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saitaman さんのレビュー一覧 

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     2023/01/14

    Godardは子供の頃から天才とされ短い人生においてオペラ歌曲をはじめ多くの作品を遺した19世紀のユダヤ系フランス人。バイオリンは得意な楽器だったようで、先日聴いたピアノ小品集がとても良かったのでこちらを探して手に入れた。いずれもロマン派ど真ん中のバイオリンとオーケストラのための作品で、どうしてこういう曲が忘れられていたのかと不思議に思うくらいである。とても良かった。演奏・録音共に優秀。

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     2023/01/12

    シャミナードはフランス近代音楽の女流作曲家。英文のブックレットによると、ビゼーが才能を認め、ただ当時のフランスでは女性が音楽院に入るのが許されていなかったので作曲やバイオリンなどいろんな先生を紹介されて音楽家の道を歩んだようだ。当時はかなり受け入れられて350曲も作品を遺したそうだ。忘れられた作曲家になってしまったが、近年の女性作曲家再評価の中で地味に見直されている。ピアノの小品は彼女がもっとも作品を作った得意分野で、実際、こんなに愛らしく細やかな作品群が音楽史の片隅に追いやられていたのが勿体なく思うくらいに素晴らしい。録音も演奏も悪く無い。なかなか良かった。

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     2023/01/09

    紙のボックスではなく、普通のCDが6枚まとめてあるので、だいぶ分厚い。ただ、世界初録音が目白押しで、内容は想定していた以上に特徴的だ。特にドビッシーについては、大学を早期退職した専門家がたくさんの未完成の草稿から長年研究した成果の作品が収められていて、かなり読み応えのある熱の入った英語の解説がついている。サティもそうだが、楽器も非常に古いピアノを使っている。にしても録音がイマイチではあるが。聴きものとして一番拾い物だったのはゴダールの作品集。多くの作品を残したが若くして亡くなって時代に埋もれてしまったようだが、ショパンとフォーレを足して2で割ったような感じで心地良い。全体として特別お買い得には見えないかもしれないが、それぞれ単品で発売されているCDは結構いいお値段なので、それをそのまま6枚揃えただけのこのセットはうんざりするぶ厚さではあるがお買い得で、唯一無二の企画もののセットにはなっている。

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     2023/01/03

    ノイマン&チェコフィルの2度目のドヴォルザーク交響曲全集。演奏は1度目の全集よりも明らかに丸くなっている。どちらを取るかといえば個人的にはこちらを推す。ただ、キャニオンクラシックのものやドヴォルザーク150周年記念のライブ程の独特な味わいまでは行かない。引き込まれるようなエネルギッシュさや派手さは足りないが、知と情のバランスが良く、細かい表現力やテンポのコントロールの巧みさはさすがである。特にあまり演奏されることが無い初期の作品は良かった。7番も良い。録音は鑑賞する上で特に問題無い程度に良好。

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     2023/01/01

    ロシア・バレエ団ゆかりの曲をまとめたボックスセット。録音年代や指揮者にバラつきがあることから元々からそのように考えて録音されたものではないだろうが、結果としてユニークで面白い企画になっている。全てセッション録音。多くが21世紀に入ってからのもので音質もオーケストラの演奏も良好。特にカンブルランとペシュコーのストラビンスキーは演奏・録音共に大変見事で、ベスト盤として推したいレベルである。オーリック、シュミット、ミョー、トマジーニ、ソーゲといったあまり聞く機会の無い曲もいくつか収録されており録音状態の良さも加えるとフランス音楽が好きな人は大変貴重である。表紙の絵以外は簡素で素っ気ないパッケージでブックレットもペラペラであるが、筋の通った企画で興味深く聴くことができた。

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     2022/12/18

    コリン・デイヴィスとバイエルン放送交響楽団のモーツァルト。Liveとセッション録音が混在している。Liveの方は小編成の生演奏なので若干ざわつき的なノイズがあるし全てが完璧ということでもないが、超一流のオーケストラなのでソロは上手いし演奏そのものは良い。基本的には重厚なスタイルである。個人的には、最後の序曲集あたりはまた何度か聴くことがあるかもしれないと思った。録音も悪く無い。ただ、モーツァルトの録音はバッハやベートーヴェンと並んで世の中に溢れており、誰かに推したいとか感動を誘うとかこの演奏でなければというような特徴はそれほどないかな。

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     2022/12/11

    フランスの作曲家アンリ・ソーゲのギター作品集。アルクイユ楽派を立ち上げ、バレー音楽で足跡を残した作曲家である。英文の解説によると、ギター作品は比較的後期に作られているようで、作曲家本人はお気に入りの楽器であったようだ。フルートやチェロが伴う作品もあり後者については世界初録音とある。はっきりいって、とても地味な作品集ではあるが心地よい。2013年と2014年にイタリアで録音されている。間違いなく売れ筋では無いにもかかわらず、あえてこういう作品集に取り組む演奏家は熱が入っている。Liveのようにかなり息遣いとかも聞こえる。ニッチな曲を収めた貴重な1枚である。

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     2022/12/11

    小編成のオーストラリアよるネゼ=セガン指揮のシューマン交響曲全集。スッキリ、くっきりとした演奏となっており、星の数ほどあるシューマンの交響曲の録音の中でも特徴的なものになっている。ただし、解釈そのものはむしろ保守的で、特別な感じはしない。

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     2022/12/10

    くっきり、すっきり、明瞭、軽快。小編成のオーケストラによるメンデルスゾーンの交響曲全集。少数精鋭の強みを生かして、アットホームで解像度の高い演奏が適度な残響の中で展開される。聴いていて楽しい。特に第2番は名演だと思う。メンデルスゾーンの交響曲の録音は既にたくさんあるから、今さらカラヤンのコピー盤を作ったところで大した存在意義はない。ハッキリした特徴を持った気持の良い爽やかな全集である。

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     2022/12/09

    ミュンヘンフィルとゲルギエフによってブルックナーゆかりのリンツの聖フローリアン教会で足掛け3年にわたって行われたブルックナーの交響曲のLive録音である。曲によって多少のばらつきはあるが、ゆったりした調べが美しく朗々と響き渡り、期待を裏切らない重厚な演奏になっている。また、ロシアの指揮者らしく重厚さに加えて迫力と力強さがある。また、ブルックナーの交響曲は第5番を除き第4楽章が少々物足りないと思うことが多く第4楽章が無い9番が一番いいと思うことさえあるのだが、元来がオペラの指揮者であるゲルギエフは終盤にかけての盛り上げ方をとても上手くやっている。指揮者の唸り声などはあるが、観客の咳払いなどはノイズリダクションされているようだ。同じミュンヘンフィルでもチェルビダッケの全集とは全く違うし、ケンプの残したいくつかの録音とももちろん違う。ロシアのウクライナ侵攻でゲルギエフはミュンヘンフィルを事実上追放されてしまったのでちょっと微妙な立場の全集になってしまったが、演奏そのものは上質であり今やたくさんある他のブルックナーの録音と比較しても確かな特徴を有している。

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     2022/11/26

    Pilss、Zemlinsky, Foerster, Beineckeの20世紀の4人の作曲家の五重奏曲の演奏を録音したもの。20世紀の作品といってもこのCDに収められた作品は難解なものではなく、親しみやすいものばかり。演奏は天下のベルリンフィルのメンバーたち。多彩な管楽器の音色が織りなす世界に楽しい時間を過ごさせてもらった。

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     2022/11/20

    素敵なアルバムである。フランスの世界的なフルート奏者パユが、メイエなどフランス語圏の一流ソリスト及びパリ室内管弦楽団と共に、パリゆかりのフルートの名曲を、パリで録音した2枚組のアルバム。これでもかというくらいベタなパリ推しであるが、全く期待を裏切らない。演奏はもちろん一流。選曲も良いし、しなやかで、何より、楽しい。2021年の録音で音質も良好。

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     2022/11/19

    世界的なフルート奏者エマニエル・パユが、オペラの名曲の有名で親しみやすい旋律をフルート向けに編曲した作品を1枚にまとめた録音である。一歩間違うとムードクラシック音楽作品集になりそうな感じのアルバムであるが、演奏の質は高く、気恥ずかしくなりそうなくらい真っ向から取り組んでいて、とても楽しめる。録音も悪く無い。

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     2022/11/19

    ペトルーシュカからの3楽章が非常に良い。かつてのポリーニやベロフの名演を上回る。スクリャービン悪くないが、あまりにも明快過ぎてスクリャービンの音楽の持つ神秘的な魅力にはやや欠ける。

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     2022/11/13

    ラトビアの作曲家Plakidisのオーケストラ作品集。Canto, Variations, Legend, Glance Backの4つの作品が収録されている。作品ごとに特徴は異なるが、古典的な手法に現代的な技法を織り交ぜ精緻に書かれている。最も印象的だったのは最後のGlance Backで、Partの音楽に共通するものがある。Variationsも表情が多彩で良かった。71分の長時間録音。指揮者はカラヤンコンクールで優勝のキャリアを持つ。ラトビア国立交響楽団は母国の作曲家の作品を一音一音丁寧に奏でている。2019年の録音で音質も良好。

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