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saitaman さんのレビュー一覧 

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     2021/02/13

    このCDは当たりだった。器楽と電子楽器の融合による2作品が収められている。1っ曲目のReponsは1982年の最初の版が17分、第2版が35分、1984年の第3版が45分となっているが、この録音は1984年の第3版に基づいており、しかしそれと全く同じではなく42分の長さなっている。器楽と電子楽器のコンビネーションによるテーマを突き詰めたような極めて密度の濃い作品に仕上がっている。アンサンブルの集中度も高い。2曲目は男女の影の対話をテーマにした作品で、クラリネットのソロが素晴らしい。どちらもSix loud-speakerを採用しており、通常の2Wayのオーディオでもホールと同じ効果が出るように専用のソフトウェアを持ちて編集してあるそうで、非常に鮮明かつ立体感のあるサウンドになっている。

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     2021/02/07

    面白い曲集である。古典風であったり、ストラビンスキー風であったり、ショスタコービッチ風であったりと、室内音楽という枠組みの中でいろいろな可能性が試されている。アンサンブルだけでなく様々なソロパートの出番も多く、表情が多彩であるため、技術だけでなく高い表現力が求められる。名手ぞろいのベルリンフィルは、さすが、の一言である。録音も良い。

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     2021/01/17

    スヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団は、個人的にかつてサントリーホールと東京芸術劇場でそれぞれ足を運んで聴いている。どちらもLiveなのに素晴らしい完成度で、指揮者の統率力と熱量が生み出すオーケストラの一体感が素晴らしく、さらに骨太で力強くぶ厚く、ロシア音楽はこうやるんだという自信と説得力にあふれている演奏だったので、今でもよく覚えている。ただ、このコンビは、録音に関しては、数はたくさん残しているものの、旧ソ連の録音技術が西側に比べて遅れ気味であったために音質の面で同じ時代の西側の演奏家に比べて多少損をしているように思われる。その点で、デジタル録音が完全に安定期に入った1995年に行われたこのセッション録音は非常に鮮明かつしっかりしたものになっており、とても安心して聴ける。スタジオ録音だしあくまでも録音だからLiveと同じということではないものの、これぞスヴェトラーノフ&ロシア国立交響楽団のスタイルと特徴がきっちり残されている。非常に良かった。

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     2021/01/10

    ミシェル・ベロフは若いころに旧EMIで素晴らしいドビッシーの演奏を録音し、有名になった。これはDEONで行った2回目の録音である。デジタル録音で音質がとても良い。演奏そのものはEMIのときの録音のようなみずみずしさはそれほど感じないが、その分、スペシャリストとしての解釈の落ち着きは増している。

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     2020/12/13

    ルービンシュタインに激賞され、ドラクロアの描いたショパンの顔に似ているとされ、しかし51歳であっさり引退してしまったデュシャーブルのショパンの演奏を集めたBOX。ポーランドやロシア系の奏者とは違う、フランスらしいある種のエスプリ的な感じはある。Scherzos、Etsudesの後半の流れ、ソナタの第3番、ピアノ協奏曲の第1番などは非常に良い演奏である。かなりお安くてお買い得。Nocturnsが少ししかないのが残念。

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     2020/12/12

    バレンボイムによるブルックナーの交響曲の2回目の全集。全曲がベルリンフィルとのライブ録音である。交響曲第2番は1997年のこの時点の最新改訂版を使っている。ライブなので多少の傷はあるしバレンボイムの唸り声がよく入っていたりするが、生演奏ならではの熱気もある。全体的に、歯切れよく、明快で、見通しの良い演奏となっている。全曲が天下のベルリンフィルだし、良い演奏ではあるのだが、個人的には、大河のようにゆったりと包み込まれるような安定感とスケール感というところでもうひとつしっくりこないところがある。

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     2020/11/29

    ラローチャの若き日の録音をまとめたもの。かなり昔の録音なのでステレオ録音でリマスタリングもされているとはいえ特に1960年代前半のものは音質的にそれほどよくはないが、地元スペインの数々の名曲を次々弾きこなした特徴的なBOXになっており、こうやってまとめた形になったのは意味深い。デビュー録音のときには妊娠していて産婆つきだったそうで、そのときにお腹の中にいたという女性が短いが印象的なエピソードをいくつかブックレットで紹介している。

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     2020/11/08

    ABQは間違いなくクラシック音楽におけるこの分野の歴史を作った弦楽四重奏団である。これはその一通りの録音をすべてまとめたもので、貴重な録音遺産といえるBOXである。さすがに、これだけ枚数が多く、しかも同じ曲の新旧録音や同じ演奏のCDとDVDが集まっているので、もともと持っていて聴いているものもかなり多いこともあり、続けて聴くととても大変だったが、それはある意味うれしい悲鳴であって、ABQについてはこのBOXだけとりあえず手元に残しておけばいいので、非常に嬉しい。ジャケットもオリジナル仕様で、コンパクトに詰めてあってありがたい。個人的にかつてABQのコンサートに2回足を運んでおり、ライブでも極めて正確かつ芳醇な演奏をするので非常に感銘を受けたが、このBOXにはD62のCDに加えてDVDが8枚ついており、実際の演奏の様子も見られる点も良い。

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     2020/09/25

    信じがたい高コストパフォーマンスのセットである。EMI音源による名手たちのフォーレの録音をまとめたもの。フォーレは美しい旋律の曲をいくつも書いているが、この1セットだけでフォーレの主要作品をひと通り網羅できる上に、演奏家もフォーレを得意とするフランス語圏の一流奏者たちが中心であり、かつステレオ録音が安定期に入ってからのものばかりなので音も悪くない。コラールやデュメイはかつてEMIの廉価版CDを買ったが、それより音質はよくなっている。おススメ。

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     2020/09/20

    ドイツ・レクイエムが素晴らしい。シュワルツコフとフィッシャーディスカウの2人を擁し、貫禄の名演。交響曲の中では4番が良い。リマスタリングで音質はかなり良くなっているものの古い録音だしオーケストラもそれほど凄いというわけでは無いが、過剰な情緒的な表現は避け、正攻法で演じきるクレンペラーは流石である。

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     2020/08/10

    フランスの近代作曲家ジョリヴェの多彩なフルート作品を集めたCDの第2集。2018年の録音で音質は鮮明。神戸国際フルートコンクールで優勝したばかりの女性奏者が所属するオーケストラのサポートを受けて2つの協奏曲をはじめ息の合った生きのいい演奏を聞かせる。録音機会がそれほど多くない作品が多く、これだけまとまってアルバムになっていることがまず貴重。お値段もNAXOS価格。フランスの近代音楽が好きな人にとっては一聴の価値がある。

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     2020/06/28

    フランスの20世紀の作曲家ジョリヴェは、30年間でフルートの作品を合計20くらい作っている。このアルバムは、エレーヌ・ブレグという女性が神戸フルートコンクールで優勝した直後に録音したもの。無伴奏とピアノ伴奏つきのフルート及びアルトフルートの作品で構成されている。現代曲らしい中にジャズや東洋風のリズムも顔を出す多彩な作品が、みずみずしい演奏で披露されており、地味ながら特徴的なアルバムに仕上がっている。2017年12月の録音で、音質も良好。

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     2020/06/14

    フランス語圏の6人の個性的な音楽家達によって録音されたドビュッシーの室内楽曲集。演奏は上質で手堅い。多少残響が強めな感じはあるが、2017年発売のデジタル録音で音質も極めて良好。

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     2020/06/06

    チッコリーニ流のドビッシー。表情が豊かで、饒舌で、変化があり、飽きさせない。ピアニストの個性がよく出ている。ドビッシーのピアノ演奏のスタンダードあるいはファースト・チョイスとするのは意見が分かれるかもしれないが、セカンド・チョイスとしては最適なアルバムのひとつ。

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     2020/05/30

    ピアノ協奏曲集が素晴らしかったので、こちらもすぐ取り寄せた。ラローチャのモーツァルトは、表情が豊かで、細やかで、何より「歌心」がある。聴いていて思わず口ずさみたくなるような、まるでピアノが歌っているみたいな感じさえする。本当に素晴らしい。

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