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eroicka さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/21

    LP時代末期の1300円の廉価盤時代から親しまれた名盤。今回、レトロなオリジナルジャケットが使われており、高級感があるのが嬉しい。高齢で最近亡くなった方ではない、別のご健在の高名な某評論家先生が例の「光彩陸離としてチャーミングの限り」みたいな独特の文章であちこちで激賞しているが、これはその通り異論なく素晴らしい。ピアニストの若くしなやかな感性が光り、伴奏のオケも特に奇をてらったものはみられないのだが、響きの柔らかさと粋な表現が素晴らしく、かつてのパリ音楽院のオケの明るい響き(特に管楽器)と薫り高さは特筆すべきだ。

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     2013/01/21

    フルヴェンファンにはおなじみの音源。あちこちのレーベルから出ている。緩急自在なテンポと鬱蒼としたロマンと思索、そして戦時下の緊張…いまではもう聴かれない個性的な演奏だ。独裁体制の戦時下、みな命を削って音楽に取り組んでいた時代の記録で、こうした演奏は世紀を超えて語り継ぐべき遺産だ、マイクとの距離が悪かったのか、ピアノの音がffで割れているのだが、やはりこの盤でもオケのサウンドほど大きく改善できなかったのは致し方ないか。

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     2013/01/21

    落ち着いたあっさりした表現にポリーニ並みの(芸風は違うが)卓越した技巧で一部のピアノファンには熱く支持されている演奏だ。ヒストリカルマニアの小生が評するなら、さしずめ現代風のテクニックでバージョンアップされたソロモンのようだ。ソロモンよりは今風に表現は濃いのだが、曲に語らしめんとする姿勢は、共通している。アンドリュー・デイヴィスの指揮もこのスタンスに寄り添っている。確かにもっと聴かれても良い演奏だ。

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     2013/01/21

    遅いテンポ、濃厚なロマン、一般的なこの曲のイメージとは異なる個性的な演奏だ。晩年のバーンスタインの美学がツイメルマンという理解者を得て、自由自在に演奏したものだ。交響曲や弦の協奏曲よりも豊満な演奏ぶりなのは、やはりツイメルマン(後年の彼の弾き振りのショパンを聴くと理解できる)が触媒になったのが大きいと感じられる。昔のワッツとの分かりやすい演奏に比べて、威容が大きくなり、ファーストチョイスには適さないが、今でもこの曲の演奏を語る上では欠かせない1枚だ。

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     2013/01/20

    この時代、FMやテレビ、LPでリアルタイムで聴いていた世代として懐かしい演奏だ。未完成はテンポの遅めの重厚な演奏で、運命も、若いベルリン時代の凄みはなくなったとはいえ、単に構成やサウンドの美を追求しているだけでなく、彼らしい細部へのこだわりがみてとれて面白い。当時の日本のホールなので残響が少なめなのが惜しいが、克明な録音も相俟ってかえってそれがライブらしい高揚感を感じさせて面白い。ウィーンフィルは80年ごろを境目にして、徐々に古来の香りを失い始め、90年代以降、ウィーン風のサウンドを漂わせたインターナショナルな巧い楽団へと変わっていく。この時期のバーンスタインやマゼール、ショルティあたりの録音は、そうしたウィーン・フィルの変遷をたどる参考になる。

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     2013/01/19

    ラフマニノフの自作自演盤というかピアニストとしても代表的音源だ。どの曲もそっけないほど禁欲的に淡々と進行するが、技巧の高さで興奮する見せ場を作っているのは、さすがだ。出世作の2番は物足りないほど過度の感傷を排し、3番や4番、パガニーニ変奏曲では速いテンポで流麗に進み、随所での技巧的な見せ場に悪魔的魅力がにじみ出る。時期の近い音源としては、2番、3番は40年のギーゼキングとメンゲルベルクのライヴの方がスリリングだし、3番といえばホロヴィッツの1930年の録音の方が凄まじい。しかし、作曲者としては自作曲の正しい姿を伝えようと努め禁欲的表現に徹し、解釈者としての演奏家たちはそれぞれのスタンスで個性的な表現をするという姿勢の違いがそこにはあるのかもしれない。音質は1920〜40年代のものとしては悪くない方だ。

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     2013/01/19

    ワインガルトナーらしく端正で淡々と進む端麗なブラームス。速めのテンポでダイナミクスも抑制気味。ここでは2曲しか入っていないが、全4曲を録音しており、すべて聴いたことがあるが、偶数番号の曲と相性がいい。というか1番が一番物足りない。当時の政治情勢かレーベルの都合かは知らないが、ウィーンフィルと録音すればよかったのに惜しい。この復刻版はもっていないが、ずっと全集としてカタログにのっていたのに、いま現在は2曲しか入手できないのは残念だ。

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     2013/01/19

    残響が少なく楽器に近いマイク設置で、ブルックナーのような感じの演奏の無骨さが一層強調された印象。オケの技量がもどかしい部分が散見されるが、そうした限界はあるなりに、必死に複雑な音楽を表現しようとする真摯な演奏ぶりは心に残る。朝比奈の意図を完全に表現するまでの力量は十分でなかっただろうが、会場で聴いたらおそらくブラボーと叫んだかもしれない熱気はある。こう書けば、まるでアマオケに対する評のようだが、確かにそのような部分を感じるからこそなのだ。尤も、70年代の日本のオケのマーラーといえば、山田一雄や若杉弘、渡邊暁雄、インバルらのライヴがいくつか残っているが、それを聴けば、トチリや入り間違いのようなミスはつきもので、当時の日本のオケはどこでも、マーラーはまだチャレンジングなレパートリーだったといえるので、大阪だけが巧くなかったということではないというのは名誉のために付言しておく。ジャケットが当時の大フィルのパンフレットのデザインというのも好ましい。

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     2013/01/19

    マーラーを得意とするミトロプーロスの残した演奏でも代表的なもの。テンポは速く、グイグイ推進していくが、テンポやダイナミックスの起伏も激しい。一見冷徹そうな中に熱いパッションが暗くほとばしる趣はいつものミトロプーロス節だ。NYPも緊密なアンサンブルでいつも通り高い要求に応えている。M&AやDocumentなどいくつものレーベルから出てきたが、マニアのみならず様々なファンから支持されている証左だろう。

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     2013/01/19

    不安定な調性や響きの追求よりも、旋律の流れを重視し、落ち着いた温かみのある演奏。オケは誠実な演奏振りで指揮者に尽くしている。その分、狂気や錯乱といったマーラー特有の精神世界という視点が薄れているのも確か。今となっては古臭いかも知れないが、独特の魅力があり、今後もこの曲の名盤・名演を語るときは外せないだろう。

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     2013/01/19

    十八番のシベリウス、ウィーンフィルとのブラームス3番やニューフィルハーモニア管弦楽団のマーラー、ディーリアス、V・ウィリアムスなど馴染みの音源が中心だが、1950年代のハレ管弦楽団の録音など珍しいものあり貴重だ。ただ、ブラームスは3番と序曲のみでマーラーは5番だけで、6番も9番もない。シベリウスも同様だ。こういうBOXものにするなら、虫食いのつまみ食いにせず、収録曲を増やし15〜20枚組にして網羅的なアンソロジーにしてほしかった。このEMIのBOXセットは、こういう点でセンスがなく、せっかくの良心的な価格と珍しい音源というセールスポイントを台無しにしているのが残念だ。

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     2013/01/18

    古くから知られた名盤。廉価盤で度々LPやCDで出ていたので、ご存知の方も多いだろう。モノラル時代のケンプの精神力が光る。それは共演者であるコンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ドレスデンによる部分も大きく、バックハウスとベームの盤のような峻厳さはなくとも、ロマンの香りと構成感を重視した正統派の演奏として、長く記憶されるべきものだろう。モノラルながら、ステレオ直前のDG録音だけに、音は極めて良好だ。同時にバックハウス盤も発売されているが、特にこの曲がお好きな方には必須の名盤なので、未聴の方は合わせてお聴きになるのをお勧めしたい。

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     2013/01/18

    だいぶ前に買ったもので、それ以前にも海賊版で出ていた音源で、端正なクーベリックが着火して本気になると、こうなる典型。強く感銘を受けた。かっちりとしたDGの録音もあるが、このAuditeのほうが圧倒的に良く、どちらかしか買わないのなら、こちらを勧める。

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     2013/01/18

    これはお買い得です。現在、世界の歌劇場に欠かせない錚々たる出演者たちが、生き生きとした歌芝居を聴かせる。指揮やオケも悪くない。ベルカントものが好きな人は、値段を考えると、持っておいて損はないかも。

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     2013/01/18

    南米出身の名花サヤンとリリックテノールで名高いタリアヴィーニの共演。オールドMETの生き生きとした活気ある舞台がしのばれる。

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