ブラームス(1833-1897)
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ブラームス(1833-1897) レビュー一覧 9ページ目

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商品ユーザーレビュー

5945件
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  • 最近では健康状態が思わしくなく、ファンをやきもきさ...

    投稿日:2010/09/05

    最近では健康状態が思わしくなく、ファンをやきもきさせている小澤による待望の新録音であるが、70歳を超えた指揮者ならではの完熟の名演と高く評価したい。メインのブラームスの前に、ラヴェルの小曲が2曲おさめられているが、フランス音楽は小澤が若い時代から得意としていただけに、ここでも至高の名演を成し遂げている。道化師の朝の歌は、とても健康状態が思わしくない70歳の指揮者とは思えないリズミカルな進行と、随所に感じられるフランス風のエスプリが満載の非のうちどころのない名演であるし、シェラザードも、同曲のもつ繊細な味わいがこの上もなく透徹して表現されている。グラハムのメゾソプラノの独唱との相性も抜群だ。ブラームスの第2は、いわゆる純音楽的な名演だ。小澤のドイツ音楽については、特に大御所とも称される音楽評論家には、薄味であるとか浅薄などとして著しく評判が悪いが、本盤の演奏に関しては、浅薄さは皆無。個性的と言える箇所は皆無ではあるが、その分、ブラームスの音楽を心行くまで深い呼吸で味わうことができる点を高く評価したい。そして、更に評価したいのは、SACDのシングルレイヤーによる超高音質録音だ。ユニバーサルが、SACDの発売を再開したのは、本年度最高のニュースであるが、これまで発売されたSACDは、いずれも既にSACDとして発売された再発売ものに限られていた。本盤は、ユニバーサルにとっても、久々のSACDの新録音ということになるが、それだけに、鮮明さ、ダイナミックレンジの広さなど、どれをとっても、最高水準の録音に仕上がっている。

    つよしくん さん |40代

    9
  • カラヤンの脂乗った時代の名盤、CD SACDは持って...

    投稿日:2010/05/23

    カラヤンの脂乗った時代の名盤、CD SACDは持っているが今回SHM仕様の発売しかし高額だ3500円が妥当では?

    ラーメン食い過ぎ さん

    9
  • ああ、本当に美しいアルバムだ。ありがとうグールド。...

    投稿日:2010/05/19

    ああ、本当に美しいアルバムだ。ありがとうグールド。クラシックを聴いていて本当に良かった!

    ぽんた さん

    9
  • 全集として出色。これまで私は全集としては、ケンペ・...

    投稿日:2010/05/08

    全集として出色。これまで私は全集としては、ケンペ・ミュンヘンPOが最高と思っていたが、録音がいい分だけこちらが上か。ブラームスの音楽の持つくすんだ音色の美学と内燃する情熱が、過不足なく表現されている。ブラームスはあつい(熱い・厚い・篤い)音楽だが、燃えすぎるとそっぽを向くような性格がある。盛り上がらないのは物足りないが、ベートーベンやマーラーで時にバーンスタインが聞かせる灼熱地獄のような演奏は願い下げにしたい。こういう性格が、ケンペとかクレンペラーにはぴったりなのだが、この演奏もその系列と思う。 もう一つ、協奏曲が本当に素晴らしい。私は1番のP協は正直言って苦手で、CDもほとんど持っていないが、この全集のオピッツの演奏はしっとりとしていて、全く抵抗がなく聞き通した。2番も同系列でもちろん素晴らしい。Vn協もいいが、さすがにベストとは言い難いかな。何せライバル番が目白押しの名曲だから。 SymNo2、Vn協がそれぞれ2枚にまたがっているが、LPの時代に「英雄」の第2楽章や第9の3楽章を途中で裏返して聞いていた私のような世代には何でもない。文句なく5つ星。

    シロクン さん

    9
  • 買いそびれて廃盤でしたのでSACDによる再発は嬉しいの...

    投稿日:2010/04/10

    買いそびれて廃盤でしたのでSACDによる再発は嬉しいのですが、この高価格はナゼゆえに? もっと情報が知りたいです。

    ぴゅうたん さん |40代

    9
  • ムターの約30年ぶりの再録音である。前回は、ワイセ...

    投稿日:2010/03/29

    ムターの約30年ぶりの再録音である。前回は、ワイセンベルクと組んだ録音であったが、今回は、ベートーヴェンやモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集の録音でも息のあった名コンビぶりを発揮しているオーキスとの組み合わせである。ライナー・ノーツによると、ブラームスのヴァイオリン・ソナタについては、オーキスともども20年に渡って演奏をしつつ研究を重ねてきたとのことであるが、その意味では、今般の録音は、20年もの長きに渡った両者による研鑽の到達点というべきものであると言えよう。そのような点から漲る両者の自信は、第2番と第1番を逆転させるという、収録された曲順のこだわりにも表れている。そして、ムターのヴァイオリンも、前回の録音とは段違いの円熟ぶりを示している。前回の録音では、弱冠20歳という年齢もあって勢いに任せたようなところも見られたが、今回の演奏では、勢いに任せて上滑りしてしまうような箇所はいささかもない。ムターの特徴であるスケール雄大な大らかさは感じられるものの、決して大味になることなく、ブラームスならではの渋みのある抒情も、心を込めた豊かな音楽性を湛えて巧みに表現している。オーキスのピアノも、ムターのヴァイオリンに見事にあわせており、特に、第2番の第2楽章の両者の自由闊達とも言うべき掛け合いは、このコンビの好調ぶりを表す素晴らしさだ。いずれにしても、本盤は、ブラームスのヴァイオリン・ソナタの古今東西の名演の座に加わる資格を十分に有する名演と高く評価したい。

    つよしくん さん |40代

    9
  • ベルリン・フィルは、フルトヴェングラーやカラヤンの...

    投稿日:2009/08/23

    ベルリン・フィルは、フルトヴェングラーやカラヤンの時代にあった重心の低い重厚な音色がアバド時代に影をひそめ、明るく軽い音色に変質しつつあった。そのようなベルリン・フィルを受け継いだラトルも、当初は、独自色を出そうにも空回りすることが多く、軽妙浮薄なベルリン・フィルの音色と相まって浅薄な凡演が目立っていた。シューベルトの第9、ブルックナーの第4、R・シュトラウスの英雄の生涯など凡打の数々・・。しかし、昨年のマーラーの第9あたりから、ベルリン・フィルの重厚な音色が復活し、ラトルも小賢しい技巧に走るのではなく、堂々たる正統派の演奏を行うようになった。今般のブラームスの交響曲全集も、そうしたラトルの新しい演奏スタイルに沿った演奏であり、一言で言えば、ベルリン・フィルの重厚かつ重量感溢れる演奏をベースにした、ドイツ音楽の伝統に根ざした堂々たる正統派の名演ということになろう。もちろん、各楽章の描き分けも見事で、ブラームスならではの枯れた抒情の描出にも抜かりはない。第4の第2楽章のように、いささか表現過多な箇所も見られるが、ラトルはまだ50代。前途洋洋たる更なる将来性に期待したい。

    つよしくん さん |40代

    9
  • 音質はあまりいいとは言えないが、演奏は名演の前に「...

    投稿日:2009/05/20

    音質はあまりいいとは言えないが、演奏は名演の前に「超」をいくつか付してもいいくらいの超絶的な大名演だ。カラヤンのブラームスの第1には他にも数々の名演があるが、その中でもこの演奏はダントツだと思う。とても死の1年前の指揮者によるものとは言えない、情熱的で熱い演奏が繰り広げられている。やはり、カラヤンはライブの人だったのだ。シェーンベルクの浄夜も重厚な美音の洪水。このような重厚な演奏は、現在のベルリンフィルからはもはや聞けないものだ。

    つよしくん さん |40代

    9
  • これは文句なしに世界一とちゃいますか?特に4番はこ...

    投稿日:2009/01/26

    これは文句なしに世界一とちゃいますか?特に4番はこれ以上の演奏を誰か聴かせてほしいくらいや。セルも良かったし、ジュリーニも良かったけど、やはりバルビおじさんには勝てまへんわ。チェリも結構ええけど、やっぱりバルビおじさんですわ。こんな癒される4番はホンマにありまへんでェ・・・。文句なしに「最高」ですわ。1番もあのいやになるぐらいの遅さがたまりまへん。2.3は言うに及びまへん。だまされたと思うていっぺん聴いてんか!

    mid&massa さん

    9
  • レーゼルのピアノでブラームスのピアノ作品に最初に触...

    投稿日:2008/09/01

    レーゼルのピアノでブラームスのピアノ作品に最初に触れて、本当に幸せでした。演奏者の自己耽溺を排し、作品のスコアにひたすら忠実に再現すると、こんなにも清潔にブラームスの和声が聴こえ、情熱が立ち上がってくるのか…と圧倒されました。その後はルプーでもバックハウスでも、もちろんグールドでも、こんな深い体験はできませんでした。いつも弾き手の描こうとするイメージばかりが押し付けられ、むさくるしい吐息ばかり浴びせられるようで、なるほどブラームス作品が一般には広く聴かれないのが分かります。

    ジンジャーエール さん

    9

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ありがとうございました

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