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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/20
ジョン・バルビローリ指揮、ロンドン交響楽団による演奏で収録されたCD。 チャイコフスキーの弦楽セレナードと、アレンスキーのチャイコフスキー主題による変奏曲を収録している。 いずれも弦楽合奏の曲で、本CDではバルビローリ独特の語り口で、歌声あふれる演奏。 ロンドン交響楽団の弦楽セクションのレベルも高く、本CDの演奏は数多い同曲の名盤と言えるだろう。 本CDは東芝EMIの国内盤で、音質は正直まぁまぁと言ったところ。 今では輸入盤で良い音質も出回っているので、無理してこれを探す必要はないだろう。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/18
日本ではグリーンスリーヴスによる幻想曲が圧倒的に有名なレイフ・ヴォーン=ウィリアムズ。 その他では交響曲が有名だが、ここに収録されたオペラの分野の作品はまだまだ認知されてない方だろう。 このCDに収録されたのは牛追いヒューという曲で、R.V.ウィリアムズのオペラでの代表的な作品との事である。 演奏はチャールズ・グローヴズ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団。 歌手にはワッツ、アームストロング、ティア等々、当時のイギリスで活躍した実力者が揃えてある。 歌唱ももちろんだが、グローヴズのタクトも作品と見事にあっており、このオペラの名盤と言えるのではないだろうか。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/17
ジョン・バルビローリが晩年に、手兵、ハレ管弦楽団とロンドン交響楽団を振って録音したデューリアスのオーケストラ作品集です。 バルビローリは北欧の作曲家や、ドイツ音楽等イギリスから見た外国の曲はもちろん、本家イギリスの音楽でも高い評価を残しており、このデューリアスの録音でも整理された見通しの良さと、ロマンチックなわかりやすい音楽を聴かせてくれます。 デューリアスの音楽はCM等で使われる事も少なく、ちょっととっつきにくさもありますが、本音源は入門盤としておすすめの一枚となっています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/15
このCDはリチャード・ボニングが、ロイヤル・コヴェント・ガーデン歌劇場管弦楽団を振って録音したバレエ音楽のCDである。 ドリーブ&ミンクス『泉』ドリゴ『魔法の笛』という作品を収録。 いずれの曲もかなりマイナーな作品で録音は少ない秘曲とも言える作品。 知られざる19世紀のバレエ音楽の発掘に積極的だった、ボニングらしいレパートリーと言えるだろう。 演奏はさすがボニング、作品のツボを心得た好演奏。 曲の魅力を丁寧に引き出したわかりやすい演奏だと思う。 録音も比較的新しく、問題ない水準だと思う。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/14
クレメンス・クラウスが晩年に、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を振って録音した、ツァラトゥストラはかく語りきと英雄の生涯を収録したものです。 ここでの評判は良いですが、これは聴けば納得、細かく書くより聴いてもらったほうが、演奏の凄さはよく分かると思います。 このCDの原盤はタルスメントではなく、デッカですが、相当古い録音ながら年代を考えると音は良いと言えそうです。 ただ、現在は本家からも出ていますし、有名音源なので中古も含めれば割と簡単に手に入る音源ではあり、音質に拘りがなければどの盤を手に取っても良いでしょう。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/13
アンドレ・クリュイタンス指揮、パリ音楽院管弦楽団による演奏で収録されたラヴェルのオーケストラ作品集である。 EMIにはラヴェルの主要なオーケストラ曲を一通り録音し、いずれも高い評価を得ておりこれもそんな一枚である。 本CDでもパリ音楽院管弦楽団の豊かな音色に支えられた、繊細な演奏を聴かせてくれる。 特にヴィブラートの掛け方は独特でこの時代ならではという所だろう。 本CDは東芝EMI時代の国内盤で、細かな事を気にしないなら問題ないと思う。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/11
ジョン・バルビローリ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるブラームスの交響曲第1番を収録したCD。 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とのブラームス交響曲全集からの分配で、晩年のバルビローリの名演奏の一つ。 バルビローリらしいロマンティックな濃厚な演奏で、細部まで手の入った演奏は実に見事だ。 ブラームスの1番は名盤が数多くあるが、この演奏は一度は聴いておいた方が良いだろう。 1967年の録音ではあるが、聴くにあたって特に問題ない水準の音質だと思う。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/08
アンドリュー・デイヴィス指揮、BBC交響楽団の演奏で録音されたエルガーの作品集である。 デイヴィスはテルデックにBBC交響楽団を指揮してイギリス音楽を録音しており、これはその一枚。 本CDでは『ファルスタッフ』をメインにしたもので、そこに『ロマンス』『グラニアとディアミドから劇付随音楽と葬送行進曲』『フロアッサール』を収録しています。 BBC交響楽団との演奏はなんだかなぁという演奏の多いデイヴィスですが、これはなかなか良く、選曲も珍しい作品が多いのでこれはおすすめです。 録音は1995年で、音はなかなか素晴らしい。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/06
リチャード・ボニングはオペラ指揮者としても有名だが、バレエ指揮者としても数多くの録音を残し、特に19世紀の知られざるバレエ作品の録音に力を入れてきましたが、一方で定番レパートリーも残しており、それらも一定の高い評価を得ています。 チャイコフスキーの三大バレエはいずれも、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団を振って録音されており、この眠りの森の美女も同じ。 オケはロンドンの録音用団体ながら、腕利きを集めただけあり、大変に上手く、さらにボニングのカラフルでメリハリのある演奏はなかなか見事だ。 加えて、オリジナルの楽譜を使って演奏しているあたりは研究者ボニングらしい一枚と言える。 1977年録音だが、音は聴きやすい。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/05
一時期、CDショップはもとよりスーパーやホームセンター等でも売られていたロイヤル・フィルハーモニック・コレクション。 300円という手軽に買える値段ながらコストパフォーマンスの高い演奏が揃っており、かなり話題になった。 このCDは、ジャン=クロード・カサドシュ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されたアルバムで、ムソルグスキーの展覧会の絵とラヴェルのダフニスとクロエ、ラ・ヴァルスを収録。 とは言え展覧会もラヴェル編の楽譜なので実質、ラヴェルの作編曲集だ。 カサドシュはフランスの指揮者。 このCDでの演奏は、ロイヤル・フィルの技術に助けられて、何とか綺麗に纏まったと言った印象の演奏で、よく言えば癖の無い演奏だが、強く印象に残るものでも無いのは確か。 ただ、値段は安いし、音は良いので買っても損はしないだろう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/04
ジョン・バルビローリ指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団による、シェーンベルクの交響詩『ペレアスとメリザンド』です。 シェーンベルクの作品では初期に位置し、後期ロマン派の色が濃い作品だが、このバルビローリの演奏は歌うところはよく歌い、管楽器はよく鳴り、盛り上がるところはもりあがり熱意の感じる、バルビローリ特有の演奏でなかなか良いと思う。 評判が高いが、それに相応しい演奏内容と言えるだろう。 元々EMIが原盤だが、ワーナーに移籍したおかげか、音も聴きやすい。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/02
このCDは独エレクトーラに録音されたカール・ベーム指揮、ザクセン国立歌劇場管弦楽団の演奏によるドイツ音楽を集めたアルバム。 ワーグナー、ブルックナー、リヒャルト・シュトラウスを中心のレパートリーに置き、さらにドイツ・オペラの序曲や、劇中の歌を集めたものである。 ベーム壮年期の一連の録音の一つであり、後年の録音と共通する解釈や若々しくも力強い演奏が特徴である。 録音は当時のものとしては悪くはないのだが、復刻そのものは良いとは言えない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/09/01
伝説的なチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレが残した録音の一つ。 古典派の協奏曲を集めたアルバムである。 本CDの収録曲は一般的な古典派のレパートリーから見るとマイナーな部類に属するのではと思われるが、なかなか素晴らしい。 特におすすめなのがモンの作品。 このチェロ協奏曲で有名な作曲家のようだが、その牧歌的なチェロのメロディと全力投球のプレの本盤での演奏はさすがと言えるだろう。 また本CDではバックをジョン・バルビローリと、ロンドン交響楽団が担当していて、穏やかではあるが時代的なものか、ちょっと豪華な伴奏となっています。 録音は年代を考えると良好です。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/08/31
ドミトリー・ミトロプーロス指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏で収録された、ブラームスの交響曲第4番と、シューマンの交響曲第1番のCDです。 1953年11月15日のライヴ録音であり、音は年代の割に標準的または少し悪いかなと言った音質です。 演奏はミトロプーロスらしい、熱い演奏であり、なかなかエキサイティングな演奏だと思います。 ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏も勢いがあり、ライヴならではの演奏と言えます。 収録曲やミトロプーロスに興味のある方はおすすめかも。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2023/08/29
ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団と、アイザック・スターンが共演したアルバムです。 ラロのスペイン交響曲と、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番を収録した内容となっています。 著名な演奏家によるものだけあって、その演奏は充分に素晴らしいと言えるのではないでしょうか。 オーマンディの巧みな合わせも聴きどころと言えます。 録音は年代を考えれば充分に聴けるのではないでしょうか。
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