘密を持ったような怪しさがあり、物語の世界に引き込まれる。昔起こった悲しい事件・事故の真相を、章ごとに視点を変えて進めていく。せつない愛の物語だった。

  • 扉のこちら側

    再読。2015年527冊め。9年ぶりに読んだがやっぱり好きだ。夏と少女とミステリ。美しい少女期の終わり。

  • まー

    美しい少女たち、夏の出来事、過去の謎の死。ひさびさの再読なので、新鮮な気持ちで読みましたが、やっぱり好き!設定も文体も良いです。何気ない一文で、少女の繊細さとか強さとか、笑いさざめくかんじとか、ハッとするほど伝わってきました。

  • CABIN

    女子高校生4人のプライベートな夏合宿物語。ファンタジーと思って読んだらミステリーだったのでビックリ!4部構成ですがそれぞれ違う人の視点で描かれており、物語を面白くしています。振り返ると色々なところで騙されていたな〜。特に最終章にはやられました。『蜜蜂と遠雷』や『夜のピクニック』もそうですが、物語はシンプルなのに巧みな情景描写と心理描写で読ませるところは恩田さんらしく凄い!

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