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蓮華人 さんのレビュー一覧 

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     2010/11/24

    チャイコ、ラフマニノフとともに、手の出る一枚。何よりDVDで「好評裏」に廃盤となったクレオベリーの「メサイア」が入っている。ハノーヴァーバンドのロイ・グッドマンが「ブランデンブルグコンソート?」のどこかで見た面々を引き連れ、ラッパのパーキンスが華を添える。ソプラノを少年合唱団とし、テナーのエインズリーが美声で際立つ。録音されたライデンの教会のホールトーンも素晴らしく、CDだが、この価格で手に入れば最高かもしれない。ヘンスラーに録れ直した「花火と水上」も聴いてみたい。うんこれは買いだ。

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     2010/11/24

    このシリーズではチャイコ同様、シャンドス盤の「鐘」と「岩」が含まれていることもあり、買いのセットだろう。さらにメキシカン・ラフマニノフは未聴だが、心そそられてしまう。ちょっと心憎いセットだ。

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     2010/11/21

    ジークハルトがナクソスに録れだした頃の録音で、どれもが集大成されなかったようだ。多分、録音のピッチ(音程でなく録音に要する時間の短縮)が上がらなかったからだと思う。ブラチスラバ放送管ははっきり言ってB級オケ。しかしここでジークハルトが描き出した構図は、最高レベルのアンサンブルに鍛えられ演奏会に臨むアマオケという雰囲気。全ての管の減衰、跳躍音のピッチ、中低域の急速なパッセージの揃い。スーパーオケとは違った完成度を見せる。おそらく1曲1曲丁寧な猛練習の結果だと思う。実は田舎オケのゆるい演奏を期待して買ったのだが、実にシャープに、厳格なまでに正確な揺るぎない演奏に、ちょっと疲れてしまった。ご苦労様。

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     2010/11/19

    CD3までは選曲ともども普通なのに…。CD4はさまざまな年に録音したk55のト長調の演奏を、延々20回も連続して並べたという企画盤。あまりに数の多いD.スカルラッティの、まあ代表曲として演奏の都度、アンコールなどに入れていたのだろうが。それにしても20回も。まあ決して悪い曲じゃないし、アルペジオと音階による曲想が交互に現れ、それなりの盛り上がりもある、面白い曲ではあるが、しかし20回立て続けとなると…。ツァハリアスの「スカルラッティの演奏史」という聴きものなのだろうか? はたして聴き通せるだろうか? 購入のクリックをしてしまったので、間もなく届けられるのだろう。しかし聴くのが怖い。

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     2010/11/18

    マットの丁寧さはあきれるほど。ほぼスコアを見るように正確無比な音価で音楽が再現されている。まあ曲想からして真面目でもいいのだが、もう少し遊びもほしいところかな。CCEもマットの棒に完全に支配されているような、律義極まりない演奏。ただ厳格にして抹香くさいかといえば、宗教色がないと言えるほどピュアで、旋律美を大切にしたエンターテインメントに仕上がっていて、楽しめる。とりあえず脱帽。

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  • 18人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/16

    ショパンの時代に鳴っていたはずの響きを再現する企画だが、オケのアンサンブルなど、技術的には雲泥の差と言っていいほど向上してしまった。ピアノもショパンの技量は分からないが、おそらく技巧的にワンランク上のような気がする。古いヴィルトーゾの録音など、結構ミスタッチも多いし、引き飛ばしも当たり前。多分、ショパンの時代はもっと緩やかだったのではないだろうか。厳格にして正確無比。またエラールにもかかわらず実に素晴らしい響きを導き出している。奇跡のような本物。協奏曲だけスポットで買い、すでに全集化が予告されていたので「全集になったら買えばいいか」と待てば海路の日和。「もしかしたら安くなるかも」などという甘い考えを抱きつつ…。あー申し訳ない。そんな想いが通ずるなんて。私はいけない子です。迷わず、悪びれることなく、クリックしてしまいました。どうかお許しください。

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     2010/11/13

    不可解なほど録音の少ないタイユフェール。その意味では貴重な一枚。ピアノのアリアーノは作曲家への思い入れがあるようで、実に満足いく出来栄え。しかし室内楽はマランの技術面を含め首をかしげる箇所が頻繁に出てくる。ピアノだけなら最高なのだが。残念。

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     2010/11/12

    霊感ですか。どこかで同じような評を見た気もしますが…。でも隙一つなく緻密に練り上げられた世界ですよね。とてもふっと天から降り降りてくるもので、ないのでは。天才少女のまま、広く知られ、早々と名演奏家となっていたとしたら、確かに霊感という評もありかと。しかし、不遇の時節が長く、それはそれなりに慎重な音楽つくりになったのかな。ある意味、奮闘努力の甲斐。そして老いとの戦い。モーツアルトが素晴らしい。モーツアルトの諸作品の中に霊感のようなものがあるのは否定しない。しかし…逆に霊感と看做さず冷徹に彼の作品をアナリーゼし尽くした。そしてとてつもなくピュアな音楽世界を構築した。そうした思いを感じる。17枚の全てが、宝物。「遅れてきた乙女」だったおかげで、ほとんどがモノ含めて聴き易いレベルで最高の2乗。ほとんどがダブりだが、ありがたく買わせていただきます。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/11

    84年。ステレオ誌の録音評で9・6の高得点を得たカラヤンのトゥーランドットを「買ったぞ、聴きに来ない」と呼ばれて友人宅に行きました。「1万4000円したけどね」と得意顔。小生も負けてはいられない、国内盤で3000円で買ったバーンスタインの「トリスタン」抜粋盤を手に、「10点満点だったんだぜ」と誇ると、「それ全曲盤は10点だったけど、抜粋盤は9・4だよ」とステレオ誌の最新号を開いて指摘されてしまった。まあ漫画みたいですが、新たなメディアの出現に、それまでと違った評価の付け方を模索していたのでしょう。それはともあれ、DGもフィリップスもデッカまで一緒になって、130あるというドミンゴのレパートリーのちょうど1割、13タイトルが一堂に。ドミンゴがどうれあれ、全て、名盤揃い。12タイトルを所持しているが買い。おそらくディスクプレス技術の向上、リマスタリングなど、絶対音質は向上していると思うからだ。84年レベルだと、おそらく全て10点満点かもしれない。ダブって悲しい価格でないことだけが悲しい。

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     2010/10/27

    バラード、狂詩、小品、幻想、間奏の各曲集で2枚組みという企画に、まず拍手。オストベ(アウストボ)の演奏がまたいい。音が重なりあい鈍重になりがちなブラームスを、終始、濁りのない音色で弾ききる。押し付けがましい主張はなく、音楽の自然な流れが支配している。ブラームスの本当の良さを教えられたような気がする。

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     2010/10/27

    CBS時代のレニーと違い、3500字では、とても言い尽くせない、さまざまな要素があり、何度聴いても、纏ったレビューが書けない、という、とんでもない代物だ。ふー息が切れる。ちょっと重めで、渋めで、雰囲気としては、マーラーぽいのだが。どこか厚化粧の、ドサ廻り的な、芝居がっかった表現もみえ、くどいと思うこともあった。ふー句読点ばかりで疲れた。しかし何なのだろう。聴き終えたとき、体が火照るような熱さを感じるのは。余りに数多くのマーラーを抱えてしまったが、こうしたライブ的な感動を与えてくれるものは数少ない。やはり最高なのだろうなあ。 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/19

    シマノフスキーの音楽は一言では言い表せない。実に多様なものを抱合している。現代音楽的なソノリティがあると思いきや、グンと盛り上がるとワグナー張りの雄渾な総奏を聴かせ、はたまた鎮まるとハープとともに印象派的なイメージをを漂わせ、さらにピアノが大活躍して新古典派みたいにもなる。しかししてその底に流れるのはポーランドの土の香りだというのだから困る。ラトルがシマノフスキーに惚れ込んだ理由は定かではないが、少なくとも、管弦楽という「器」を使って調理された、ある意味「最高のフルコース」を再現しようとしたのではないだろうか。作品としてはポーランド語のオペラ「ロジェ王」が最高。演奏も最高。言葉は全く分からないが、音楽だけで十分、飽くことなく最後まで聴き通せる。これならラトルが惚れ込むのも宣なるかな。

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     2010/10/19

    大きく呼吸するような抑揚感のあるモルクと、ブラームスの重厚な音の重なりを濁ることなくクリアに響かせる名手・ティボーデの素晴らしいデュオ。音に身をゆだねていると、さまざまな思いが消え去り、不思議な無意識の世界に導かれていくような気がする。グリーグでのモルクは若干、表情が淡白になるが、逆に凛とした雰囲気が漂い素敵だ。座右においておきたい一枚の一つとして挙げたい。

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     2010/10/19

    実に堂々たるピアノトリオ。全て、幽霊までもが大公のようだ。高い技巧と抜群の合奏力が、みなぎる自信を裏打ちする。全編を通して非の打ちどころない演奏だが、聴き続けているとちょっと疲れる雰囲気も。「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」とは言いませんが、まあ1日2曲を超えないように聴くこととしましょう。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/14

    米国人ということならニコラ・エンジリッチと呼ぶ方がいいのだろうか? あり余る力を、抑え抑え、一つ一つの音をおろそかにすることなく、響きを大切に弾きこんでいるような気がする。大人の感覚で、渋めのスタイルは、ブラームスの曲想とぴったり。技術的にも余裕がありそうで、難渋な作品でも軽々と弾くので、胃もたれすることもない。非常に聴きやすいブラームスになっている。ヴァージンの録音も少しオフ目だが、響きを制限しているようで、耳に優しい再生音。これから後期作品を聴く機会を増やしてくれそうな、そんな予感がする。

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