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nari さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2023/10/08

    一枚づつ買い求めてきて10枚になっていました。あと8枚何があるかと思ったら、シューマンやヨアヒムの曲があったり、別テイクの演奏があったりするのですね。価格的には残りを買うより、このセットの方が安く上がるわけです。
    ブラームス は時に晦渋になりすぎて、敬遠したくなることもありますが、それは主に弦楽器によるところのように思えます。それをピアノで演奏することでリズムが立ち、楽しく聴くことができます。味の濃さを求めるときは原曲を聴けば良いのです。さらに、たった4曲しかない交響曲を違う演奏家で聴く、というのとは違った選択肢があるのも嬉しい。
    良いセットだと思います。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/08/26

    数年前に購入して、早めのテンポだなと思ったくらいのことだったが、ふと聴き直して大変に優秀なセットだと感じた。21世紀の録音らしく、細部まで鮮明で、かつ情報量の多さ故に、柔らかな響きを持っている。テンポ設定やフレージングを大家の名演で楽しむのも良いが、情報の不足を頭で補う必要のあるそれらの録音と比べて、ブラームス が意図した音色のパレットを現実の音(に、とても近いものとして)聴ける、というのは大したものだ。すでにもっと新しい録音はあるにせよ、生演奏の空気感とリアリティに近づき始めた時期のものとして今でも重要だと思う。もちろん名演奏だと思うが、それ以上に、かつての録音をブラウン管の映像だとすれば、4kぐらいに自然で明瞭なものになっていることによる体感の違いは、感受の仕方がずっと素直なものになっている。どうしても、他の曲も聴いてみたくなるので、安価なセットはたすかる。

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     2021/12/12

    このセットを聴いて、演奏家にはやはりライブが全きものであり、セッション録音というのはそれを無難に再現したものに過ぎないのだということを再確認した。テンポを煽ったりという単純なことではなく、なにか生命力とでもいうものがセッション録音では失われている。
    モーツァルトの40、41やブラームス 、ベートーヴェンなどは超のつく名演で、クーベリックの本来の凄さを感じることができる

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/09/18

    管弦楽のCDを選択する際にポイントになるのは指揮者の名。ここにはそれがない。巨匠の歴史的ライブ演奏(当然モノラル)とは対極にある。
    しかし、弦楽四重奏団に指揮者は求めない。ここでは一個の意志の代わりに、溢れるような自発性や細部の名人芸を聴くことができる。面白いことに、録音も拡散的な広がりではなく、中央にびっしりと楽器が並ぶ音像定位になっている。
    演奏は音が詰まらず、流されることもない、ちょうどミケランジェリの演奏を管弦楽で成し遂げたような感じ。
    オルフェウスの名は知っていたが、レコード誌のど真ん中の広告を見ながら、これまで一枚も所有したことがない。このセット化で、うまい具合に練られたレパートリーを、(最新とは言えないが)、DGのしなやかで高精細の優秀録音で固まって聴けるのはこの上なく楽しい。
    ちょっと聴いただけだが、グランパルティータやジークフリート牧歌など、一義的に選択されても良いような演奏もある。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/08/22

    昔行ってたピアノバーのマスターが甘美な曲を弾いて、ドヤ顔で「スクリャービンだよ」と言っていたが、ホロヴィッツのアルバムで聴く特異な曲ばかりがスクリャービンではないんだ、と感心したものだ。エチュードだけでなく、ピアノソナタ 、プレリュードなどショパンよりクールな美しい曲が多い。このアルバムは録音が優秀なので、その点でも楽しめる。演奏の良し悪しは、何と比較したら良いかわからないが、とても充実している。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/06/29

    セットの宣伝には初の正規録音のSACD化とあるが、だから音質が良いとは書いてない。一方で「正規」の由来に疑問を呈する投稿も見かけたが、だから音質が悪いとも書いていない。
    全部は聴いていないが、音は良いと思う。特に50年代半ばからの録音技術は大戦直後の時代から随分進歩している。このセットの音はその時代にあっても良好だと思う。
    クレンペラーはEMIの良好なステレオ録音があり、多くの示唆に富んだ名演だが、フルトヴェングラーをEMIのセッション録音だけで判断できるだろうか。クレンペラーはスタイルが違うので、ライブだから別物になりはしないが、これまでもバイエルンやウィーンに大変な名演がある。フィルハーモニアは弦の美しいオーケストラだが、時に木管がチャルメラに聴こえたり・・。コンセルトヘボウはさすがに名門だと感じさせる音色と、精緻なアンサンブルがある。後年のクレンペラーのセッションがコンセルトヘボウであったら違うテンポになったかもしれないとも感じる。
    聴いた中では55年の田園が名演・名録音だと思う。響きの美しいクレンペラーだから、顔は怖くてもモーツァルトもとても良い。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/04/16

    クレンペラーのバイエルンライブは、ベートーヴェンも、当盤もそれぞれの曲の最右翼の名演奏だと思います、モノラルながら、強靭なピチカートをはじめ、内声が鮮やかに聴こえてきます。ブラームス の第三楽章ではクレンペラーの唸り声が聞こえる熱演ですが、最後まで勢いに流れず、広々とした景観を感じさせる演奏です。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/02/17

    最高の評価ばかりなので、蛇足かもしれないが、ヒストリカル録音を聴き慣れていない耳にはどう感じたかを書きたい。
    ヒストリカルを敬遠する理由の最たるものは音質だと思うが、例えばこのセットの最上の例である、ベートーヴェン のヴァイオリン協奏曲を聴いてほしい。モノラルであることがわからない聴取位置で聴いたら、その録音年代を言い当てることが困難なのははもちろん、最近のものではないということさえ気づかないのではないだろうか。戦後の同曲のRIAS放送局の録音(機器は米国製のanpex?)、よりも良い。旧ドイツのマグネトフォンの音質は驚異的だと思う。ただ、そのオリジナルだけではなく、コピーされたテープなども音源になっており、全部が良いわけではないのが残念。略奪した名画を灰にしてしまったナチスよりも、持ち去った貴重な音源の管理ができず、妙な加工まで加えたロシア人の罪は重い、とさえ思う。こういう組物はいつまでカタログにあるのだろう。入手困難になってヤフオクでとんでもない高値がつくかもしれない。買っといた方が良いよ。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/01/10

    色々な盤の話が出ていますが、これはDocument盤です。録音が気になるところですが、1950年あたりを堺にして、特に声に関しては急激に良くなったと感じです。少なくとも20世紀中の録音の中では他に劣るものではありません。(何故かラインの黄金は擬似ステ的ですが、不快ではない)。そして何より、各役柄の最高の歌唱が聴けます。ここでのヴァルナイに比べると、19世紀生まれのフラグスタートはピークに録音技術が整わず、ニルソンは音程や高域の伸びでヴァルナイの敵ではない。悪者声では歌えないヴォータンのホッター、ベームの時とは別人のヴィントガッセン、今ならカウフマンのように男性的なヴィナイなど、まことに役者が揃っています。昔の歌手のほうが、、とは言いたくありませんが、ヴァーグナーだけは、どうもそのようです。
    オーケストラの聴こえ方も不満は感じません。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/01/10

    色々な盤の話が出ていますが、これはDocument盤です。録音が気になるところですが、1950年あたりを堺にして、特に声に関しては急激に良くなったと感じです。少なくとも20世紀中の録音の中では他に劣るものではありません。(何故かラインの黄金は擬似ステ的ですが、不快ではない)。そして何より、各役柄の最高の歌唱が聴けます。ここでのヴァルナイに比べると、19世紀生まれのフラグスタートはピークに録音技術が整わず、ニルソンは音程や高域の伸びでヴァルナイの敵ではない。悪者声では歌えないヴォータンのホッター、ベームの時とは別人のヴィントガッセン、今ならカウフマンのように男性的なヴィナイなど、まことに役者が揃っています。昔の歌手のほうが、、とは言いたくありませんが、ヴァーグナーだけは、どうもそのようです。
    オーケストラの聴こえ方も不満は感じません。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/06/22

    まずは録音。最新の技術の威力だろう。低域のしっかり出せる再生装置があれば、よほど良い会場で聴くのでない限り、必ずしも生演奏の方が良いとは言えないのではないかと思えるくらい。
    演奏も凄い。アンサンブルは緊密などというレベルではなく、四肢を自由に動かせる生き物のようだ。
    弦楽四重奏の世界でもこんな進化があるのだ。
    それにしてもライブとあるが、拍手はないし、第一、演奏にミスが全くない。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/12/09

    不思議なことに、編成の大きさによって音の印象がかなり異なる。小さな編成の音は、鑑賞用というより記録というレベルに感じる。大編成の方はギリギリか。
    演奏はというと、ここでも小編成は傷もあり、え?下手?とさえ感じる箇所もあるが、大編成の方は、明らかにセッションとは異なる、ライブならではの、音に気迫というか、溢れるような熱気を感じるもの。ベートーヴェンはこれを聴いたあとでも、バイエルン放響とのライブが最高とは思うが、未完成、ブルックナー、トリスタンについてはこれ以上は考えられない名演だと思う。これほどに自在に楽器を、声の如く扱えるものかと感心する。
    私は、音質は少しでも良いと考えるシニアだから、このバラつきは商品としてはどうかと思えても、これらの演奏はがある以上、評価は5以外は考えられない。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/07/11

    シュライアーの歌曲全集は商品リストにあっても入荷せず(中古は高額)、軍隊行進曲はリストに見つけられず、弦楽四重奏は昔LPで聴き込んだズスケSQ、さらにオリーブ山上のキリストや、作品目録で見るだけのさまざまな小品が収録されています。最初に挙げた数枚でこの価格は軽く超えてしまうのですから、お買い得としか言えません。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/10/30

    グールドに親しんできた耳では、装飾音のないテーマにずいぶん物足りなさを感じたのですが、ペダルを使用しないグールドが対位法を際立たせるのと対照的に、豊かに波打つ音を聴いていると、ピアノという楽器の魅力を伝える名演だと思えてきます。

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     2018/02/25

    Rシュトラウスのオペラの有名どころを収集していましたが、マイナーなものまで揃えようとしたら、演奏がダブっても結局この全集が手っ取り早いことに気づきました。中ではインテルメッツォ がとても魅力的。

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