ブラームス(1833-1897)
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ブラームス(1833-1897) レビュー一覧 8ページ目

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商品ユーザーレビュー

5941件
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  • タイムセール1500円以下で購入しました。70年代...

    投稿日:2012/01/08

    タイムセール1500円以下で購入しました。70年代のカラヤン・ベルリンフィルですから、好みのわかれるところでしょう。カラヤン黄金期、機能美、精神性云々といわれるところですが、私はカラヤンサウンドと思って楽しんでおります。カラヤン臭さが嫌な方なら80年代盤の方がまだ良いでしょう。カラヤン・ファンには、これぞカラヤン、たまらないブラームスです。通の方には物足らないと思いますが、ビギナーにはお勧めです。精神性など言われたら、クラシックは楽しめません。

    TKOクラシック さん

    9
  • 本盤にはベーム&ウィーン・フィルによるブラームスの...

    投稿日:2011/12/17

    本盤にはベーム&ウィーン・フィルによるブラームスの交響曲全集がおさめられている。ベームは、本演奏以外にもブラームスの交響曲を単独でウィーン・フィルのほかベルリン・フィルやバイエルン放送交響楽団などと録音しており、全集という纏まった形でのスタジオ録音としては、本全集が唯一のものと言えるところだ。本全集におさめられた楽曲のうち、第1番についてはベルリン・フィルとの演奏(1959年)に一歩譲ると言えるが、その他の楽曲については、ベームによる最高の名演と言っても過言ではあるまい。本全集を聴いていて思うのは、ベームの芸風とブラームスの楽曲は抜群の相性を誇っているということである。ベームは、本全集のほかにも、前述の第1番の1959年の演奏や、バックハウスと組んでスタジオ録音したピアノ協奏曲第2番の演奏(1967年)など、圧倒的な名演の数々を遺しているのは、ベームとブラームスの相性の良さに起因すると考えられるところだ。ベームの本盤の各楽曲の演奏におけるアプローチは、例によって重厚でシンフォニックなものだ。全体の造型はきわめて堅固であるが、スケールも雄渾の極みであり、テンポは全体として非常にゆったりとしたものである。そして、ベームは、各楽器セクションを力の限り最強奏させているが、その引き締まった隙間風の吹かない分厚い響きには強靭さが漲っており、濃厚さの極みと言うべき内容豊かな音楽を展開している。かかる充実した隙間風の吹かない重厚な響きをベースとした質実剛健たる演奏が、ブラームスの各楽曲の性格と見事に符号すると言えるのではないだろうか。演奏は、1975〜1977年のスタジオ録音であり、この当時のベームによる一部の演奏には、持ち味であった躍動感溢れるリズムに硬直化が見られるなど、音楽の滔々とした淀みない流れが阻害されるケースも散見されるようになるのであるが、本演奏には、そうした最晩年のベームが陥ったリズムの硬直化がいささかも見られず、音楽が滔々と淀みなく流れていくのも素晴らしい。また、各曲の緩徐楽章や、第2番及び第4番の緩徐箇所における各旋律の端々から漂ってくる幾分憂いに満ちた奥深い情感には抗し難い魅力に満ち溢れており、これはベームが最晩年になって漸く到達し得た至高・至純の清澄な境地をあらわしていると言えるのかもしれない。併録のハイドンの主題による変奏曲における、各変奏曲の描き分けの巧みさは老巨匠ならではの圧巻の至芸と言えるところであり、アルト・ラプソディにおいては、クリスタ・ルートヴィヒやウィーン楽友協会合唱団による渾身の名唱も相まって、スケール雄大な圧倒的な名演に仕上がっていると評価したい。そして、特筆すべきは、ウィーン・フィルによる美しさの極みとも言うべき名演奏である。とりわけ、第1番第2楽章におけるゲアハルト・ヘッツェルによる甘美なヴァイオリン・ソロのあまりの美しさには身も心も蕩けてしまいそうだ。いずれにしても、かかるウィーン・フィルによる美演が、ベームの重厚でシンフォニック、そして剛毅とも言える演奏に適度な潤いと深みを与えているのを忘れてはならない。音質は、1975〜1977年のスタジオ録音であるが、従来CD盤でも十分に満足できるものであった。本全集のうち、第3番及び第4番については既にSHM−CD化されていたが、今般、全集及び悲劇的序曲、ハイドンの主題による変奏曲、アルト・ラプソディの3曲がSHM−CD化されるに及んで、従来CD盤よりも若干ではあるが、音質が鮮明になるとともに音場が幅広くなったと言えるところだ。もっとも、ボックスとしてはあまりにも貧相な作りであり、安っぽい紙に包まれたCDの取り出しにくさについても大いに問題があるなど、必ずしも価格(5000円)に見合った作りにはなっていないことを指摘しておきたい。ベーム没後30年を祈念したCDとしてはいささか残念と言わざるを得ないところだ。せっかく発売するのであれば、SHM−CDと言った中途半端な高音質化ではなく、より豪華な装丁にした上で、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤で発売して欲しかったという聴き手は私だけではあるまい。

    つよしくん さん |40代

    9
  • 本盤におさめられたブラームスの交響曲全集は、カラヤ...

    投稿日:2011/09/04

    本盤におさめられたブラームスの交響曲全集は、カラヤン&ベルリン・フィルによる3度目の、そして最後のスタジオ録音である。それだけでなく、数多くの様々な作曲家に係る交響曲全集のスタジオ録音を行ってきた、史上最高のレコーディング・アーティストであるカラヤンによる最後の交響曲全集にも相当する。3度にわたるカラヤン&ベルリン・フィルによるブラームスの交響曲全集の中でも、最もカラヤンの個性が発揮されているのは、1977〜1978年に録音された2度目の全集であると考えられる。というのも、この当時はカラヤン&ベルリン・フィルの全盛期であったと言えるからだ。分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていたと言える。カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。当該2度目の全集においても、かかる圧倒的な音のドラマは健在であり、どこをとってもいわゆるカラヤンサウンドに覆い尽くされた圧巻の名演に仕上がっていたと言える。これに対して、本盤の3度目の全集においては、カラヤンの統率力の衰えは隠しようもないと言える。1982年に勃発したザビーネ・マイヤー事件によって、カラヤンとベルリン・フィルの間には修復不可能な亀裂が入るとともに、カラヤン自身の著しい健康悪化も加わって、カラヤン&ベルリン・フィルによる演奏に、1970年代以前のような輝きが失われるようになったからだ。したがって、いわゆるカラヤンの個性が全開であるとか、はたまたカラヤン&ベルリン・フィルによる圧倒的な音のドラマの構築と言った観点からすれば、第1番などには全盛期の豪演の片鱗が感じられなくもないが、前述の1977〜1978年の2度目の全集と比較するといささか劣っていると言わざるを得ない。しかしながら、本演奏には、死の1〜3年前の演奏ということもあって、枯淡の境地を感じさせるような独特の味わいがあると言えるところであり、このような演奏の奥行きのある味わい深さと言った点においては、カラヤンによるこれまでのいかなる演奏をも凌駕していると言えるだろう。このような奥行きのある味わい深さは、カラヤンが最晩年に至って漸く到達し得た至高・至純の境地であったと言えるのかもしれない。音質は、従来盤でも十分に満足できるものであると言えるが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤がより良好な音質であった。もっとも、カラヤンによる最晩年の至高の名演でもあり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

    つよしくん さん |40代

    9
  • ブラームス第1を初めて聴いたのがチェリビダッケだっ...

    投稿日:2011/04/13

    ブラームス第1を初めて聴いたのがチェリビダッケだったためか、その後、数枚を経ても作品自体の印象をとらえることが難しかったのですが、この小澤さんの盤でやっと一定の基準となる演奏に出会った感じがしています。 個人的には、この演奏は「この作品はこのような音で聴きたい」と思っている内容で、大変満足しています。 内容自体には満点★を付けます。満足しているものにそれ以上の感想は無いのですが、発売後、大して時間もおかずにSACDやSHM-CDなどのラインナップを増やす販売法には疑問があるので、★は1つ減らしました。それなら通常のCD版は初めからSHM-CDで発売すればいいですね。

    pf さん

    9
  • アナログレコード時代にベーム&ウィーン・フィルによ...

    投稿日:2011/02/23

    アナログレコード時代にベーム&ウィーン・フィルによるこのブラームスのP協2を初めて聞いて以来約40年の間、これを超える演奏に巡り合っていません。個人的には超然と聳える世界遺産級の演奏と思います。

    テリーヌ さん

    9
  • シモーネ・ヤングは、今や女流指揮者のフロントランナ...

    投稿日:2010/11/06

    シモーネ・ヤングは、今や女流指揮者のフロントランナーのような存在である。既に、ブルックナーの交響曲の名演によって、広く知られているところであるが、ついに、ブルックナーと同時代の大作曲家、ブラームスの交響曲録音を開始した。本盤は、3年前の録音であるが、素晴らしい名演と高く評価したい。冒頭、男性指揮者顔負けの重量感溢れる堂々たる進軍で開始する。主部に入っても、テンポはゆったりとしたもので、微動だにしない風格に満ち溢れている。繰り返しも行われているが、いささかも冗長さを感じさせないのは、シモーネ・ヤングの自信と確信に満ち溢れた堂々たる指揮によるところが大きい。第2楽章の抒情豊かさは、女流指揮者ならではの情感溢れるもので、ブラームス特有の枯淡の境地を表現できるのは、シモーネ・ヤングの表現力の幅の広さの証左と言える。第3楽章は、普通の出来だと思うが、感動的なのは終楽章。第1楽章と同様に、ゆったりとした微動だにしないインテンポで、楽曲を進めていく。そして、終結部のファンファーレで、誰よりも極端にテンポを落とし、若干のゲネラルパウゼを挟むが、ここははじめて耳にするような新鮮さであり、シモーネ・ヤングの抜群のセンスの良さを感じさせる。SACDマルチチャンネルによる高音質録音も素晴らしいものであり、本盤の価値を高めることに大きく貢献している。

    つよしくん さん |40代

    9
  • BLU-SPECだとかHQCDだとかいうだけで、全部が良質だと...

    投稿日:2010/10/04

    BLU-SPECだとかHQCDだとかいうだけで、全部が良質だと思う勿れ。リマスターが新しければ何でもかんでも音質が向上していると思い込み、その都度再発盤を買い直すファンがいるが、要はメーカーの策略に躍らされているのだ。筆者は色々聴き比べさせて頂いたが、結論からいえば、SKDの持ち味を最もよく伝えているのは、国内盤の何れでもなく、このRCA輸入盤だ!試しに第1交響曲で比較しよう。国内盤はスクラッチノイズもなく、確かに力強いが、総ての音が逞しくなった代償として、音がダマになってしまっている。特に、ゾンダーマンのティンパニ。名前の通り特別な男であった彼のアグレッシブなティンパニが、国内盤では他の楽器に埋没して篭って聴こえてしまうのだ。しかし当盤ではオケの上に君臨する如く、あるいは地響きのようによく鳴るのである。これは《悲劇的序曲》や第4番第3楽章でもよく分かる。弦楽器の質感も輸入盤の方が丸みを帯びている。中音域の情報量が豊富なのだ。余韻の豊かさも、国内盤ではかなり剥奪されている。原盤はオイロディスクだが、エンジニアにはシュトリェーベン氏の名前がクレジットされていることから、シャルプラッテンとの共同作業だと分かる。しかも会場が聖ルカ教会ならば、もっと豊かな余韻や抜けのよさが得られるはずなのだ。そこへいくと当盤は、オン気味の録音ながら残響も程よく、殊に第3番第3楽章におけるペーター・ダムのソロおよびオーボエの旋律や、第2番第3楽章でのピチカートなど、味わい深く響いている。位相について逆ではないかとの指摘があるが、これは誤り。確かにVnが右から鳴るときもあるが、2ndVnのみ。つまり対向配置の音響で、1stVnは勿論左側から鳴っている。値段も手頃であり、燻し銀の風格溢れるブラームスの決定盤として、高く評価したい。

    遊悠音詩人 さん

    9
  • 1枚100円でこの内容。一度は聞いてみたい往年の名...

    投稿日:2010/10/02

    1枚100円でこの内容。一度は聞いてみたい往年の名演奏がてんこ盛りだ。何よりすばらしいのは、たとえ録音が古くても、収録に一切の手抜きをしていないこと。とにかく立派。だから、クナの交響曲3番でのモンスター的フォルテッシモでも、重厚なドイツ・レクイエムでの合唱でも音割れは皆無。とても聞きやすいモノラル録音の復刻。メニューヒンによるバイオリン協奏曲(ケンペ/BPO)の1枚はステレオ録音。これがまた熱演で、録音も良好。聞きほれてしまう。交響曲を含めて10枚では室内楽は限られてしまうが、それでも興味をそそられるソリストの曲が選ばれていて、その演奏水準も高い。この企画力はなかなかのものだ。安価でもあるし、ブラームス音楽の愛好者には安心して一聴をお薦めできる。

    雲谷斎 さん |60代

    9
  • 知名度の割に録音の少ない指揮者としては最右翼かもし...

    投稿日:2010/09/06

    知名度の割に録音の少ない指揮者としては最右翼かもしれない。65〜69年のベートーヴェンの全集が、あまりにも著名だが、それとてほとんどが唯一の録音。ブラームスも十八番だったはずなのに、残されている録音は多くない。この4曲は、NDRSOとのライブをNDR放送が収めていたもので、所謂、「放送用録音」。4番以外は極めて締まった演奏で、1番の灼熱感は筆舌に尽くせないほどだ。しかし4番は、若干荒れた演奏で、オケのコンディションもあまりよくないようだ。冒頭の主旋律も一音一音クレッシェンドするような、膨らむような響きで、あるいはアインザッツの揃いが悪く、イッセルシュテットの棒によるコントロールが万全でないのかもしれない。ただ、どこか命を惜しむような、足取りを確かめながら進むような雰囲気が、曲想とよく合い、不思議な「名演」となっているような気がする。いずれにせよ、1番を聴いて受ける深々と感銘だけでも「最高の交響曲全集」と言っても過言でもないほどで、本当に買えてよかった。

    蓮華人 さん

    9
  • 最近では健康状態が思わしくなく、ファンをやきもきさ...

    投稿日:2010/09/05

    最近では健康状態が思わしくなく、ファンをやきもきさせている小澤による待望の新録音であるが、70歳を超えた指揮者ならではの完熟の名演と高く評価したい。メインのブラームスの前に、ラヴェルの小曲が2曲おさめられているが、フランス音楽は小澤が若い時代から得意としていただけに、ここでも至高の名演を成し遂げている。道化師の朝の歌は、とても健康状態が思わしくない70歳の指揮者とは思えないリズミカルな進行と、随所に感じられるフランス風のエスプリが満載の非のうちどころのない名演であるし、シェラザードも、同曲のもつ繊細な味わいがこの上もなく透徹して表現されている。グラハムのメゾソプラノの独唱との相性も抜群だ。ブラームスの第2は、いわゆる純音楽的な名演だ。小澤のドイツ音楽については、特に大御所とも称される音楽評論家には、薄味であるとか浅薄などとして著しく評判が悪いが、本盤の演奏に関しては、浅薄さは皆無。個性的と言える箇所は皆無ではあるが、その分、ブラームスの音楽を心行くまで深い呼吸で味わうことができる点を高く評価したい。そして、更に評価したいのは、SACDのシングルレイヤーによる超高音質録音だ。ユニバーサルが、SACDの発売を再開したのは、本年度最高のニュースであるが、これまで発売されたSACDは、いずれも既にSACDとして発売された再発売ものに限られていた。本盤は、ユニバーサルにとっても、久々のSACDの新録音ということになるが、それだけに、鮮明さ、ダイナミックレンジの広さなど、どれをとっても、最高水準の録音に仕上がっている。

    つよしくん さん |40代

    9

既に投票済みです

ありがとうございました

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