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トップ > My ページ > eroicka さんのレビュー一覧
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検索結果:701件中241件から255件まで表示
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/18
荘厳な神秘性とワーグナーの世界への敬虔な信仰が演奏を貫いている。遅いテンポで荘重に歌われるコーラス、昔らしく大仰ながらドラマティックな歌手たち、全曲が残されていたら、と惜しむのは私だけではあるまい。当時、いかにバイロイトがワグネリアンの聖地であったかを証明するような1枚だ。音楽よりも奇抜な演出優先となったいまでは考えられないことだ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/18
戦後のバイロイト再開の記念碑的な名演で興奮が伝わってくる。当時のベスト水準のキャストを擁し、冷静なカラヤンの指揮にもライヴらしい高揚感が漂う。70年代のSKDとのステレオ盤よリ素直な表現だ。できれば、リング全曲の録音が残っていたらと思う。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
マニアには知られた音源のはずだが、NAXOSのこのシリーズはMETのオーソライズされた音源を使っているのか、いつも比較的聴きやすい音質だ。千両役者ぞろいのうえ、引き締まリ熱を帯びたライナーの指揮が素晴らしい。ライナーはワーグナーやRシュトラウスの指揮でも定評が高く、METを中心にマイスタージンガー、ばらの騎士などの素晴らしいライヴ音源を残している。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/17
1940年前後の録音で、この時代では残響もきれいに入った聴きやすい音だ。ブラームスの偶数交響曲は、奇数の曲ほど派手ではないが、ここでも随所に緩急自在のメンゲルベルク節が聴かれる。3番は31年のセッション録音のほか43年のライヴがあり、1番は40年?のライヴがあるが、2番4番はセッション録音だ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
メンゲルベルクの30年代前半の録音を集めたものだが、選曲のセンスが良い。メンゲルベルクの芸風を熟知しているからこその選曲だ。レ・プレリュードが一番メンゲルベルク向きだが、ブラームスの3番も緩急自在で壮絶な演奏。マーラーは速いテンポでコテコテねっとり歌うのが面白いが、いまとなっては古臭いだろう。録音は古いながらもオケの艶めく豊満な響きと引き締まったアンサンブルをきれいにとらえている。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/16
良心的価格のRegisからの発売。余談だが、廃盤になっているバックハウスの旧全集も出してほしい。ケンプには2種全集録音がある。後年の有名なステレオ盤と比較すれば、技と若さを重視するならこのモノラル盤で、解釈の深さと録音の良さを重んじるならステレオ盤か。ステレオ盤を一般的には推さざるをえないが、若々しい心技体の快調さのあるこちらのモノラル盤も捨てがたい。マニア的な興味からの評価でないことは聴けばわかるはずだ。ほとんどは1951年の録音だが、ほぼ同時期に録られたバックハウスのDECCA旧盤のモノラル録音よりも、はるかに優れた音で、DGの技術の高さには頭が下がる。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
ケンプとケンペンのベートーヴェンは昔、廉価盤LPで聴きなじんだものだが、今でも数多の名盤群の中でも有力な一枚と信じるだけの魅力がある。テンポはゆったり構え、おおらかなケンプの真摯さと、決して性急に演奏を進めず筋肉質に引き締まった響きで男のロマンを感じさせるケンペンという絶妙の共演を残した当時のDGの慧眼に感謝したい。フルトヴェングラーをはじめとする往年のドイツの演奏家を愛する人は必聴だ。モノラルだが、この当時のDGだけに、音質は極めてよい。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/15
ベートーヴェンと並ぶケンペンの代表的な名盤。LP末期からCD初期に廉価盤で出ていたのでおなじみの方も多いはず。テンポは遅めで、メンゲルベルクの鍛えた重厚なオケを駆使して男臭いロマンが漂わせる名演。
4人の方が、このレビューに「共感」しています。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/14
カラヤンのチャイコフスキー後期交響曲3曲の録音は50年代のフィルハーモニア管弦楽団に始まり、ほぼ5〜10年おきに録音を繰り返しているが、オケの精妙さと技巧の冴えはこの70年代後半のDG盤に軍配が上がろう。60年代のDG盤とも似ているが、カラヤン的にオケを磨きあげ、解釈の意図も徹底されている。ロマンと豪華さを楽しむなら、音に少し難があるEMIの70年代盤の方が良かろうが、いずれにせよ70年代の2種類の録音がカラヤン芸術の絶頂期を示す存在であることは間違いない。80年代の録音も巨匠風なスケール感がありロマン的だし、50年代、60年代のものは若さゆえの覇気が感じられる。といった感じで、ひとえにカラヤンといっても、時代の変化や年齢、レコード会社やオケとの関係などで、多少の芸風の変遷があったわけだ。すべて所有し耳にしてきたが、一人の指揮者の変化が継続的にとらえられた記録が多数残ったことは面白く、おそらくフルトヴェングラーの晩年のライヴ録音に伍するような数だ。様々な演奏家を比べ、同じ演奏家の変遷も知る。そこにクラシックの醍醐味があるのだろう。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/14
夭折のピアニスト、カペルの残した公式録音で数少ない協奏曲レパートリー。当時のアメリカ的なテンポの速めな技巧的演奏だが、深いメランコリーを帯びており、ラフマニノフの協奏曲との相性の抜群さを物語っている。音質も良好だ。
21人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/14
名匠ケンペがEMIに残した音源を集めたものだが、主なものとするにはベートーヴェンやブラームスの交響曲全集が歯抜けだったり、オペラも抜粋だったり、非常に中途半端な企画だ。チッコリーニやシフラで50枚以上の全集ができるのに疑問だ。珍しい音源をライセンス生産しているテスタメント社への配慮もあるかとは思うが、ピアノに手厚くオケやオペラは冷遇するのがEMIの制作側の趣味だとすれば、彼らがまともに自社の音源を聴いているのか疑問を抱かざるを得ない。同じ11枚組でもテスタメントの「ケンペ コレクション」の方がEMI音源の選択が良く、重複も多いものの、内容的には珍しいものが多い。どうせなら、オペラまでとはいかずとも、オーケストラ作品や宗教曲を全部集め、35枚程度にしてほしかった。チッコリーニやシフラでできるのだから、ケンペでできないわけがあるまい。ぜひ発売を期待する。
21人の方が、このレビューに「共感」しています。
14人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/14
故・吉田秀和翁が若い頃聴いたという1954年のバイロイトの第9。演奏はルツェルンの達観しきったものより祝祭的な演奏だが、元の音質がよくないせいか、オルフェオをもってしてもM&A盤と大して変わらない音だ。注文した後、CD店で流れていたのでおおよそ見当はついていたが、残念である。そもそも音質改善を謳いつつ改善が難しいのであれば、商品化の意味、必要はあるのだろうか。貴重な名演奏を未来に伝える精神は評価するが、その陰に商魂が見え隠れするのは好ましくない。
14人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2013/01/14
演奏は端正で、反復省略などもあるせいで63分程度の速い演奏になっている。トスカニーニや古楽演奏はもっとせかせかしている印象だが、淡々と流れるように音楽は進んでゆく。この端正さと流麗さがワインガルトナーの特質だろう。録音は英雄や第8に比べればさえないのが惜しまれ、蔵をもってしても今ひとつなのに変わりがない。この9番に限って言えば、この蔵盤より、ナクソス盤のほうが聴きやすい雰囲気に仕上げている。
1930年代後半の録音ながら「英雄」のウィーンらしいサウンドが素晴らしい。このワインガルトナーのシリーズでは、香り高さで有名な交響曲第8番の名演と同様、ぬきんでた存在だ。復刻も生々しさは薄いものの、聴きやすくバランスがとれている。
演奏はすべて聴いたことがあり、ほとんど持っているのだが、それを承知でダブり買いしてしまうのは、ポリーニの新譜が少ないからだ。ポリーニの業績を廉価で知るにはうってつけのセットだ。欲をいえば、ベートーヴェンの3、4、5番とブラームスの2曲は、曲がダブっても良いので、若い時のベームやアバドとウイーンフィル、後年のアバド・ベルリンフィルの両方の録音を収録してほしかった。巨匠の芸風の変化をたどることができるからだ。その点では中途半端というか画竜点睛を欠く企画だ。
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