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レエル さんのレビュー一覧 

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     2008/05/20

    長年に渡り大量のクラシックやジャズそれにロックも理解し愛聴してきたつもりですが、こと声楽や歌劇になると細部描写の理解はおろか、私メにとってはまるで全体が霧に包まれたような思索と瞑想の世界でしたが、今回は一枚100円と云うこともあり、躊躇することなく入門する事ができ少しずつ霧が晴れて行くようです。又〜後の半分(25枚余り)はわりと知られたもので、クイケンやビルスマの良さは説明する迄もなく、鈴木秀美の無伴奏に至っては(初録ものですが)その手弱女な表情は自然と一体になり呼吸をしているようで本当に素晴らしいものです。他ラルコ/ヴィヴァルディ〜の通低音群の響きが神々しく、この世のものとは思えぬ『美心像』を完成させてくれました。とに

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     2008/05/19

    演奏は忠実であるといっても、ただ細部描写にこだわるだけでなく、鳴りや空間それに残響効果の追求をも主眼とする試みがみられる。またデュナーミクに対する配慮や、となりとの対比〜均衡関係はとても丁寧で、そののびのびとしたタッチや明るく清新な色彩はみずみずしく、幸福な情感が自然に演奏からにじみ出てくる表現だ。一方曲によっては、まるで人や風景が夕日を浴びて長い影を落としていくようで、しみじみとした追憶の情感が漂う!
    この素晴らしい演奏から大いに感銘を受け、ブレンデル・コレクション(6CD)を購入したが、これがまた美しいエビちゃん!いや演奏で素晴らしかった。

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     2008/05/19

    ラローチャは事物の本質的な形態を的確に表現し、奏でられる音はプリズムの純粋色に還元される色彩や単純な線、さらに形態の一種独特のリズム感によって全体を統一的に構成しているので、非常に安心して聴いていられる。緑茶に紅茶にラローチャみんな美味しい!けど酔えない。
    酔える〜 ブレンデル シフ ペルルミュテール クリーンそしてポミエに比べ、酔えない演奏(個人的に)は、少し旗色が悪く評価をワンランク下げました。

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     2008/05/18

    クラシック・ジャズの草分けといえばキケロやルーシェ!両者全く違うスタイルで、確かにキケロは腕達者な演奏スタイルでバップ色が濃くピターソンぽいし、ノンレガード法を多用することで音を短め鳴らし旋律を明確にしているようだ。一方のルーシェはクラシックの題材をマテリアルとして扱い、箱の鳴りや響きに重点を置きながら、三者同等でインタープレイを繰り広げて行く。後は好みの問題ですが、この時期MPSの録音は作為的クリアー音の為、ピアノは金属的でエレピのようで、それにも輪をかけてソロの盛り上がり部分では臆面もない過度の表現や、もってまわったわざとらしさ(言い回し)も感じられる。全体として悪くは無いが、ルーシェと比べた場合にはどうも旗色が

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     2008/05/16

    普段〜エロイカや運命・合唱付きを聴く時に、どうしても演奏の心像をフォルムとして間接的に捉えてしまうが、ここではもっとコアな部分でのプリミティブなものに関心をもたされてしまうが、その結果〜大胆な構成や明晰な色彩・単純化されたフォルムが、血煙をたてて強烈なアクセントやリズムと共に襲いかかって来る。そして、この体験は強く脳裏に焼き付けられ、いつまでも離れない。これは、これまでのベトの世界やルカ教会を打ち破るモニュメンタル作品で、『人間のプリミティブな内心』までも表出するアーノン クールの姿が見え隠れする。

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     2008/05/14

    先に発売されたバッハの編曲に好感が持て購入をしましたが、こちらの方が数段上ですね。原因はfor celloとfor piano・barytoneの違いにあるのでしょうか?バッハの時は少し一本調子で直線的でしたが、ここでは『ただギターに置き換えた』というだけでなく、一つの完成された音楽として、ハイドンやモーツァルトの面影を伝えています。多弱女な演奏は、時にしみじみとした追憶の感情を、溶明させてくれます。評価は値段を考慮し、最高としました!

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     2008/05/13

    聴く人によってバッハ以外の題材では、(ベト、ショパンetc.)グールドのみが俯瞰する高邁なビジョンの一貫にしか過ぎず、現実を破壊した感情表出に乏しい、無表情で機械的な変体した演奏と、疑問視する方も少なくない。そんな私メの兄貴(49歳)の誕生日に、今年プレゼントした意味合いは、浅はかで無い筈だ!
    お値打ちBOX(バッハのみ)はプラスチックケースバラ売りが12枚で、初心者にも精神的荷重にならず、扱いやすいので安心。

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     2008/05/13

    全体として崇高 厳粛な『美心像』は見えて来ないが、快美で明るい響きは本当に心地好い。このグルーヴ感はキケロやルーシェ迄行って終うのか? とりわけテンポやデュナーミクに対する配慮は独特で、多少の美化、理想化は行われているものの、おそらく聴いていて不愉快になる人は少ない筈だ。しかし残念ながら、正直〜私メには、ブレンデルや、ケンプ、シフ、ポミエのような永続的な価値観は見い出せなかった!

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     2008/05/13

    一見、現実破壊し人間的な感情表出に乏しく、無表情で機械的な演奏のようだが、実は新しい表現方法を切り開く為に、未来志向型の革命的な起爆剤を撒き散らしながら時代を疾走したそのグールド自身が、自家中毒ギリギリのところで闘った奇跡のようにも思える。しかし題材(ベト、ショパンetc)によっては、彼(未来)のみに俯瞰することが許される、高邁なビジョンの一貫に過ぎなかったとも言えるが、このセットにはモニュメンタルな意味合いも込めて、個人的には絶対買いです!

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     2008/05/11

    軽く柔弱で曲線的な指使い、この親しみやすい魅力は真の節度や人間的な情緒、感情への目覚めが外界への目を開かせたという考え方もできるだろう。あるいは、解放された心情がその高揚を自然に託して歌い始めた演奏と言ってもよい。
    とりわけ、テンポやデュナーミクに対する配慮は、とても丁寧で、隣同志との対比、全体の中での均衡関係が素晴らしく、又充分に深みのある響きは、アファナシエフのそれが溶暗するのとは対照的に溶明してくる。それぞれ魅力的だが全体としてはメジャー曲はケンプを良く聴いてます!

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     2008/05/10

    私メが良く聴いていた、二台のピアノとオケやオルガン協奏曲とは(EMI58年、61年録音)音がまるで違う、特に弦楽器の音が立っていると言うか?オルガンの長い音のニュアンスなんかもダレ無いし、淀まない。やはり録音の30年違いは大きい!ピアノはポミエとケフェレック、それでこの値段は安い。ただチェンバロの音が弱いのが残念。

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     2008/05/05

    透明な灰色のアリアに、ガヴリーロフの意気込みがうかがえる演奏は、バロックに連なる厳密な形式と、指やペダルの動きに対する欲求との結び付きのうえに、成立しているように思える。これは演奏者の内部に混乱や自家中毒を起こしかねぬ代物だが、ガヴはその形式観を、指やペダルの動きへの欲求にさらすことによって、一種シンフォニックなものにしている。また一方で指やペダルの動きへの欲求を厳しく監視する事によって、それを単なる瞬間的印象を超えるものとして演奏に定着させている。読みと技術の冴えが浮き出るゴルトベルクは、グールド以来!

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     2008/04/28

    ダールの響きが溶暗して行くのとは対照的に、ロッターのそれは溶明して行くようで清々しい。伴奏はアスペレンほどキラキラせず、強いコントラストも描ないで一見無表情だが、臆面もなく大袈裟で下品な表現よりも好感が持てる。全体としては、 ダール/アスペレンほどの憑依する力強さに欠けるが、とにかく耳に心地好い演奏です!

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     2008/04/28

    やはり打楽器系になって来ると、ジャズコンの方が表現幅も広く数段上!

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/04/25

    アファナシエフが、ブラームスの心の内部の音を浮かび上がらせようとしたのとは対照的に、オピッツはブラームスの堅牢な構成の音楽を、剛直と柔弱の対比によって、内部を守る砦を構築したようだ。その大理石を磨き上げたような深みのある音色の明るさは、未熟な情感に溺れた甘ったるい演奏ではなく、主軸が非常に強靭で、明晰さをもって音の隅々迄はっきりと認識させてくれますが、ともすると固い 冷たい 形式的で武骨?といった評価が下されることもあるのが、非常に残念です!

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