トップ > My ページ > ゆりぞう さんのレビュー一覧

ゆりぞう さんのレビュー一覧 

検索結果:94件中76件から90件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/12

    これは米盤オリジナルアナログレコードに匹敵するほどの音質である(良質のモノラル専用カートリッジを使われるとかなわないけれども、実に安価にこれだけの音質を楽しめるのであるからこれ以上の欲を言ってはならないだろう)。そのような良い音質がハイフェッツの凄さを際立たせてくれる。個人的には、どれかハイフェッツのCDを一枚と問われたら間違いなくコレだと答えたい。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/29

    この音源が本シリーズに選ばれたのにはちょっと驚いたが(必ずしも有名盤ではないので)、セル愛好家としては大変嬉しい。セルのシベリウスはその昔、フィリップスの廉価盤レコード(確か黄色いジャケットのシリーズ)で購入し、いささかくぐもった録音にがっかりしたことを覚えている。同じ廉価盤でソニーからはオーマンディの輝かしい音質のもの(ブリューゲルの雪中の狩人がジャケットを飾っていた)があり、どうしてもそちらを聴く機会が増えていったものである。しかしその後、英国盤LPを聴くに及んでこの演奏の真の素晴らしさに目覚めた。このシングルレイヤーSACDはその音質と同等、あるいはそれ以上である。もはや高価なアナログレコードは不要であろう。ただ、セルのシベ2といえば驚愕の東京ライブSACDもあり、それに比べると本演奏はいささか影が薄くなった感がある。しかしファンならどちらも手元に置くべきだろう。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/27

    SACDの威力は大管弦楽において著しく感じられ、SACD再生機器購入後はマーラーだのブルックナーだのを楽しませてもらっていたが、今回初めてこのCDを入手し、あらためてSACDを聴く幸せに浸っている。フィッシャーの演奏の魅力もあるが、なにより音質が耳に快い。CDのような聴き疲れ感(頭が詰まったようにモヤモヤしてくる)が殆どないのはアナログレコードと同じである(ただし、もちろん本音源はアナログレコードが存在しないので直接的には比較のしようがないが)。アナログLPとCDの違いはいろいろある。空気感とか、実在感とか、色々と表現はできようが、中でも最も大きな差はヴァイオリンの再生においてあらわれると常日頃感じているので、同曲においてはシェリングやミルシュタインの音源がSACD化されることを切に願う次第である。同様の思いを持っている愛好者はけっこう多いのではないだろうか・・・。とにかく私は、同盤をもって、他のCDを全部手放すことにした。みなさん、SACDをもっと購入し、その一層の普及を制作会社に促そうではありませんか。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 28人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/25

    これから多くの人に嫌がられそうな(老人の説教じみた)「大きなお世話」を書く。若い人で、もしもこれから初めてフルトヴェングラーを聴こうという人に言いたい。手元に4000円ほどのお金があるとして、21枚組のボックスを買うのはやめなさい。そのお金で、たった1枚しか買えないけれども、SACDシリーズを求めなさい(SACDプレーヤーは一番安いやつで良いのでちょっと無理をして求めなさい)。そして、その1枚を「磨り減るほど」聴き込みなさい。枚数を持っても仕方ない(音楽鑑賞に使える時間は限られている)。たった1枚を、何度も何度も繰り返し聴きなさい。それこそ昔の貧乏学生のように。このSACDはそのような行為に見合う幸福感を与えてくれるだろう。いささかボケの入った私ですら、フルトヴェングラーの音楽と初めて出会った頃の感動、そしてオリジナルLP(英ALP)を初めて聴いたときの驚きをまざまざと思い出さずにはいられないのである。

    28人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/25

    CDが世に出て30年、とうとうこの日が来た。フルトヴェングラーを聴くのにアナログレコード(当然状態の良いオリジナル・英ALPである)が不要となったのである。「なにがしかの思い出」と「時代の空気感」(それも今となってはずいぶんアヤシイが)に拘る人は効果なオリジナルを求め続けるがよろしいが、私は手放す。音質だけでなく、音量を上げても何らストレスを感じないところもアナログ同様。SACDの威力をあらためて思い知らされた。この幸福感に対して3300円は格安である。フルトヴェングラーのシリーズが大ヒットした後、EMIには次にクレンペラーのSACD化を求めたい。SAXと同様の音質を期待できるのではないか。(ちなみに、エソテリックの大地の歌やバルビのブラームスはまだまだオリジナルアナログの音質には届かないように感じられた。カラヤンのワーグナーはよかったが)。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/19

    デッカ・オリジナルLPで聴く音を彷彿させるような素晴らしい盤である。冒頭部分はこの録音当時はこの録音にしろライナーのものにしろ、ティンパニを不自然にパンパカ録るようなことはなかった(メータの録音くらいからではないか)。だからこの部分にオーディオ的な快感を求めてこの盤に接すると期待はずれとなるだろう。しかし(ライナー盤もそうだが)、曲が進むにつれ「真の迫力」に手に汗握るのである。特にカラヤン盤は(当時の録音には必ず聞けた)ウィーン・フィルの弦・菅楽器の良き香りが付け加わってえもいわれぬ悦楽の時間を味わえるのである。デッカ・オリジナルLPは恐ろしく高価である(おまけに再生も半端な装置では難しい)。それがわずかこの値段で、それに近い音質を享受できる。なんと幸せなことではないか。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 16人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/17

    今回の(半端でない量の)SACDシリーズ発売はおそらくひとつの大転換ポイントになるでしょう(予兆はエソテリックとユニバーサルのシングルレイヤーではあったが)。それは「(いわゆる)CDはSACDが通常になる」ことです。EMIがフルトヴェングラーの音源から始めることは必ず「新しい流れの始まり」になるパターンがあります。これが成功すると、おそらくは次にクレンペラーが期待できます。バルビローリやカラヤン、ジュリーニらが続くでしょう。みなさん、どうかこのシリーズを爆発的にヒットさせましょう。そしてそれは、久しく怠慢こいているソニーに、セルやワルター、ホロヴィッツらの音源を再びSACD化させる契機にもなることでしょう。(ついでながら、欲を言えば本シリーズもシングルレイヤーであればもっと良い。値段は高くても良い。同等の音質を味わうためにオリジナルLPを手に入れようと思ったらいったいいくら必要か!)

    16人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 13人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/07

    新リマスターに期待したい。しかしどうせなら、ブルックナー、ワーグナー、チャイコ4番、アイネクライネ等、そしてなぜかレジェンドに分割された小品も全部まとめてほしかった(さらに不思議なことにレジェンドではかぶりがある)。その意味で、中途半端なボックスであることが残念。

    13人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 14人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/05

    ほとんどのCDは音が大変良く、演奏も非常に良いものがある。しかしこの値段(「しかも」、ではない)。ついつい買ってしまうから、丁寧に聴く時間がない。「111箱」も「リヴィングステレオ箱」も「バーンスタイン箱」も、その他「諸々箱」も、ほぼ、聴けてない。これはLP末期の大廉売時期とほぼ同じ症状。コレクションが増えるばかり。「CD」も、もう終わりが近いのでしょうね。

    14人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/06/09

    私には、後年のRCA録音よりもコチラの方が音質が良いと思える。きらめくような音の洪水が味わえる。50〜60年代の米コロンビアの録音は、オーマンディのものが一番良い。バーンスタインやセルは録音でだいぶ損をした。特に1960年代末期、国内での販売元が日本コロムビアからソニーに代わり、そのレコードの音質は「詐欺同然」の劣化を見た。何もオリジナルでなくとも輸入盤との比較は日本のレコード文化のお粗末さを明確にしてくれた(東芝も同罪)。しかしその中にあって、オーマンディはたとえ国内盤でかつ1000円盤であっても、その高音質で懐の寂しい学生を楽しませてくれた。RCAに移籍してからの録音は概しておとなしくなった。もちろん音の録り方の違いによるものだが、個人的にはずいぶんがっかりしたのを覚えている。このレスピーギやシベリウスなど、米コロンビアの録音にいまだ愛着を感じているのは私だけではあるまい。CDで楽しむとしても同じことである。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/14

    「ベートーヴェンの交響曲のピアノ版」のイメージしかなかった人でしたが、家内が持っていた当CDをなにげに聴いてびっくりしました。最初からただごとならぬ予感があったのですが、7番で鳥肌がたちました。これはと思い本レビューを見て、なるほど勉強になりました。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/13

    これは(商業的には)EMI初のステレオ録音。歴史的な一枚です。録音は現在でも十分通用する(どころかかえって温かみがあり好ましい)うえに、なんといってもマルコの指揮が素晴らしい。特にプロコ7番は「青春」というニックネームから醸し出される情緒に満ちている。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/01

    鯖太郎さんの言うとおり、ロストロで重くフルニエで軽い人にとって最適のチェロであるし、録音状態もよく価格も安く、チェロ名曲が相当数網羅されていることを思えば、星六つでも良いくらいの奇跡的商品です。ただ欲を言えばのことですが、無伴奏は絶品の旧録音も入れてほしかったということはあるかな。それにしてもドヴォコンのバック、プレヴィンは実に素晴らしいですね。郷愁の思い満点。涙が出ます。当時、ロストロやデュ・プレ、廉価盤でフルニエが一世を風靡していた時代にほとんど注目されなかった録音でしたが、カラヤンやセル、ましてや(当時の)バレンボイムなどよりうんと聴かせます。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/21

    K.545を練習していた家内がこの演奏を耳にし、己の凡夫に打ちひしがれました。あたりまえか。あまりに高みに神々しさを感じます。間違いなく聴き手の精神性を高揚させてくれる数少ないCDのひとつです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/21

    強度のピリオド楽器アレルギーの私ですが、試しに購入。結果、不安は払拭。録音の良さもあいまって(楽器間の分離がすこぶる良く)、「楽譜を手にして聴いているように」曲にのめりこめます。気楽にBGMで流せるようなタイプの演奏ではありません。ハイドンの四重奏でこれほど集中させられたのは初めてのことでした。実におもしろかった。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:94件中76件から90件まで表示