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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2023/07/13

    ドイツのレーベル、ピルツは買い集めた音源に、正規の演奏家はもちろん、架空の演奏者をクレジットして売り捌いた事で知られています。
    日本では主にホームセンター等で売られた事もあり怪しげな盤扱いされる事もありますが、時折良い演奏もあり福袋的な楽しさもあります。
    このCDはモーツァルトのオペラからアリアを集めたものとありますが、全てのトラック表記がない他、歌手の記載はあれど、オーケストラと指揮者の記載がないというなんとも手抜きとしか言いようのない作り。
    選曲も手持ちからとりあえず入れましたよとでも言いたげな、脈略のないよくわからない選曲です。
    正直言ってこれは勧められません。
    CDのケースは特殊仕様で、同じタイプ替えのケースは市販されてないと思われますが、通常のプラケース2枚組で代用は可能です。

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     2023/07/12

    このCDは、チェコのピアニスト、ヤン・シモンが、ショパンのピアノ協奏曲第1番と第2番を弾いたもの。
    共演は、イルジー・ビエロフラーヴェク指揮、プラハ・フィルハーモニアで1997年に録音されたもの。
    ショパンのピアノ協奏曲は人気作品という事もあり、2曲同時に録音されることも多くさらに多数の音源が発売されている。
    シモンは録音時若手のピアニストであったが、ここでは絶妙なルバートとタッチを聴かせてくれます。
    またビエロフラーヴェクとプラハ・フィルハーモニアの伴奏もなかなか。
    すごい演奏と言えないかもしれませんが、十分聴かせてくれます。
    尚、本音源は後にスプラフォンから再発売されていますが、1998年発売の本盤の方が初出のようです。
    音質も問題ありません。

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     2023/07/11

    オランダのブリリアント・レーベルは他社のライセンス音源を中心に廉価盤を発売するクラシック系レーベルです。
    本CDはイギリスのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団が演奏し、自主レーベルRPOを原盤とするチャイコフスキーの3大バレエ全曲を収録したもの。
    指揮者は白鳥の湖が、ニコレ・モルドヴォヌ、眠りの森の美女がバリー・ワーズワース、くるみ割り人形がデイヴィッド・マリノフです。
    ワーズワースは比較的有名ですが、他の2人はマイナーな指揮者が振っています。
    その演奏はどれもがロイヤル・フィルの優秀さも手伝い安定した演奏。
    強い個性はないものの、作品を楽しむには充分なもの。
    値段も高くないので、手っ取り早く3大バレエ全曲盤を集めた人には良いかもしれませんね。
    録音は1995年(くるみ割り人形)2009年(白鳥の湖)2010年(眠りの森の美女)で、デジタルなので音質は良いです。
    CDケースはオペラ全曲盤でよく使われる、ジュエルケース厚型タイプ6枚組仕様ですが、ケースが安っぽいのが残念。

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     2023/07/10

    2006年8月にドイツのオスナブリュックで開催されたコンサートのライヴ盤。
    イランのオーケストラ、テヘラン交響楽団が出演したもので、指揮はナデル・マシャイェヒが振っている。
    1曲目はハッサン・リアヒが書いた『ペルシャ組曲』という作品で、これはタイトル通りの曲調。
    中東風のメロディが全編に散りばめられており、ピアノも入ったエキゾチックな作品である。
    自国の作品という事もあってか、演奏自体は1番良く、荒削りな部分も魅力となっている。
    2曲目はチャイコフスキーの幻想的序曲『ロメオとジュリエット』で、こちらもオケの荒さは見られるし、テンポも遅めだが、その分良く歌った演奏であり、独特のネチっこさもあり、これはこれで良いと思った。
    テヘラン交響楽団が活躍するのはこの2曲だけで、以後は事実上民族歌手と民族奏者によるもの。
    3曲目は指揮者の自作で『フィエ・マ・フィエ』という作品である。
    ダフという太鼓の独奏で始まり、ほぼ全編に、サラル・アギリの歌が続く。
    一応申し訳ない程度にオケも出てくるが。
    アンコールはアギリとダフ奏者のシャリアツァデーによる恐らく即興による演奏。
    3、4曲目はクラシックというより民族音楽と言った感じである。
    このコンサートは成功を収めて、翌年、オスナブリュック交響楽団がテヘランで公演を行ったとの事。
    聴衆の熱狂もCDにしっかり録音されている。
    録音は残念ながら平板で、可もなく不可もなくと言ったところ。
    ライナーには当日の写真が載っており、どのような感じであったかが分かるようになっている。
    スリップケース仕様。

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     2023/07/09

    ドイツのレーベルらしいピルツは買い付けた音源に正規の演奏者のクレジットと、架空の演奏者のクレジットを付けて売り出した事で知られ、後にその音源は様々なよくわからないレーベルから出回るが1990年代初めに、ウィーン・マスターズ・シリーズの2枚組としてピルツ自身から出したうちの一つがこのCDで、ヘンデルの作品集。
    1枚目は『水上の音楽』『王宮の花火』で、アレキサンダー・フォン・ビタミック指揮、南ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団である。
    指揮者、オケ共に変名だそうで本当の演奏者は分からない。
    演奏自体は良くも悪くも普通。
    2枚目は『合奏協奏曲第5番』『合奏協奏曲第6番』『合奏協奏曲第7番』を収録している。
    ハンス・ザノテリ指揮、北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団演奏。
    ザノテリは実在した指揮であるが、この音源はオケがどこの団体か分からない事もあり、ザノテリの演奏であるかは疑問である。
    こちらも良く言えば中庸な演奏で悪くは無い。
    録音はDDDとの事だが、恐らくADDではないだろうか、聴いた感じそんな音で、安いなりに音質もイマイチ。
    ケースは2枚組の特殊ケースなので破損すると同じものがないのが難点(通常のプラ2枚組ケースで代用は可)

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     2023/07/08

    このCDはビゼーのオペラ『カルメン』の全曲録音。
    演奏はアレクサンダー、ラハバリ指揮、チェコ・スロヴァキア放送交響楽団、合唱がスロヴァキア・フィルハーモニー合唱団、ブラティスラヴァ児童合唱団、カルメンがグラシェラ・アルペリン、ホセがジョルジオ・ランベルティ、エスカミーリョがアラン・タイタス、ミカエラがドイナ・パラーデ。
    ナクソスがまだ定番レパートリーのカタログを埋めていた時期の録音であり、当時盛んに起用されたスロヴァキアの演奏家のオケによるもの。
    この団体の演奏は当たり外れが大きく、聴いてみるまでわからないが、このカルメンは意外や意外、中々充分した演奏で、スタンダードな解釈もあって、作品のメロディを充分に堪能出来る。
    歌手は本録音以外だと数えるぐらいしか音源がない人物も多く、知名度は高いとはいえないが、歌唱自体は悪くなくこちらも良い。
    とは言え名盤の廉価盤が増え、選べば良い演奏も増えた現在、これといった強みがないこの盤の価値が初発売時より落ちたのも事実。
    デジタル録音の全曲盤を探しているという人以外にはおすすめしにくい。
    録音は1990年7月に、ブラティスラヴァのスロヴァキア放送コンサート・ホールで録音されたもので当時のナクソスの標準的な録音だ。

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     2023/07/07

    デレク・スコットの管弦楽作品集。
    スコットはイギリスの作曲家で、トッカータからは3枚のアルバムが出ておりうち2枚は、オーケストラの作品を集めたもの。
    小品を集めた1集に続きでたこのCDは交響曲と言った比較的規模の大きな作品を集めたもの。
    交響曲第1番、交響曲第2番は共に吹奏楽のために書かれた作品を管弦楽に書き換えた作品と輸入元が書いているが厳密にはイギリス式金管バンド向きに書かれたものとの事。
    オリジナルの金管バンド編成でのCD録音はないようだが、某動画サイトに2曲とも動画があり、弦楽パートのほとんどはオリジナルではコルネットが奏でているようだ。
    ただ、オーケストラに書き換えられるにあたり、多少の加筆はある模様。
    作品は現代の作曲家の作品ではあるが古典的な作りでとっかかりにくさは無い。
    しかしこれと言って印象に残るメロディもないのも事実。
    これは交響詩『シルヴァー・ソード』も同じ。
    演奏はポール・マン指揮、リエパーヤ交響楽団。
    オケのリエパーヤ交響楽団はラトヴィアのオケでも歴史ある団体だそうで、本家ラトヴィアの作曲家の作品をSkaniレーベルに録音している他、最近ではトッカータ・レーベルにイギリス音楽を中心に録音している。
    このコンビの演奏はいつもながらハイレベルな仕上がりを聴かせるが本CDでも、卓越した演奏力で作品の魅力を的確に聴かせてくれる。
    世界初録音との事だから、この水準なら充分合格点だろう。
    録音は2022年なので全く問題ない。

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     2023/07/05

    ドイツのレーベル、ピルツは買い付けた音源を正規の演奏者はもちろん、架空の演奏者をクレジットして売り出した事で知られ、後にそれらの音源は様々なレーベルに流れて行くが、本家ピルツからウィーン・マスターズ・シリーズとして発売された2枚組がこのCDでヴェルディのオペラからハイライトを収録したもの。
    1枚目はアレキサンダー・フォン・ピタミック指揮、ニュルンベルク交響楽団演奏、歌手はベラ・ヤスパー、ヴィレム・フェアルカーク、ルドルフ・クノール、エルンスト・ヴィーマン、ウテ・ヘルベルト。
    声楽陣には著名指揮者の録音にも参加した人物がいるが、指揮者が変名。
    実際の指揮者はハンス・ザノテリあたりだろうか、演奏は当たり外れはない感じで、作品を知るには十分。
    だが、このCDの売りは2枚目の『オテロ』である。
    これはイシュトヴァン・ケルテスが、アウグスブルク歌劇場管弦楽団(本CDではアウグスブルク市管弦楽団と表記)を振った珍しいもので、これ以外では復刻されてないと思う。
    歌手の記載はないが、演奏は意外と立派でこの辺りは流石ケルテスと言った所。
    尚、余白には3つのオペラからのオーケストラ曲が収録されており、これもケルテスとアウグスブルクの演奏と表記されているが、少なくともアイーダ凱旋行進曲は、カール・アウグスト・ブンテ指揮、ベルリン交響楽団の演奏と同一。
    ただ、このブンテのアイーダもなかなかドイツ的な渋さのある良い演奏なのだが。
    録音年代不明だが、少なくとも1960年代頃だと思われDDD表記は違うだろう。
    椿姫は年代相応、オテロはまぁ良い方、他は普通と言った音質。
    CDは特殊仕様の2枚組で破損すると替えがない(但し通常の2枚組で代用は可能)

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     2023/07/04

    オランダの楽譜出版社、モレナールは自社の楽譜の参考演奏集として、ニュー・コンポジッション・コンサート・シリーズを発売しているが、これは80枚目にあたるもの。
    シリーズ初期はオランダの吹奏楽団が登場していましたが、近年はポルトガルの吹奏楽団が起用されています。
    このCDでは、ポルトガル共和国空軍軍楽隊、指揮者はアントニオ・マヌエル・カルドーソ・ロサド大尉による演奏で収録されています。
    モレナールの楽譜は比較的質の高い譜面が多く、基本的に大外しはしないイメージで、本CDもベテランのハリー・ヤンセンの作品をはじめ、そんな感じです。
    ただ良くも悪くも地味な所はありますが。
    一方、ロサド大尉と空軍軍楽隊の演奏は素晴らしい。
    このバンドの編成は日本とほぼ同じながらパートの人数が多く、安定した分厚いサウンドと高い技術力に表現力が聴きどころ。
    参考演奏だけではなく、鑑賞用にもいけます。
    録音はアファナウディオが担当しており、綺麗で優秀な録音と言えます。
    尚、日本での発売は2022年ですが、本国では2019年らしく、記載はないですが録音年もそのあたりと思われます。
    最後に収録曲です。

    1~3.シェイプス (ハリー・ヤンセン)
    4.ショコラ! (カルロス・ペリセール)
    5.時代があった (ハリー・ヤンセン)
    6.果てなき理想を上げ (和田直也)
    7.モンテ・チェルビーノ (マイケル・ガイスラー)
    8.ジョミの伝説 (イヴァン・ボウマンス)
    9.8月1日 (ヌーノ・オーソリオ)
    10.100年に向けて (ヌーノ・オーソリオ)
    11.恋はマジック (エイドリアン・アンダーソン バリー・マニロウ arrディーン・ジョーンズ)
    12.ソフィア (アルバロ・ソレール arrロレンツォ・ボッチ)

    演奏 ポルトガル共和国空軍軍楽隊 
    指揮 アントニオ・マヌエル・カルドーソ・ロサド大尉

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     2023/07/02

    エドワード・エルガーの管弦楽作品集です。
    イギリスの指揮者、エイドリアン・リーパーが、チェコスロヴァキア放送交響楽団と、カペラ・イストロポリターナを振ったもの。
    スロヴァキアの楽団によるエルガーというのは意外と珍しいのではないでしょうか。
    収録曲は『エニグマ変奏曲』『威風堂々第1番』『威風堂々第4番』『愛の挨拶』『弦楽セレナード』で、いずれもエルガーの代表曲と言えるもの。
    弦楽セレナードはカペラ・イストロポリターナ、他はチェコスロヴァキア放送交響楽団の演奏です。
    メインのエニグマや愛の挨拶はナクソス初期のアルバムに多い、指揮者の個性よりも曲の魅力を出した一枚。
    威風堂々はこのCDの中で1番良い出来で、速めのテンポで引っ張る、メリハリある演奏。
    弦楽セレナードはカペラ・イストロポリターナの弦楽セクションの美しさが光る好演奏。
    1989年に、チェコスロヴァキア放送コンサートホールと、モイゼス・コンサートホールで録音されたもので、録音はデジタルなのですが、収録レベルが低く、音が小さくかなり録音で損をしているアルバムです。
    今では似たような内容の良い廉価盤がたくさんあるので、ちょっと二軍落ち感はあります。

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     2023/06/29

    ジェームズ・ジャッド指揮、ニュージーランド交響楽団による、アーロン・コープランドの管弦楽作品集。
    組曲『ビリー・ザ・キッド』『交響曲第3番』を収録しています。
    どちらの作品もコープランドの代表曲と言われる曲で、前者はバレエから編まれたいかにもなアメリカンな旋律が登場する曲、後者は市民のためのファンファーレが引用された4楽章で知られています。
    2000年前後頃からジャッドはナクソスに、ニュージーランド交響楽団と組んでアメリカや、イギリスなどの国の作曲家の作品を録音しており、これもその内の一つです。
    演奏はストレートでわかりやすいナクソスらしいとも言える演奏。
    両曲とも他に名演奏は多数ありますが、それらには敵わないものの、作品を丁寧に演奏しており、初めて聴く人にもお勧め出来る演奏です。
    2000年7月、マイケル・フォウラー・センターで録音されたもの。
    残響も充分にあり優秀な音質。

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     2023/06/28

    オランダの楽譜出版社、デ・ハスケの2003年の新譜参考演奏集です。
    演奏はヨハン・ヴィレム・フジョー軍楽隊、指揮はテイメン・ボトマとヤン・デ=ハーン。
    演奏団体のヨハン・ヴィレム・フジョー軍楽隊はかつて、オランダ陸軍を代表する軍楽隊の一つでしたが、2005年1月にもう一つの陸軍の軍楽隊、オランダ王立陸軍軍楽隊と合併し、現在では両隊の名前を合わせたオランダ王立陸軍ヨハン・ヴィレム・フジョー軍楽隊として活動しています。
    本CDはヨハン・ヴィレム・フジョー軍楽隊としての活動末期の録音の一つですが、さすが名門演奏はなかなかのもの。
    冒頭のスパーク『メリーゴーランド』の快活な演奏は今でも新鮮ですし、スーザの『忠誠』は軍楽隊らしいメリハリが付いたもの、その他の演奏も鑑賞に耐えうる出来と言って良いです。
    録音年は書いてませんが、2003年頃でしょう、音質は問題ないです。

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     2023/06/27

    ブルガリアの作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフは同国を代表する作曲家として知られているが、こんにちまでオーケストラ作品は一部を除いて知られていなかった。
    一方でブルガリアの国営レーベル、バルカントンは1970年代にヴラディゲロフのオーケストラ作品を積極的に取り上げ、これらはLPとして発売、一部がCD化されたが大多数は復刻されなかった。
    ドイツのカプリッチョ・レーベルは2020年よりバルカントンに録音されたそれらヴラディゲロフの音源をCD化しており、既にシリーズは6枚目、今回のCDで7枚目となる。
    今回のCDは舞台作品集。
    ブルガリア民謡を取り入れた国民学派の作風で知られるヴラディゲロフですが、ここでは巧みなオーケストレーションを駆使した色彩的な時にエキゾチックな音楽が聴けます。
    例えば『幸福』の終曲ではソヴィエト的なメロディや、後期ロマン派的な『湖の伝説』等です。
    演奏はアレクサンドル・ヴラディゲロフ指揮、ブルガリア国立放送交響楽団。
    一部の曲には独唱と合唱が入り、独唱はパヴェル・ゲルジコフ(バス)ルミヤナ・ヴァルチェヴァ=エヴロヴァ(ソプラノ)が、合唱はブルガリア国立放送合唱団が担当している。
    指揮者は名前からわかる様に作曲家の息子で録音は少ないが、今までの巻と同じく、情熱のあふれた好感の持てる演奏で悪くない。
    録音年代のわりには音質は聴きやすい。
    今までのシリーズを買ってきた人なら間違いなく買いの一枚だろう。
    CDはスリーブケース仕様だ。

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     2023/06/26

    ジェジュ・エチェヴェリー指揮、ルネ・サン・ポール管弦楽団&合唱団によって録音されたラルフ・ベナツキー『白馬亭にて』ハイライト版。
    1950年代はオペレッタの上演が盛んで、それはフランスでもそうでありフランスデッカが人気の高い作品をハイライト収録で録音し、発売していた音源の一つが本CDである。
    白馬亭自体はフランスの作品ではないが、本CDでは全てフランス語の歌唱で歌われている。
    原語歌唱ではないと曲と歌詞が合っていないせいで、そこが気になったりするが、ここでは上手くマッチしておりまるで元からフランス語で書かれた作品の様になっている。
    指揮者のエチェヴェリーはフランスの指揮者で、活動の殆どをフランスで行った人物です。
    オペラ畑出身のため、オペラやオペレッタの録音が殆どであり、本CDでもその実力が存分に発揮されています。
    歌手は知名度では高くないですが、雰囲気満点の歌唱を聴かせてくれます。
    また余白には、ポール・ボノー指揮、モンテカルロ・ライト交響楽団によるアリア&デュエット集が収録、ルコックとオッフェンバックの作品を、レナル、トランポン、ミレの3名の歌手が歌っており、これも往年の演奏と言った感じで悪くない。
    録音年は白馬亭が1959年、モンテカルロのデュエット&アリア集が1970年とそれなりに古いが元々セッション録音のため音は聴きやすい。

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     2023/06/25

    フランスの指揮者、マニュエル・ロザンタールは作編曲家としても活躍しており、特にオッフェンバックのオペレッタからメロディを編んで書かれた『パリの喜び』が名高い。
    また同じく、オッフェンバックのメロディから編まれた『オッフェンバッキアーナ』も書いている他、指揮者としてはEMIに珍しい1幕物のオペレッタ録音を残す等、オッフェンバックと関わり深い指揮者と言えるだろう。
    この音源は1966年に録音された喜歌劇『美しきエレーヌ』で、フィリップス原盤。
    ハイライト収録であるが当時のオペレッタ録音に多く見られた元から全曲録音はなくハイライトしか収録していない音源のようだ。
    聴きどころのみの収録だが、有名曲はしっかりと押さえられており、手短に聴きたい時はなかなか重宝する。
    録音当時はまだフランス独自の香りが色濃く残っていた時代であり、雰囲気は満点。
    歌手はエレーヌ役のジューヌ・ローズを除けば有名な人はいないが、これもなかなか味があって悪くないと思います。
    オーケストラは名称がなく、管弦楽団&合唱団の表記しかありませんが、LPで発売された当初の盤にはパリ・オペラコミック座劇場合唱団首席指揮者、ジャック・コリンが合唱指揮と書かれており、合唱団は同劇場の合唱団の可能性があり、オケも同劇場のオケかもしれません。
    ロザンタールの指揮も歌手をしっかりと支えたものです。
    録音年の割に聴きやすいのはセッション録音だからでしょうか。

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