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saitaman さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/02/12

    とんがっている。音楽も、演奏も。メシアンの曲ですら保守的に感じるくらい。初めて聴く曲のオンパレード。叩いて音を出し音楽にする可能性を、とことん追求している。メンバーには日本人女性もいて、和太鼓も登場する。聴いていて気分がいいとか、そういうのではないが、ちょっと珍しいものを聴いてみたい、という人にはお勧め。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/29

    もともと手持ちのものと重なっているものもあるが、そのようなものも含めて全て聴いた。CDが52枚もあるのに、ベートーヴェンはゼロ。モーツァルト、シューベルト、シューマンも無い。ブルックナーの交響曲はかろうじて1曲。ブラームスはシェーンベルクの編曲したものだけ。主に収録されているのは、マーラー、シマノフスキー、シベリウス、ストラビンスキー、バルトーク、ドビッシーとラベル、新ウィーン学派、ハイドン、ブリテンやエルガーといったイギリスの作曲家たち。ラトルとバーミンガム市響のボックスである。とにかく、アンサンブルが明快かつ明晰で、すっきりしており、かつスマートだ。あまりにすっきりしすぎて、ところどころ、物足りなさを感じるくらいだ。また、このコンビがだんだん成長していく様子も感じられる。以前、音楽雑誌でラトルが「バーミンガム市響はフレッシュな白ワイン、ベルリン・フィルは重厚な赤ワイン」と言っていたのを読んだ記憶があるが、まさにそんな感じだ。あくまでも全体を通して感じた個人的な感想だが、ベルリン・フィルとの関係はいろいろ言われたものの、そもそも基本的にこの指揮者は、赤ワイン向きの料理より、白ワイン向きの料理の方が得意なシェフなのかもしれないと思った。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/22

    1970年代のカラヤン&BPOのセット。この頃のBPOはまさに帝王カラヤンの楽器である。緻密なアンサンブル。高い技量。重厚で濃厚な響き。こだわりぬいたことがうかがえる完成度。本当に素晴らしい。気に入らない演奏はあっても、ダメな演奏はひとつも無い。クラシック音楽の録音芸術のひとつの頂点がここで極まったことを示す貴重な記録であるとすら思う。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/02

    ピアノ協奏曲『復活』は、後期ロマン主義的で、少々大げさで通俗的で派手な感じの曲。フルートと室内オーケストラのための協奏曲は多彩な表情を持つ。演奏と音質はどちらも素晴らしい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/25

    アバドのDGにおける交響曲の録音を集めたBOXセット。クラシック音楽の王道といえるような曲がそろっている。聴きながら、正直、個々の曲の演奏の好悪はあるかもしれないと思った。全体的には、巨匠然とした演奏というよりも、真面目でアバドらしい独自の美的センスを感じる演奏が多い。カラヤン亡き後の難しい時代にBPOを引き受けて円滑に世代交代を成し遂げたことひとつとっても、この人は地味ながらかなり重要な役割を果たしたといっていい。このボックスは交響曲だけだが、オペラもうまいし、フランスものをはじめとする管弦楽も抜群だった。交響曲の録音だけとっても、このBOXにはない旧録がある。そのうち、全部収めたものが改めて出るだろう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/11

    45年以上前の録音で、若かった頃のアバドの名演。オーケストラと合唱が柔らかに美しく奏でる。ドビッシーの夜想曲はかなり良い。スクリャビンも緻密でつややか。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/11

    ブーレーズはCBS時代にもVARESEの録音を行っているが、若い時よりも丸くなったように聴こえる。ただ、見通しはとてもいい。CSOの演奏は文句なしで、実によく鳴っている。録音も良い。VARESEの音楽に対する好悪はあるだろうが、どれか聴きたいというのであれば、これがイチオシということになるだろう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2016/12/11

    NAXOSにおけるPART作品を録音したCD5枚をまとめたBOXセット。FRATRESや交響曲第3番といった管弦楽とミサ曲などの合唱曲が中心で、研ぎ澄まされた現代的な感覚と祈りのような癒し的な要素のあるPART作品をじっくり味わえる。録音はどれも良好。また、これ以外に「SONIC REBELLION COLLECTION」と銘打ったボーナスCDが1枚ついていて、16人の作曲家による16曲が収められている。PART作品も1曲ある。様々なパターンのミニマリズム作品など、工夫を凝らした作品がまとめて聴けて、これはこれで楽しめた。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/04

    クレーメルがDGとPhilipsで行った協奏曲を中心にした録音をまとめたBOXセットである。バッハやチャイコフスキーやモーツアルトなどじはもちろんいいが、Schnittke, Gkass, Kancheli, Lourieといった幅広い作曲家の作品が取り上げられているのが特徴である。一時話題となったVivaldiの四季のちょっと変わった演奏も含まれている。録音はどれも良好で、観賞には全く問題がない。鬼才と称されることもあるクレーメルの個性がしっかり味わえるセットである。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/11/12

    プレートルは昔、パリ管の来日公演に行って聴いたことがある。このボックスには、プーランク、ミョー、デュティユー近現代のフランスものを中心に、ガーシュウィン、チャイコフスキーダンディ、ボロディン、ドボルザークの新世界、ベルクと、多彩な作品の演奏が収められている。表情豊かで物語性のある演奏が多い。カスティヨンの曲は初めて聴いたが、親しみやすくて掘り出しものだった。ランドスキもこのボックスで初めて聞いたが、交響曲第4番など悪くない。サン=サーンスのオルガン付きは1960年代と90年代の2つの録音があるが、どちらも特徴があって良かった。最後のフランス小品集も悪くない。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/10/23

    アルゲリッチのフィリップスでの録音集。以前、私はリサイタルに足を運んだことがあるが、協奏曲を演奏した後のアンコールではショパンをいくつか弾いてくれた。しかし、それはアンコールだからであって、アルゲリッチは1983年以降ソロのリサイタルはやらなくなった。このボックスの演奏もすべて協奏曲か共演の室内楽である。ラフマニノフの協奏曲は情熱的で非常にいい。オーケストラともよくマッチしている。ただ、ライブで咳払いなどが入っている。これはカットしてほしかった。一方、チャイコフスキーはオーケストラはとてもうまいが、やや指揮者の音楽観と合っていないところがあるかもしれない。打楽器としてのピアノの可能性を追求したようなバルトークはとてもよかった。パーカッションもとてもうまい。マイスキーとの協演も互いの特徴がよく出ている。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/10/22

    リゲティの曲の5枚もののボックス。演奏はデ・レーウとノットのものが多い。音楽芸術の新たな可能性を追求するかのようなリゲティの多彩な作品をまとめて聴くことができ、堪能できた。古くても1995年の録音で、音は問題ない。

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     2016/10/16

    基本的には静かで、神秘的で、控え目でありながら個性的で、洗練されていて、どこかエキゾチックさもある。ケクランらしい曲集。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/10/15

    サクソフォンの作品だけでCD3枚。どうやら、ケクランお気に入りの楽器だったようです。ジャズの影響は見られません。クラシック音楽としてのサックスです。ソナタも悪くありませんが、より自由な形式の作品の方がぴったりな感じがします。2台のサックスや、ピアノやフルートなどとの演奏もあります。プーランクよりは少しおっとりめでしょうか。フランスの近代ものらしい洗練された感じはあり、地味に楽しめます。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/10/15

    ラヴェルのピアノ協奏曲と左手のためのピアノ協奏曲は、数ある名演と比べると、オーケストラがもうひとつだった。ドビッシーは悪くない。フォーレのヴァイオリン・ソナタはバイオリンのアモイヤルがなかなかいいが、アモイヤルはロジェとも録音を出していて、曲全体としてはそちらの方がおススメであるように思う。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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