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レエル さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/03/27

    おそらくキースジャレットトリオの中でも、1.2を争う演奏でしょうか?右手旋律に対し左手伴奏が、ギリギリのところ迄タイミング待ち、タメを作りってダイナミズムを演出する。そこへ、横暴を妬むリズム陣営が待ちきれなくなり、激烈な内戦に突入して行く。何時もながらのパターンだが、録音当時最高だった....
    今は、メルドゥやピエラヌンツィに未来像が見え隠れする。

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     2008/03/26

    箱モノ1台でミニマルを9CDという、文字通りブリアントの(無防備な)企画に感嘆と感謝の念をいだき、予約段階で購入を決めたが、これが残念!やはり最小限の音(旋律)の反復で勝負する演奏は、管や弦楽器による音の色彩や表情で奏るか、エレクトロニクスを導入するか?しかしそでもピアノに拘るならば、音にトリートメントやドレッシングを施してやり、また曲によってはサンプリングの挿入や残響よる距離感や空間の演出、ベースの抜き差しによる質量の移行等々?絶えず微妙な変化をつけてやらないと、反復という荷重に支力が耐えられないように思われる。個人的には、ハッセルやナイマン、フォックス、イーノ等々のアプローチの方が大胆かつ繊細、精緻でより創造性を感

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     2008/03/24

    寛容なリスナーやピリオド人気に後押しされ、カルミニョーラは『四季』の聖域にあえて卑俗にして特殊なるものを持ち込み、伝統的な牙城を陥れようとしたが、イタリア合奏団やハンブルク ソロイスツ、イ・ムジチの作品に接すると、高邁なヴィジョンの一環に過ぎなかったことを知る。かつて演奏された四季の中でも、イタリア合奏団の演奏は最も高貴で均整のとれた理想的形姿があり、そこには 盛りを過ぎた老人の堅苦しさや、極端な表情、下品なポーズは微塵もない。

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     2008/03/22

    エネスコの光景描写はこれ迄にない新しい感動に満ち、わい小な人間達をのみつくす自然の広大な空間と吹き荒れる弦楽のダイナミズムに他ならない。
    空間構成は非常に斬新であり、またどことなく澄んだ空気とメランコリックな雰囲気が漂う。このような作品で、晩年のカラヤンには本領を発揮して欲しかったものだ。
    1番はかなりイケル!

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     2008/03/21

    早熟で偉大にして普遍なるメンデルスゾーンの聖域に、ヘンシェルはあえて卑俗にして特殊なるものを持ち込むことによって、伝統的な牙城を陥れようとしたが、演奏は偶発的な事に過ぎず醜さだけが伝わった。 やはりカルミナ四重奏団の演奏が、いかに美しい調和をなして技量の円熟が素晴らしいものかを物語っている。

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     2008/03/21

    演奏は直線的だが、音は明るく張りがあり、清新な色彩は流れる水がきらきら光るようだ。カントロフやムローバが均整のとれた理想美だとすれば、彼女には大空から勝利の伝令を受け飛翔するようなアグレッシブな美しさがある。 またフランクのソナタが激烈なプロコに妬まれるような演奏で素晴らしい。全体的に伴奏は少し物足りなさも感じるが、軽快清楚控え目で、彼女の音の移行に、そよぐ風を楽しむかのように寄り添い、決して極端な表情や下品なポーズなどをとらない配慮が伺える。

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     2008/03/20

    明確な表現に圧倒させられる!バッハは少し硬く直線的だが、バルトーク以下とても透明度の高い演奏で、(好嫌分かれる)又水晶の湖面の反射とも言える高音域は素晴らしく、これは、鍛練による技術が作品を芸術に迄押し上げた。録音は綺麗だが無機質で、もう少し量感やふくよかさが出せたはずだが.....演奏が素晴らしいだけに残念。

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     2008/03/17

    シネ・ノミネの演奏は時として少し古ささえもも感じさせられるが、しかし、自分たちの思想を表現するために事物を明確にとらえようとする意図がうかがえる。
    作品15番はベトに傾斜するシューベルトの気持ちが、かなり表現されているように思える。10番は曲の美しさと同時に夢幻の調べを生み出している。またマイクの近接録音効果で、チェロの明暗の推移を強調させたものにし、ヴィオラの神秘的な色合いやヴァイオリンの明晰さが伝わってくる。演奏は軽快清楚なイメージだが、荷重と支力の均衡表現は厳格で、空間的調和や構成的ヴィジョンは理想的であり、生気に満ちた素晴らしい作品に仕上がっているので、買い!

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     2008/03/16

    ハードコア作品ではあるが、特にアルゲリッチとのソナタは荷重と支力の(危うさをはらんだ)バランス感覚が素晴らしい!二人は進行と共に熱を帯びて、次第に均衡をなくし、勢い余っていきなり床面に突き刺さるぎりぎり迄行くが、多感で激しやすい情意に満ちた演奏は自分の本能 感情 反理性的なものに目を向け始め、何か作品と闘う必要がある時には、ただ作品に忠実なだけの堅物者やテクニックだけの皮肉屋の行為では闘いにならない事を知った。ここには強い力を発揮する精神が純粋に芸術に迄高められた崇高な世界がある。アルゲリッチとクレーメルの周到に配慮(企み)された闘いはプロコで頂点を極める!

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     2008/03/15

    伴奏はバッハと同じくアスペレンだが題材がコレルリ(長調曲)であるためか、ダールにしては珍しく明るく華やかな色彩によった作品で、オルガン伴奏ではヴァイオリンがうねり逆巻く大波のようで、またハープシコード伴奏では、ドラマチックに対照された劇的効果に富んだ演奏が、ダールの内心を目覚めさせ外界への目を開かせたと云うことだろう。あるいは彼女の解放された心情が、その高揚を自然に託して歌い始めたといってもよい。
    いずれにしても、(いつもの鼻息も気にならず)このようなファン・ダールは、かなりいける!

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     2008/03/15

    クラリネットの音色は曲も演奏も夕日を浴びて長い影を落とし、どことなくメランコリックな雰囲気が漂うけれど、メイエのもつ音色は時として流れる水がきらきら光り、明るい陽光に満ちた南欧に誘ってくれる。このような演奏を耳にしていると、私メはどこか田舎の田園や森林の静けさの中に身を置く思いがするし、それは文字通り、美しい演奏を耳にした時の情感である。
    またカルミナ四重奏団は曲の真実の姿を改めて問い直し、新しい目で合奏を見つめ、自分たち自身の理念や感情を率直に表す傾向が見られ、五重奏をより新鮮なものにしている。希少価値や録音 値段も含め最高としましたが、デンオン発売のほかカルミナ四重奏団は全て最高ですね!

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     2008/03/14

    コープマンということで、題材が感覚的に塗り替えられてはいるが、合理性 実証性 明快さ 速度感に違和感はなく、むしろただ曲に忠実で正確に演奏するだけでは、かえって曲のもつみずみずしさが失われてしまうが、彼が望んだのは演奏の情緒性が方法的でなく、直感的 即興のうえに成り立ち、それ自体は鍛練が演奏を芸術に迄高められた表現で、極めて美しく高度な仕上がりを見せている。

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     2008/03/12

    依然として『四季は物語るべき内容を持たねばならぬ』とする考え方が大半であり物語性の束縛から、抜け出すのは容易でないが、ここではもっとのどかで身近な雰囲気をかもし出しているし叙事詩に対して抒情詩があるように、素朴に自然の美しさを歌う事も音楽家の使命であると思うが....他ハンブルグ・ソロイスツはモーツァルトやヘンデルそれにハイドンも素晴らしい!

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     2008/03/06

    時代考証(ピリオド)の原理に対して必ずしも忠実ではないが、ウルブリヒはピリオドがパキパキと折れるようなリズムで演奏を放置するのに対して流動性を効かせて音を引っ張っているようだ。特徴的なリズムを持つと同時に透明性を失わないように、淡い音色を織りなしながら、ゆったりと揺らめくような空間では一種の連続性があり、硬直したところが全くない。
    コントラストが強く断続的にたどられる今流行りの空間表出とは一味違う!
    また録音は70年と少し古いが、逆にルカ教会の響きが施され作品をより味わい深ものにしている。

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     2008/03/05

    ここでの演奏は現代楽器でも音のコントラストの強い音群を織りなして力強く音出するのではなく、音は薄く淡色だが量感を支える輪郭線は明確であり、特徴的なたゆたうような雰囲気があり独自の心地よい表現となっております!また古楽器に比べて奏でられる空間には、一種の連続性があり、やはり長い音のニュアンスや流れるような雰囲気がいかんなく発揮されているので、ハイドンをゆったりと聴きたい人に最適ですね!録音は綺麗ですが最後の微調整で低音域にもう少し強い張りや締まりを施すやり方もあったと思う。

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