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つよしくん さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/07

    ブルッフはブラームスとほぼ同時代の作曲家であるが、ブラームスよりも長命であったにもかかわらず、ブラームス以上に保守的な作風であった。そのことが、このCDを聴くとよくわかる。ブルッフと言えば、ヴァイオリン協奏曲第1とスコットランド幻想曲だけがやたら有名であるが、このCDに収められた諸曲も親しみやすい旋律に満ち溢れた佳曲揃いだ。SACDマルチによる高音質にも大満足だ。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/07

    堀込のヴァイオリン、そしてムラヴィンスキーが最も信頼した指揮者の一人シモノフ、この組み合わせによるブルッフの2大名曲の出来は、期待に違わぬ見事なものであった。それを、SACDマルチ、しかも千円程度の安価で聴けるというのは、何と幸せなことだろうか。

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     2009/06/07

    この両曲には、アンセルメの超名演があって、どうしてもそれが忘れられないが、それに次ぐ名演は、このデュトワ盤だと思う。いすれもセンス満点の演奏で、スペインの異国情緒溢れる民俗的舞踊の世界がパノラマのように展開される。モントリオール交響楽団をこれだけのレベルに鍛え上げたデュトワの類いまれな統率力にも舌を巻くしかない。それにしてもこのデッカの100選。可能ならば、SHMCDで発売して欲しかった。

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     2009/06/05

    ハイドシェックによるモーツアルトのピアノ協奏曲選集の最後を飾る素晴らしい名演だ。第9番の終楽章の自由奔放な弾きぶりなど、相変わらずだが、決してやり過ぎには聴こえず、モーツアルトの音楽の美しさ、優美さがダイレクトに伝わってくる様はさすがという他はない。SHMCD化によって、ハイドシェックのセンス満点のピアノタッチが精緻に描出され、この名盤のグレードを更に高める結果となっている。

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     2009/06/04

    ライナーノーツで評論家U氏が評価しているように、ハイドシェックによるピアノ協奏曲選集中、最高の名演盤だと思う。まずは第12番であるが、とてもチャーミングな演奏で、曲の持つ典雅な魅力を最大限に表現している。特に、この曲ではオーケストラがいい。他方、第25番は堂々たる力強い演奏。解説では、グノーが同曲をピアノ協奏曲のジュピターと評したとあるが、ハイドシェックの演奏を聴いていると、そのような批評が見事にあてはまる。

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     2009/06/02

    モーツアルトの、特に後期の作品は、それが長調であっても、愉悦的な楽想の中に人生の寂しさや愁いが垣間見えたりするが、例えば、有名な第21番の第2楽章でもそのような特徴が顕著。ハイドシェックは、それを決して誇張したりせず、ポーカーフェイスを装いつつ自然体で演奏していながら、モーツアルトの愁いや寂しさをダイレクトに伝えてくれる点が素晴らしい。ハイドシェックのモーツアルトへの心からの愛着が感じられる一枚だ。

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     2009/06/01

    この演奏を「燦然たる音の饗宴」と称したのは故柴田南雄氏である。氏は、エレクトロニクスに毒された現代の一面しか表現していないと、この演奏に否定的であった。しかし、やがて私の時代が来ると常々マーラーが語っていたという、正にその「時代」とは、文明が高度化し人間関係が希薄になった現代のことを指しているとも言えるのではないか。そういう見地にたってこの演奏を聴くと、この演奏こそ現代そのものではないかと思える。それにしても、シカゴ響の圧倒的な技量とショルティの抜群の統率力を何と評すればいいのか。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/01

    特に第23番が名演。それは楽曲の性格が、ハイドシェックのシンフォニックな演奏スタイルに符号するからだと思われるが、特に、第2楽章のゆったりとしたテンポによる叙情的な表現と、第3楽章の疾風の如き軽快な表現の対比は見事。第22番もいい演奏だが、ハイドシェックが自由奔放に演奏したいのを懸命に自制している様子が伺え、第23番に比べると伸びやかさがいささか足りないように思う。しかし、それも高い次元でのこと。名演であることには変わりはない。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/31

    第20番の冒頭。少し弱すぎるのかなと思っていると、やがてはモーツアルトの心の嵐が吹きすさび、慟哭にむせびつつも只管明るく振舞おうとするモーツアルトを、ハイドシェックがこれ以上はないほどの豊かな表現力で演奏しつくしていく。最晩年の傑作第27番の愉悦感と寂寥感を巧みに描き分けていくハイドシェックの名人芸に至っては、もはや表現する言葉が追い付かないほど。こんな超名演を、ピアノ曲と相性抜群のSHMCDで聴ける幸せを噛み締めたい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/31

    ハイドシェックらしい愉悦感溢れる名演だが、旧盤とは異なり、特に第24番で顕著だが、晩年のモーツアルトに特有の寂寥感がどことなく滲み出て来て、ハイドシェックの人生の年輪の深まりを感じることが出来る。また、深み乏しいと言われる第26番も、実に内容豊かな作品に聴かせる点はさすがだと思う。それにしてもSHMCDとピアノの相性は抜群。ハイドシェックの表現が明瞭に伝わってくるのが素晴らしい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/31

    音質は実に悪いが、演奏はいかにもフルトヴェングラーらしいドラマティックなブルックナーだ。ヴァントや朝比奈などのインテンポの演奏が、今やブルックナーの正統的解釈というのが通説となっており、私もその考えに賛成ではあるが、このようなドラマティックな演奏にも捨てがたい魅力がある。もちろん、フルトヴェングラーだからこそ成功したのであり、バレンボイムのように表面だけまねても、その結果は聴くも無惨。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/28

    ラトルの大逆転ホームランだ。最近のラトルは没個性的な演奏、凡打の連続であったが、久々に彼の類いまれなる才能を思い知らされる名演が登場した。ベルリンフィルは、バルビローリ、カラヤン、バーンスタイン、アバドと第9の名演を残してきたが、ラトルのこの名演は、これら過去の綺羅星のような名演の列に連なる十分な資格があると思われる。それにしても、ベルリンフィルが現在でもこれほどまでの重厚な響きを奏でることができるとは思わなかっが、これはラトルの力によるもの。今後のラトルに大いなる期待をしたい。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/28

    ラトルはこの演奏をフルトヴェングラーを意識して行ったというが、それはどの部分のことを言っているのだろうか。少なくとも、私には、どこにもそのような要素は見当たらなかった。それどころか、この演奏にはフルトヴェングラー風のドラマティックな要素もカラヤン風の流麗な美も見当たらず、ラトルならではの個性がどこにも見当たらなかった。ラトルは、自分の演奏の軸足をどこに置こうとしているのだろうか。逡巡して焦っているのだろうか。これはラトルに突きつけられた大きな難問だ。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/28

    こんな名演があったとは!60年のスタジオ録音をはるかにしのぐ超名演だ。冒頭から極めて遅いテンポなのに、オーケストラが息切れすることなく、全力でスコアを音化しきっている。どんな盛り上がりの箇所に差し掛かっても、クレンペラーの悠揚たるテンポは微動だにしない。第7がこれほどのスケールの大きさで演奏された例は空前にして絶後ではないだろうか。演奏を聴き終わった後の感動はもはや筆舌に尽くしがたい。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/27

    ショルティは実力のわりには過小評価されている大指揮者だと思うが、このマーラーを聴くと、大規模なオーケストラや合唱団を意のままに統率する類まれなるショルティの実力を思い知らされる。マーラーの交響曲の中でも、第8は個人的な主観に左右されにくい作品なので、ショルティの客観的なアプローチに一番しっくりくるのかもしれない。録音も極上。マーラーの第8の数々のCDの中でもトップを争う名盤だと思う。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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