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sunny さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/15

    ブラームスの後期の小品集は、小品とは、言いながら晩年のブラームスの寂寥感、生きる事の悲しみや、つらさ、孤独、苦しみや喜び(ちょっぴり)投影された珠玉の作品である。確かにシューベルトの即興曲に通ずるものがあり、楽譜通りに演奏しても、それなりの演奏となろう。ここにあるアファナシエフや、ポゴレリチ、或いは、ルプー等の演奏では、楽譜を読み込み、楽譜を超え、ブラームスの情感の心情に迫り、えぐり出そうとする、本質を表現せしめた音楽を奏でている。しかるに、テンポは、遅くなるのは、必然。とっつきやすい、耳心地のいい演奏では、ない。痛々しいほどに。それは、仕方ないのだ。これが、異端か。或る意味、正統。自ら獲得した証明。よく聴けば、実に優しい、繊細な音楽だ。

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     2012/11/14

    ガべッタちゃん、グリモ―に引っ張られましたか。ガべッタは、’08年録で、RCAに、ショスタコのソナタ出したばかり、グリモ―は、モルクとブラームスのソナタ、’05年に録音したばかりだけど、お互い、ここに再録。映像も出してしまいなさい。時代は、もっと進んでて、ガべッタは、ブニアティシヴィリ、コパチンスカヤの更に若くてべッぴさんそろえたトリオで、チャイコフスキー、実演では、やっている。そちらも、是非、発売待ってます。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/14

    三重奏曲、ブラームスらしくない、前衛的で難渋、悲哀に満ちた音で始まるのに驚いた。音楽が止まってしまいそうに、苦しい不協和音。交響曲1番4楽章のホルンとは、大違いだ。油の乗り切った三人、2楽章は、一転活発。ナチュラルホルンの音が、浮いている程に雄弁、イザべラも激しく応戦。3楽章は、やはり、沈んだ音楽、4楽章は、盛り上がって聴かせ、大団円の終結。トリオは、やっぱり、面白いですね、それぞれの掛け合いが。クラリネットトリオより、元気で、不思議な印象。

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     2012/11/14

    メルニコフは、先年、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番を、弾いたアンコールに、「束の間の幻影」から、10曲の「radicolosamente」を、さらりと弾いて(わずか1分ほどの快速、ユーモアたっぷりの演奏)で、ホールに、失笑の様な小さな笑いを起こさせ、さっさとステージを後にしたのが印象的だった。テクニックに申し分は無い、ロシア人らしい体形と、メランコリックな表現も充分、鍛えられた、芯の強いアーティスト。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/14

    確か、内田さんは、この曲を最期に弾いて心中してしまいたい、旨の発言していた事がある。それだけに、想いの籠った’96年本拠ウィーンでの録音。強靭な芯と繊細さ、魂と技能の演奏。この曲に名盤と呼ばれるもの数あれど、日本人が、ここまで精神性と、シューベルトの音楽に魅せられ、生を掛けて取り組んだ1、2を争う、求道者の独自の音楽。世界でも、最も高い評価を得たピアニストとなり、それでも、人生、追い求める芸術の途中。尊敬であり、誇り。

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     2012/11/14

    ルプーにとっては、録音されたものとしては、後期に当たってしまう’91年のシューベルトから。この人、堅物の様だけれど、ロマンティックにして節度があり、13番、23番共に、派手目でなく、朴訥とし、秘めた味わい深い、とてもいいシューベルトです。レコード業界、マスコミから、すっかり離れて行くのも当然か。

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     2012/11/14

    ルーマニアのリリシスト、ルプーの若い頃、’70年代に録音されたブラームスの主に後期の作品集。渋み、叙情性、寂寥感、深い、感傷的で優れた1枚、優しい気持ちになれました。。元々ブラームスの肖像を思わせる様な容姿でしたが、近年は、レコーディングも、インタヴューも一切やらず、益々ひげもじゃ、仙人の様に演奏会だけで音楽を、じっくりと語る孤高な存在となり、来日もし、気難くも繊細、緊張感も高い貴重な音楽を披露してくれてます。CDは、名刺代わり、今は生を聴いてくれという音楽家になってしまいました。惜しいけれど、これが、このアーティストの姿勢。お金だって、必要だし。

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     2012/11/13

    エル・バシャと大野和士の実力を如実に示すライヴ盤。ノッテしまう。

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     2012/11/13

    若い女性チェリストが、次々、出てきてますが、クリ―ゲルさんは、その草分け、まず、何よりも、音楽に全てを語らせる、安心、安定、良心的姿勢で、好感が持てます。教育活動にも熱心、Naxos は、素晴らしいアーティストを見出してくれました。メンデルスゾーンの独特のメロディと、リズム、柔然に、チェロらしい芯の太い美音と研鑽された腕でしっかりと、情熱を持って応えてくれます。お手本。

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     2012/11/13

    べっぴんさんソリストシリーズ続く。ロシアの若き女性のバッハは、穏健派。それほど躍動感なく、思い入れも深くなく柔らかめ、重々しくもなく、端正、余計なものは無い、落ち着いて聴けるバッハ。

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     2012/11/13

    コンクールの狂騒の後、休業状態から脱したポリーニがだした、強靭、近現代曲もやるのじゃあ、どうだ見たか、俺の完璧な技能、強力、冷静に燃えている演奏。あいた口がふさがらない。本意だったか分からぬが、その後、大御所べーム、ヨッフムらとベートーヴェン、モーツァルトに取り組み、更に、盟友アバドらと数々の録音、ソロ作品を世に出し、技能だけでないロマンチスト、大家としての評価を確立した。まあ、スゲエ演奏です。

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     2012/11/13

    ブニアティシヴィリの処で、コパチンスカヤとのデュオが、聴いてみたい、なんて書いたら、欧州では、この二人に、ソル・ガべッタを加えた、若くて、美形、しかもやんちゃな3人の、スパートリオで、ツアーしてるようです。レコード会社は、レーベルや契約なんか超えて、即刻、映像収録すべし。ついでに、CDも付けて、売ってくれい!あっ、このCD は、この二人なんだから、当然、型破り、面白い演奏です。

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     2012/11/12

    様々議論を呼ぶ演奏を繰り広げるこの演奏家の思いに、ムソルグスキーは、近しいのではないか。遅いと感じられるが、細部にこだわったこの演奏なら真っ当。ダイナミズム、荒々しさと繊細さ、見事な描写、追悼と、人間の崩れゆく様、諦観を、見事に表現した名演奏だと、私は、感服する。

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     2012/11/12

    ショパンで聴くと、あまりに他の演奏と違い、異端なのも分かる。でも、ここまで遅く、殆ど解体するように分析された演奏は、まごう事なき夜想曲、それも、深夜のソウルミュージック。浪漫と死、静寂を追い求め、対峙した孤独と、生きる事の悲哀、しんどさを、訥々と紡いだ知的で孤高な表現行為。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/11/12

    ほとんど解体されたかのように、異様に聴こえる遅いブラームスだが、特に晩年の作に、ブラームスの孤独な本質を、えぐる様に、冷静に、情感込めて演奏された稀有な、独自の演奏。公私、様々有って、タマラン人の様ですが、アルヘリッチが天才と評したのも、当然。傍若無人なピアニストに世間一般の常識とか、他の演奏が、どうとか関係ない。その時々の、演奏環境、本人の信念が、第一。背筋凍らせる演奏。この盤を勧めてくれた古き友人に、感謝する。やっと、少し、分かって来ました。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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