ラトビアの作曲家Plakidisのオーケストラ作品集。Canto, Variations, Legend, Glance Backの4つの作品が収録されている。作品ごとに特徴は異なるが、古典的な手法に現代的な技法を織り交ぜ精緻に書かれている。最も印象的だったのは最後のGlance Backで、Partの音楽に共通するものがある。Variationsも表情が多彩で良かった。71分の長時間録音。指揮者はカラヤンコンクールで優勝のキャリアを持つ。ラトビア国立交響楽団は母国の作曲家の作品を一音一音丁寧に奏でている。2019年の録音で音質も良好。