本サイトはJavaScriptを有効にしてご覧ください。
ゲスト 様
様
プラチナ会員
ゴールド会員
ブロンズ会員
レギュラー会員
本・CD・DVD・ブルーレイ・グッズの通販はHMV&BOOKS online
詳細検索はこちら
トップ > My ページ > なにわん さんのレビュー一覧
前のページへ
次のページへ
検索結果:43件中16件から30件まで表示
%%header%%
%%message%%
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/06
無味無臭、機械的、精神性がない、退屈、筋肉質……などなど、とにかく日本ではなぜか評価が芳しくないショルティ。 そう言いたくなる気持ちも確かにわかります。ショルティはあざといテンポの動かし方などを嫌っており、日本人が好む「わかりやすいほど劇的で“精神性”あふれる演奏」とは全く無縁に聴こえるからです。 けれど、無心でこの英雄を聴いてみてください。 1楽章からスケールが非常に大きな迫力ある演奏を披露しており、それはフルトヴェングラー顔負けです。 特筆すべきは2楽章でしょう。よく聴くとわかるのですが、何気に細かなところで、ショルティは濃厚に表情をつけた演奏をしており、こういう部分にこそ彼の魅力があるように自分は思います。 ちなみに、ここでのエロイカの演奏スタイルは、のちに70年代におこなわれる手兵シカゴ交響楽団との録音でも引き継がれており、「男らしく迫力があってスケールのでかい英雄」を聴きたい人にはたまらない演奏となっています。 噛めば噛むほど味わい深い、と言いますか、とにかく、一度その魅力に気付くとショルティはたまらない部分があります。 このCDは、そんな彼の魅力に触れることが出来る貴重な1枚だと思います。もしショルティに興味があるなら、一度お試しください。 あと、もちろんですが、コヴェント・ガーデンとのワーグナーも名演です。こちらも聴き逃せませんよ。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに共感する
6人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/06
他の人も散々語っていることですが、これはすごい演奏です。 スピーディーに進んでいく演奏なのですが、 それでいて重厚感、迫力も損なわれておらず、 残された映像を見ると、 スイトナーは大汗をかきながら大きく両手を振りまわして指揮をしていて、 大変燃えています。 もっとも、そんなスイトナーの指揮について、 学生オケで共演した学生たちは、 「下手ですね。あんな指揮でよくベルリンのオペラが振れますね」 との評価を下していたようですが……。 指揮の上手下手はともかくとして、とにかく、 ここまで燃えたブラームスもなかなか聴けるものではないと思います。 ただ、これも他の方が言われていることですが、 あの余韻も何もかもを一瞬で吹き飛ばす、 「ブラボー!!」の絶叫が残念です。 これほどの演奏を聴くと、聴いている方も熱くなるのはわかるのですが、 あのブラボーですべて台無しです。 けど、繰り返しますが、演奏はすごいです。 ぜひ一度お試しあれ。
6人の方が、このレビューに「共感」しています。
ベートーヴェン交響曲全集における端正な演奏と違い、 ライヴならではの燃えに燃えた熱いドラマティックな演奏です。 ティンパニの利いた迫力ある演奏が初っ端から披露されていて、 一度聴いたら最後まで引き込まれてしまいます。 録音状態も、全集ほど優良ではないにしても、 十分優れたものであり、安心して聴くことが出来ます。 楽章間もカットなく収録されているようですので、 非常に臨場感があるのも大きな特徴です。 英雄が好きな人は外せない1枚だと思います。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/06
ベートーヴェン交響曲全集のスタンダードとして、 決して外すことのできない名録音です。 音色は全体的に重心が低くドロリとしていて、 非常に味わい深いものになっています。 演奏も強い癖があるわけでなく、誰でも聴きやすい自然なものですが、 それでも細かな部分でスイトナーなりの表情付けがなされており、 「無個性で退屈」なものではありません。 今、ティーレマンのベートーヴェン交響曲全集が、 「古き良きドイツ的な演奏」として話題となっていますが、 この全集も我々日本人がイメージする、 典型の「ドイツ的」なものとなっているように思います。 録音状態も大変よく、この点でも何の心配もありません。 おすすめですよ。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/19
悲愴というと、バーンスタインの最晩年の録音のように、やろうと思ったらとことんドロドロのコテコテのギトギトな演奏にすることも可能なのですが、さすが我らが兄貴。そんな「ロマン」とはいっさい無縁です。けれどこの人の演奏の特徴と思うのですが、聴かせどころでは何気にきっちり煽ってきて盛り上げてくれます。このあたりが自分のように好きな人にはたまらないんですが、けど、好き嫌いは分かれるのかな、そう思うのも事実です。けれど、個人的には大好きですね。よかったですよ。あとカップリングもきっちり楽しめますので、心行くまでご堪能を…。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/04/09
最初に断っておくと、この全集高いです。 高いのですが、しかし、その値段に見合っただけの演奏を聴かせてくれるのも事実です。しかも戦前の1939年の録音ながら、今聴いてもそんなに苦にならないレベル、という高音質で。 メジャーなのは戦後に録音された方の全集だと思うのですが、演奏の完成度ではこちらの方が上だと思います。 すべて燃えに燃えており、トスカニーニがどういうベートーヴェンを奏でようとしていたのかが痛いほど伝わってきます。 繰り返しになりますが、値段は高いです。 しかし、それでもベートーヴェンの交響曲が好きな人、もしくは大巨匠時代の指揮者の録音が好きな人、そしてトスカニーニのファンは絶対に外せない全集だと思います。古い録音だから、といって侮ってはいけません。 これはM&Aの残した最高の仕事の一つだと思います。絶対買いですよ。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/03/16
一つの極致にあるチャイコフスキー後期交響曲集。 17分もの時間をかけた「悲愴」の終楽章なんかが典型ですが、晩年のバーンスタイン節全開で、ドロドロのコテコテに感情移入し、テンポも大きく揺れまくる凄まじい演奏です。そんな演奏ばかりですので、好き嫌いは大きく分かれると思うのですが、個人的には、チャイコフスキーはこれくらい感情移入した演奏を披露しても違和感なく聴けるものだな、と思いましたし、感動しました。大好きです。 楽譜の指示を無視してまでもドロドロしたドラマティックな演奏が聴きたいというそこのあなた、これは一押しですよ。
7人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/02/27
2010年発売のEMIからの輸入BOXについてのレビューになります。まず音質ですが、今までのものに比べるとベールが一枚剥がれたようで非常にクリアな音色となっていて、聴きやすくなっています。かと言ってデジタル的なキンキンした音色、というわけでもなく、今まで覆われていた埃を綺麗に払ったような印象を受けました。次に演奏についてですが、クリュイタンスというと6番の田園が非常に名高く、奇数番号の演奏についてはあまり評価がされませんが、なんのなんの、3番の英雄などを聴いたらそんな評価がいかに見当違いであるかがわかると思いますよ(第九はちょっと退屈してしまうきらいがないではないですが)。個人的にはこれからクリュイタンスの全集を希望する人がいるなら、このEMIの輸入BOXをお勧めしたいですね。お安いですし、音もいいですし、演奏もいい。お勧めですよ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/02/27
シャッキリクッキリドンドコドンなショルティの音作りは当然のことながらそのままですし、元々の録音が優秀であるため、演奏の印象が変わるほどの劇的な音質改善、というわけではありませんが、ただ既出のCDと比べると音はまろやかでアナログ的なものとなっていて、そしてベールが一枚剥がれたようなクリアな音となっているように感じました。個人的にはショルティの旧ベートーヴェン全集すべてを同様に復刻してくれたらいいのに、と思いますが、ただ値段がネックなんですね…。けど、繰り返しになりますがいい復刻だと思います。少なくともショルティファンなら買っても損はないと思いますし、これからショルティの第九を聴きたい、という人がいたらこちらのCDをお勧めしたいですね。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/02/02
オール日本人キャストで残されたスーパーへヴィー級の第九の名演の一つといっていいでしょう。とにかく1楽章から超重厚で聴く者を圧倒します。これ、日本のオーケストラの演奏か? というくらいに。テンポのいじりや煽りも一切なく、ただただ重厚に演奏が進んでいきます。けれど演奏が弛緩していたりすることはなく、いい意味で緊張と重さが保たれ、それでいて流れがありますので、まったく退屈することはありません。日本のオーケストラの演奏とかいうと安っぽく見られがちですが、こんなすごい演奏も残されていたんだな、と驚かされます。これは世界に名だたる名盤に匹敵する名演だと思います。重厚長大な第九が好き、という人には外せない1枚でしょう。これホント、すごいですよ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/01/28
「こりゃすげえな」ってのが聴き始めた瞬間の第一印象でした。録音がいい影響もあるのでしょうが、その一歩一歩踏みしめていくような巨大な演奏には圧倒されてしまいます。テンポはもう止まってしまうんじゃないかというくらいにゆっくりなのですが、しかし、弛緩することもなく、聴く者を圧倒し続けます。どずーんどずーんとずっと重砲撃を浴びているような感じと言えばいいでしょうか…。最後の最後、コーダで一瞬乱れたような感じに聞こえなくもなかったのですが、しかし、それは些細なことにすぎず、最後まで圧倒されっぱなしでした。重厚長大な演奏を好まれる方なら間違いなくお勧めです。しかし、この人ってN響との唯一の第九もそうですが、大フィルよりも今回のような東京での客演の時の方がすごい演奏を残しているような気がします。不思議なものですね。。。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/01/27
モノラルの録音ですが、おかしな疑似ステがかかることもなく、自然な音色で楽しむことが出来る優秀な全集だと思います。演奏自体も非常に白熱したものとなっていて、聴きごたえ十分です。伝説的ライヴでありながら、なかなか入手しづらくなっていた60年ベートーヴェンチクルスを初めて楽しめたように思います。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/01/24
演奏については他の人も書かれているようにテンポもすごく遅く、さらにはアンサンブルもばらばらで完成度としてはどうかと思ってしまうライヴです。ただ個人的にはそれ以上にこのDVDの音声調整がどうか、と。1楽章反復部や4楽章の合従参加以降などで著明ですが、強奏部分になるとボリュームを絞ってしまうために迫力が減退してしまうのです。ただでなくてもテンポが遅くてもたれ気味なのに、その上、その迫力まで減じてしまっては演奏の評判も悪くなってしまうよな、と思わずにはいられません。この音声調整を修正してやるだけでも、ライヴの表情がだいぶ変わります。あと、このDVDでは2楽章の反復もすべて収録されていて、ライヴ完全盤、という形になってます。CDのほうは2楽章の反復部が省略されていたりするなど、編集が著しく、ライヴの魅力を減じています。ライヴを真に楽しみたいと思われるなら、DVDがお勧めです。あとはこの音声調整だけ直してくれたら文句なしなんですけどね…。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/01/24
バレンボイムは燃えています。「俺は巨匠なんだ。どうじゃ、うりゃー!!」という叫び声が聞こえそうなくらいに。演奏自体は非常に白熱していていいです。ただバレンボイムのあちこちで見られる「ドヤ顔」(1楽章反復部など)が笑えてしまい、「お前確実にカメラ意識してるだろ」と思わずにはいられませんでした。けど演奏自体は繰り返しになりますがいいです。フルトヴェングラーの呪縛から脱しつつあるように思いますし。バレンボイムの暑苦しさにつきあえる人、平気な人なら買っていいと思います。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
8人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/01/05
正直1番は旧ベト全などを思うと、「あれ? なんかあっさりしてる?」って感じがしてしまう録音なのですが、しかし2番以降は素晴らしいです。まるで別の指揮者とオーケストラの演奏のよう。ブラームスの音楽っていうのは勝手な思い込みですが、独特の叙情性というか切なさがあると思うのですが、これをショルティがドロドロに感情移入することなく、一見無機質っぽいけれど何気にものすごく巧みに煽って盛り上げてくるのがたまりません。この人の指揮の魅力ってこういう細かいところでのさりげない盛り上げの巧みさにあると思うのですが、それがいい意味で見事に昇華されているように思います。評論家からは受けの悪いショルティですが、これは買いですよ。
ページの先頭に戻る