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淳メーカー さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/21

    LPのどこか温かみのある音も素敵でしたが、今回のSACD化のおかげでもうターンテーブルわざわざのせる必要もなくなった、そんな感想です。今思えばCD時代は何か、作りものを聴いていたような気がします。勿論、壮絶な名演ですが。だから時々LPの音色が恋しくなって、わざわざ引っ張り出していたのだと思います。この盤は、極論を言えば生演奏を聴いている感じです。目の前でデュ・プレが。思い起こせば、N響の招きで来日するはずが中止になり、その後音楽シーンの表舞台から消えていったデュ・プレ。故三浦先生がこの盤をお聴きになったら、どんな名文を書いて下さるだろう。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/21

    注目の女性指揮者マルッキによるマーラー歌曲集ということで購入。明晰で鋭利な解釈を予想しましたが、きわめてロマン的。つまり現代的なシャープな解釈ではなく、後期ロマン派的な解釈に聴こえました。中でも、リュッケルト歌曲集における厭世的な表現は特筆に値すると思います。カルネウスの歌唱もデイム・ベイカーを思い出させてくれるような素晴らしい歌唱力と表現力。マーラーイヤーに咲いた一輪の花、そんな1枚だと思います。録音も極上。

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     2012/01/20

    私の好きな「新世界より」は2枚とひとつ。フリッチャイ最晩年のものと、パーヴォの旧盤の方、あとひとつは記憶の中にある何十年か前のラインスドルフ&ニューヨーク・フィルの来日公演。エッシェンバッハの演奏は、フリッチャイを彷彿させる、重厚でテンポの揺れが大きい演奏。ここはこう演奏して欲しい、と思うと、そう演奏してくれる。まるで自分が指揮しているみたいで面白い。テンポの落とし方はまさに私好みで、私の好きな「新世界より」は4種になりました。

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     2012/01/20

    4番の始まりはこうでなきゃ。さすがのクライバーも冒頭だけはエッシェンバッハには敵わない。いやいや、冒頭だけではない。ブラームスの本質を突いている。随所に出てくる間、揺れ、歌心に完全にノックアウトです。クライバーも好きだし、何と言ってもバルビローリ&ウィーン・フィルが私のNo.1なのですが、当演奏はもっとも酔わせ、痺れさせてくれる演奏です。今、エッシェンバッハはどこの会社と専属契約しているのでしょうか?新譜もワシントン・ナショナルの指揮者のためか、極めて少ない。ブラームス4番と「未完成」の組み合わせで、ウィーン・フィルとCD製作してくれる会社、ありませんか?

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     2012/01/20

    小粋なフランス音楽集。イギリスのオケなので心配したが、実にお洒落なサウンドを披露している。選曲よし、曲の配列、順番ともによし。ロジェの独奏に抜かりなし、最後は録音にあまり恵まれないイベールの「ディヴェルティスマン」で盛大に盛り上がる。言うことなし。でも、あまり目立たないだろうなあ。

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     2012/01/20

    この曲を知らずに人生を終えるなんて。この曲とは、ハルヴォルセン(ヘンデル)の「パッサカリア」と「サラバンド」。特に「パッサカリア」は泣ける。ヴァイオリンとヴィオラの2本が紡ぎだす、ある時は壮絶、ある時は慰め。かなりの技巧を要する曲だが、技を超越した音がある。この曲を知るきっかけは、9.11のグラウンド・ゼロでの追悼セレモニーにおける五嶋龍くんの演奏だったと記憶している。出会えてよかった。併録曲のグリエールとローラ(古典派)もけっして付録ではない。

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     2012/01/20

    DTS-surroundで聴いています。今、2回目の2楽章後半。いや、これは良い。1楽章以外は9番と同様、快速重厚。それはやはり50年代のクレンペラーを彷彿とさせる。昨年末、プラハ〜ベルリンを旅行した時、実に多くの聖堂を見ました。この豊かな残響は、まさに大聖堂の中にいるような錯覚に捉われます。カンブルランの対極に位置するこのまさにドイツ的な演奏。遅く重く分厚いだけがブルックナーではない。私のブルックナーはこの2人とSACD化されたシューリヒト。DCHのティーレマンで十分、という気がします。

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     2012/01/20

    揃えるだけ揃えて、聴かずじまいになっていたボッシュのシリーズ(揃えて満足する悪い癖)。近々1番が出るのと、マーラー・イヤーが終わったのでまたブルックナーでも聴いてみるか(失礼)という気分で9番からスタート。ブルックナーは最近カンブルラン盤にいたく共鳴するところがありましたので、テンポ的にも近いボッシュはどうなんだろうという興味もありまして。カンブルランの爽快明晰と趣を異にするのは、ボッシュのドイツ人気質の表出か。速いけれど重い。超スローテンポになる前のクレンペラーに近いものがある。速く素気なさそうだけれど、重厚。オケの資質なんだろうか。ボッシュの演奏は全4楽章の交響曲としての解釈のよう。1楽章のテンポはこの曲が8番と同じ様式で出来ていることを証明したいかのように聴こえました。旧来の9番の解釈とは同次元で語れない、とでも言いたげ。好き嫌いが分かれる演奏でしょう。私は旧来の解釈に捉われないこの演奏、とても気に入りました。8番はどうなんだろう。残響多めの録音も好みです。

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     2012/01/19

    霧の中から立ち上る第1主題の爽快明晰なことは特筆に値します。第2楽章の有名なあの主題、カンブルランはやや短めに切って演奏しています。予想は出来たこと、すべて想定内。速めのテンポで第2楽章は進みます。ワルターも速めだったっけ。好き嫌いが分かれるでしょうね。マタチッチやヨッフム(ドレスデン)も好きですが、表情豊かに流れていくカンブルラン流も捨て難い。第3、第4楽章は彼のためにあるような楽章。納得の名演。勿論、ブルックナー派からは白い目で見られること請け合いですが。今の私の中では、完全にブルックナー=爽快明晰になっています。やってくれます、カンブルラン。

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     2012/01/19

    6番に続き4番です。ここでも爽快明晰、重心はやや軽めか。しかしあくまでも「ロマンティック」なんだなあ。冒頭のホルン~からしてその言葉通り。重厚なブルックナーに少々辟易気味の私には、まさに天の恵み。この国では、こういうブルックナーには厳しい批判が集まることが多い。なあに、私がついてますよ。それにしても、聴後の気分の何と爽快なこと。

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     2012/01/19

    カンブルラン派の私は、目下全集に向けて進行中(?)のブルックナーに触手が伸びました。曲との相性から考えて、まずは6番から。演奏時間は名盤の誉れ高いクレンペラー盤よりわずかに速い。感想はというと、爽快明晰なブルックナー。録音も良好。金管の咆哮、木管の囀り。カンブルランの絶妙なオーケストラ・コントロール。ブルックナー党からは野次が出そうですが、私はとても気に入りました。クレンペラーやボンガルツのような重厚ないかにもブルックナー、というのも良いですが、新時代の名盤として繰り返し聴くことになるでしょう。次は彼のマーラーを期待します。

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     2012/01/19

    「春の祭典」に駄演はなく、押し並べてすべてが名演。というのが私の個人的な考え方で、それが禍で出る盤出る盤、どんどん買い集めてしまい大変なことに。昔、カラヤン盤が出た時は、凄い曲だなあと思ったし、ゲルギエフ盤が出た時はうーんと唸ったし、サロネン盤が出た時はついに真打登場と言ったものでした。カンブルラン盤、テンポについては前の方々ご指摘の通り遅めであり、オケのバランスはまさに理想的。カオスもどこか美的であるし、録音も秀逸。これがSACDだったらどうなるんだろう、と欲が出てくる。I・フィッシャーが待ち遠しいところだが、そろそろハルサイ収集も幕を閉じる頃か。

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     2012/01/19

    「イタリアのハロルド」に最高の名演が必要かどうか意見が分かれるところですが、もし挙げるとするなら、このカンブルラン盤に一票です。ヴィオラ独奏はオケの波間を縫うように美しく、時に力強く泳ぐが如し。カンブルランの抜群の譜読みでオケは実に見事にベルリオーズの劇的世界を表出している。併録のオ−ケストラピースもメインディっシュが如き味わいである。カンブルラン、恐るべし。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/18

    盤歴40年。ブルックナーを聴くとき、意識的にシューリヒトやクナッパーツブッシュ、朝比奈先生を避けていました。ショップで手を伸ばそうとすると、あの先入観が頭を過り。聴かず嫌いというやつですね。世評に高いものや、発掘音源まで見事にスルーしていました。SACD化を機に聴いてみようという気になりました。今回のEMIのSACD化は押し並べて大成功。よし、無の境地で。聴き終えて柄にもなく感動してしまいました。ブルックナーにおける精神論的な話はてんで分からない、分かろうともしない私です。ブルックナーは録音が良くなきゃ、と信者の方からお叱りを受けそうな考えを持っている私が、3楽章コーダで消えゆく音の中に神を見ました。名演とは、これ。ですね。8番にも手が伸びそう。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/17

    意外に、と書いては失礼ですがこのコンビ、マーラーも予想を越える熱演でしたが、ブルックナーの大作でも名演を繰り広げてくれました。ドイツ的とか精神論のような抽象性は抜きにして。レーベル、オケ、指揮者からは想像出来ないようなアルバムです(失礼)。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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