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ぼん さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/29

    この録音にこれだけの情報量が入っていたとは!オーマンディ二回目の来日公演直前にフィラデルフィアで録音された言うこと無しの超名演が、まるで修復に成功した壁画のように鮮やかに復活です。膨大な情報量をもった雄大な弦合奏が、まるで風圧をともなったように舞台から客席へとせり出してくるような圧倒的なそれは、かつて実演で聴いた同コンビの演奏をおもわず思い出してしまいました。また以前気になっていた最強音での歪みもかなり修正されています。オーマンディが二十世紀を代表する大指揮者のひとりであることを再認識させられるCDの登場です。

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     2010/03/28

    ベルリンの第九と同じ年のライヴ。演奏はその第九にも匹敵する壮絶な演奏。特に終楽章のフーガはまるでベートーヴェンの大フーガを体当たりで指揮しているかのようで、このためフルトヴェングラーとブルックナーとベートーヴェンが一直線で結ばれたかのような感すらここにはある。これを異色だとか異端だとかといって排撃するのは簡単だが、これほど強靱な集中力と圧倒的な力感をともなったブルックナーはそうはない。とてつもなく凄まじい演奏だ。

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     2010/03/05

    サントラとは違い、曲間の平野さんや茅原さんの演技?や神前さんの親しみやすい解説、さらには白石さんと松元さんの緊張感満点のMC等まできっちり収録したDVD。当日行けなかった方にもかなりこの公演を追体験できる内容となっています。特典映像は各人のリハーサルや舞台裏の表情などを収録。特に緊張の極みで当日を迎えた白石さんの舞台裏での悲喜交々は必見…というよりちょっと同情。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/24

    この大曲をこれほど見事に隙無く、そして高い集中度と巨大なスケールで聴かせる演奏はそうはない。マーラー生誕100年の年に演奏された、ある意味空前絶後的な超弩級の白熱的超名演。とても二ヶ月後に亡くなる指揮者による演奏とは思えない。あまりにも凄い!圧巻です。

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     2010/02/20

    旧式のホールのせいかやや音質が乾き気味だがオーケストラの音は質量ともによくとれている。そのオーケストラは約80人の編成という本格的クラシックコンサートとほぼ同様の編成。歌は平野さんが三曲と茅原さんが一曲。そのヴォーカルはホールの残響ごとまるごと収録されたためやや音質がオフ気味だけど、そのため平野さんと茅原さんオーケストラをバックにしたときのオーケストラとの呼吸のやりとりのようなものが調所に聴かれるのが面白い。アレンジは絢爛豪華でかなりカッコイイし、詩的な美しさも随所にある。また当日は観客のマナーが素晴らしかったおかげで、ライヴにつきものの会場ノイズはかなり少なく、自分は最後までまったく気にならなかった。当日のアンコールを含め全15曲完全収録。当日のMCはすべて割愛。拍手も最後の曲の後に収録されているのみで、曲間の拍手もMC同様すべてカットされている。「消失」でサティを弾かれていた本田さんが、ここでも一曲のみだが美しいソロを弾かれている。指揮はこれもまた「消失」のオーケストラパートを指揮されていたチュウさん。

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     2010/02/14

    幻想交響曲に関してはボストンとのそれの方が好みだけど、ここまで熱い演奏だと、やはりこれはこれで素晴らしいとしかいいようがないだろう。ちょっと1974年にマゼールとクリーヴランドがNHKホールで演奏した同曲のそれを思い出してしまった。オケのアンサンブルとしては前月に収録されたスタジオ録音より冴えないけど、オケの気持ち的な強いまとまり感はこちらの方がある。スタジオ盤とこのライヴ盤を続けて聴くと、ミュンシュのこの曲に対する考え方が立体的に感じられるようでなかなか面白かった。どちらも最晩年のミュンシュを聴く上で欠かせない録音であると、あらためて感じられた。あとこの演奏会時にもう一曲演奏されたはずだが、それは発売されないのだろうか。

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     2010/02/13

    最晩年のフルトヴェングラーにみられる、清澄かつ巨大な解説的演奏が、ライブのもつ熱さを含んで展開された、大地鳴動するような49年のライヴに比べると、泰然自若ともいえるような演奏となっています。かつて自分から動くことによりブルックナーに接近していったフルトヴェングラーは、この頃は自ら動くことを極力避け、ブルックナーの言葉に強く耳を傾け、ブルックナーの方から自らに接近してくるのをじっくり待つような姿勢になっていたようです。それにしてもこの演奏の持つ情報量と密度の濃さは尋常ではないくらい凄い。これもまた同曲屈指の名演とよぶべきでしょう

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/13

    ここでのフルトヴェングラーのブルックナーは、ブルックナーのもつ没我の熱狂のようなものと、これ以上ないくらい強く熱い信仰心を、危険なくらいブルックナーに接近することによって描こうとしたかのように感じられ。彼のベートーヴェンやブラームス以上に、ときおり激しく狂熱的に感じられるのは、そういう部分が大きく働きかけているのかもしれない。これほどブルックナーを生々しく、そして激しく深く抉り込み、その巨大かつ熱く、素朴かつある意味複雑な魂を描き尽くそうとした演奏は他にはない。凄い演奏だ。

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     2010/02/11

    この年はベートーヴェン没後150年ということで、来日オケのいくつかがベートーヴェンプロを披露していきました。このベームの公演もそのひとつだったのですが、その感銘の大きさは中でもかなり強烈なものがありました。特に第五。とにかくその指揮姿というか気持ちの入り方が、まさに全身全霊という表現そのものでした。こういうすべての人々を巻き込むような熱い演奏に立ち会えた幸運を、このDVDをみてあらためて痛感しました。ベームの最後の来日公演から今年(2010)ではや三十年。早いものです。

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     2010/02/11

    シュナイトとシュナイトバッハによる同団最終公演。だがそこには告別的な感傷さは微塵もない、じつに晴朗かつ清澄にして大きな世界が広がっていた。それはまるでこの演奏にたずさわった全ての方々を祝福でもしているかのようですらある。技術云々で片付けることのできない、これはシュナイトとその合唱団がどこまで「音楽」をされていたかを高らかに記した、記念的演奏の貴重な記録である。

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     2010/02/11

    ベーム、オーマンディ、ムラヴィンスキー、カラヤン、ショルティ、そしてクライバーといった指揮者が1979-1981にかけて次々と来日しましたが、この公演はそんな中でもかなりの話題をもってむかえられた公演となっていました。今こうやってこの公演のDVDをみると、当時この公演をいかに多くの方々が期待していたか、そして指揮者もオーケストラもそれに充分応えた演奏を展開していたことを再確認することができました。ただそれだけにチェリビダッケの来日がこの後6年も途絶えたのがなんとも残念。このDVDを見ていてそのこともまた再度思い出してしまいました。

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     2010/01/29

    明るく愉しく激しく、とにかく活気と熱気に充ちた素晴らしいハイドン。しかもまるでオペラを聴いているような劇的な音楽が、適度な量感と質感をもった緊張感と開放感の中で見事に展開されている。同曲最高の演奏のひとつ。できればブルックナーのミサの1番あたりも録音してほしいところ。

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     2010/01/17

    ボールトの代表盤のひとつ。特に第三楽章は圧巻。トリオにおける端正なスタイルを守りながら、押しては返しながらスケールの大きな音楽を展開するその素晴らしさはあまりにも見事。

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     2010/01/15

    テンポがとてつもなく遅い以外は案外シンプルな演奏。それだけにこのテンポ設定がなんともユニーク。特に最初の二つの楽章は、ブルックナーがもしこの交響曲の第二楽章終了後絶筆していたらこういう演奏が主流になったかも、とも思わせる演奏。

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     2009/09/28

    いい演奏。ほんとうにいい演奏です。今回のアルバムを聴いてあらためてそう思いました。この演奏を実際に聴いた人にはもちろん、そうでない人にもこれはかけがえのない「アルバム」となることでしょう。

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