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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/14

    メータさんのマーラーとしては最も新しいものですし、これまでにディスクのない第7番といふのも興味が引かれます。とはいえ、イスラエルフィルとのマーラーは、これまで一つも感心したものはなし。それどころかむしろ第3番は大凡演だったし、第6番もひどかったな。で、この第7番。印象としては「甚だ楽天的」というのに尽きますかな。オケにはかなり自由度をもたせて手綱を緩め、他の演奏とは違うバランスで鳴っている個所が多いですな。明と暗の対比、陰と陽の変化展開はあまり感じられず、気分・感情表現ではなくて、音響作品としてこの曲を振ってみたというのがメータさんのアプローチなのでしょう。面白い個所は結構あって、特にリズム処理で卓抜な処理のところもあります。ただそういう基本姿勢にしては、フィナーレでの開放っぷりは物足りないなあ。特に打楽器が抑え気味で、迫力は今一歩。トータル、正直、そんなにいいとは思わなかったな。残念です。ライヴ録音ながら大編成オケをよくとらえた優秀な録音です。

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     2013/07/14

    歌手は懐かしい名前ばかりで、ま、往年の名盤なんでしょうか。音質は古めかしいですね。『ほほえみの国』の開始早々、MGMの映画の冒頭(例のライオンが吠えるやつ)みたいな音に苦笑を禁じえず。オケが若干引っ込み気味の収録バランスで、さらにオケの中でも打楽器や金管が引っ込み気味になっており、総じて歌手を前面に立てた音造りです。音楽自体も歌手たちの歌が引っ張ってゆく感じかな。これらの作品はオケ部分も結構充実した部分が多いので、そこは不満がありますねぇ。まして、アッカーマンさんの指揮は必ずしもアグレッシブな姿勢が聴かれなくて、いかにも「伴奏」にとどまっているようにしか思えません。また、歌手もネームヴァリューはすごいけど、個人的にはあんまり面白くない(魅力の薄い)歌が多いように思いますね。といふことで、結構期待したのですけれど、「それほどでもなし」というのが感想です。上記のように音も古いし、記録としての価値ですかねぇ。

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     2013/07/11

    バルビローリ・ソサエティ提供のライヴ盤です。チャイコフスキーは、1958年8月25日、マルティヌーは1959年8月24日、いずれもロイヤル・アルバートホールでの演奏。なお、マルティヌーはイギリス初演の演奏だそうです。2曲ともモノラル録音で、残念ながらチャイコフスキーの方はあまりいい音ではありません。オケがやや遠く、バランスやレンジも十分とは言えません。聴いていると気にならなくなってはきますが、年代の割にいい条件とは言えません。そこは覚悟を。演奏はいかにもライヴのバルビローリさんらしく、ドラマティックでたっぷりとした表現。オケにミスが目立つのは痛い。マルティヌーは夫人との共演で、気分は違うかな。私も初めて聴く曲で、何とも言えませんが、高音域を駆使する難曲でしょうね。本ディスク、こういう内容であります。もっと音がよければなあと大いに悔やまれます。

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     2013/07/11

    名声隠れも無きマタチッチ大先生。来日も多く、N響を指揮した多くのコンサート(実演・放送・ディスク)によってお馴染みですが、皮肉なことに、そのN響との演奏に不出来なものが多くて、かえってその実力が低く見られてしまった気がします。N響の仕上がりが悪く、マタチッチの意図をしっかり表現しているとは思えない演奏がありました。これはヨーロッパのオケを振ったもので、ボロディンと「嵐」はフィルハーモニア、イタリア奇想曲と「オネーギン」はスカラ座管弦楽団で、1957〜1960年の録音。彼はオペラに熟達した人でありましたので、「イーゴリ公」も「オネーギン」も活気のあるよい演奏。晩年の演奏にあった「重さ」はなく、リズムは弾み、表情は豊かで、この指揮者の音楽のさばき方のうまさがよくわかります。他も好演。録音は年代相当でやや古めかしい音。ま、新録音でもよい演奏はありますので、何もこのディスクをこれらの曲を楽しむ際の筆頭に持ってくるほどのこともありませんで、あくまでもマタチッチ大先生の芸を味わうためのものでしょう。そんな位置づけがよいかと思います。

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     2013/07/09

    注目の演奏。なんといっても、オーケストラの磨きあげられ方の尋常ならざる高水準ぶりに大いに驚愕。ライヴなんですけどね、オケのこの技量は恐るべし。さすがインバルさんが鍛え上げたオケだけあります。ヤルヴィはそこに開放性を付け加え、凝縮し精緻でありながらも力強い拍動を感じさせる見事な演奏を成し遂げました。但し、もう少し息の長い高揚をくっきりつけてもよかったかな。もっとドラマティックでもよかったでしょう。でも、頗る感心いたしました。録音は超優秀。

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     2013/07/09

    予想としては颯爽とした活気のある感じじゃないかな、と思いました。それは半分くらい当たりました。優秀なロイヤルフィルを駆り立てて、アグレッシブな姿勢で臨みました。それはよいのですが、全般にやや「焦り気味」で、せっかちな進行も目立ちます。少し落ち着きがない。それが演奏全体の出来を下げており、特に第4番と第5番にそれが顕著です。第6番は落ち着いて神妙に振っており、さすがに名演の多いこの曲には心構えが違ったようです。けれんみのない、正直な演奏で、まあよろしいでしょう。管弦楽曲集はぼちぼちの出来かな。ただ、弦楽セレナードが妙に重苦しい雰囲気があって、エレジーはこれまで聴いたことがないような、何かやりきれない重さが感じられました。トータル、まあまあ。期待したんだけど、それほどではなかったな。録音は優秀。

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     2013/07/07

    カザルス指揮による貴重なライヴ録音。音質に問題はありません。さて、まずシューマン。近頃この曲の名演を多く聴いてきましたので、評価はやや辛くなります。総じて腰の重い表現で、切れ味に不足します。また、管弦楽のバランスの仕上げも甘く、特に強弱の加減の整え方は大雑把(無頓着)と言ってもいいくらいです。近年よくある克明精緻な楽譜再現型ではなく、とりあえず全体をがしっとつかんで、あとはその場の感興に任せるような、往年の実演実力発揮型の演奏でしょう。良くも悪くも大演奏家の現場記録。「未完成」も同じスタイル。やや特徴薄。なお、ライナーノートは例の宇野氏ですが、独断と独りよがりに満ちた駄文。客観的な解説文の方が購入者には役に立ちますぜ。

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     2013/07/07

    初稿による演奏で、「真夏の夜の夢」序曲もずいぶんと違う個所がありますが、とにかく清冽でビューティフルな曲であることには変わりはなく、そしてシャイーは曲を実に美しく仕上げました。惚れ惚れしますな。「讃歌」はもともととっつきにくいところのある曲ですが、ここでもまた晴れがましく堂々たる演奏で大変に聴きごたえがあります。録音も優秀で、充実したディスク。

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     2013/07/07

    このオペラ、初めて聴きました。全編実に美しい、大変魅力的な作品でありまして、大いに気に入りました。マスネを想わせる、いかにも優美な雰囲気があり、ちょっと卑俗になりすぎた『カルメン』よりもいいかな。長さもだいたい1時間40分ほどで(プッチーニの『ボエーム』と同じくらい)、これまたとっつきやすい。演奏はまあ、こんなところですかねぇ。歌手陣は曲想によく合わせて無理に歌い過ぎず、抒情味あふれる丁寧な歌。ただ、ヴァンゾさんはちょっと頼りない気もしますけど。プレートル指揮のオケはしっかりしたもの。録音も結構。これはよかった。もっと聴かれてもいいオペラです。

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     2013/07/05

    ヤンソンスさんの旧録音。で、これがすばらしい!快演というべきでしょう。とにかくアグレッシブ。テンポもダイナミクスも迷いがなくて力強く、この大曲を先へ先へとずんずん引っ張ってゆきます。その分、粘るような抒情はやや後退しましたが、ま、それはいいでしょう(それはそういう演奏で聴けばいいんだし)。全曲の終わりなんかはまるで勝利の凱歌のようなカタルシスを味わえます。オケは優秀で見事。録音はシャンドスによくあるちょっと飽和気味の音ですが、基本優秀であります。録音当時43歳のヤンソンスさん、勢いのあるところをしっかりアピールしていました。たいへんよござんす。お薦めしましょう。

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     2013/07/05

    ライヴとのことですが、録音も含め、ハンデは全くありません。オーソドックスでどこにも無理のない、しっかりした演奏・録音です。曲が曲ですから、もっと色気やら派手さやらがあってもいいのですが、ま、もちろんこれでも結構でしょう。オケは引き締まったよい響き。トランペットがよく頑張っています。名手ギュットラーさんはまだいらっしゃるのかな(あるいは後継者にも名人が入ったのかな)。名演とか言ってもてはやすようなディスクではないと思いますけど、質の高い、立派なものではありますまいか。録音は優秀。

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     2013/07/05

    大植さん、ミネソタのオケとはすばらしいディスクをいくつも造り、立派なお仕事をなさいました。大阪フィルとのディスクでも、「レニングラード」やマーラーは大変立派な出来栄えでした。大阪フィルとも絆が深まり、このアルバムも大いに期待して聴きました。総じて、ずいぶんと手練手管を用いたスタイルかと思います。それが最も顕著なのが第1番。特にテンポでの緩急はずいぶんと目立ち、ぎょっといたします。このアルバムはいずれもライヴであり、当日の現場の雰囲気では了解されるような動きも、こうして音だけが切り離されて提供されると、なかなかに理解しがたいところもあります。各場面での想いが先に立って、全体の起伏がいささか損なわれたかな、と感じました。第2番はそれに比してまっとうな表現。第3番は結構力ずくで、せっかくの音楽の風合いをうまく伝えていないかに思われます。第4番はなぜかオケがずっとガサガサした音色で美感を欠きます。また、個人的好みではもっとロマンティックに歌ってほしかったな。といふことで、個人的にはこのアルバム、かなり不満を抱える結果となってしまいました。ずいぶん期待したのですが、残念です。ブラームスに対する大植さんの姿勢は、やや屈折していて、それがマイナスに働いたような印象です。大阪フィルも最良の状態ではないようです。響きがあまり美しくありません。なお、録音もいま一つ鮮度がなく、大植さんの呼吸なのか衣服の擦れる音なのか不明ながら、オケが音を出す直前の静寂部にカサっという音が聞こえるのはやや興ざめ。といふことで、結構否定的な文となってしまいました。お許しを。でも、私はまぎれもなく大植さんの支持者でありまして、これまでのお仕事にも大いに敬意を払うものであります。そして今後のご活躍にはほんとにほんとに期待しているのであります。がんばって×3!

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     2013/07/03

    さてこれも興味津々で聴きました。総じて、なかなか結構な出来栄えかと存じます。編成が大きくないといふところをどのように考えるか、つまり大きさや広がりの不足をハンデととって何らかの「克服」策を講じてその工夫を売りとするか、あるいは曲の特徴をうまく表現するためにむしろ「利点」とみてこれまでにないブルックナーを聴かせるか、どちらかかなと思いましたが、どっちでもなく、特別なことは何もしないという感じです。テンポもバランスもまっとうなもので、表情付けや楽器のバランスも含めて、変な細工は一切なし。一番よかったのは第6番。この曲は大オーケストラが咆哮すると何とも野卑でいやになりますが(典型はカラヤン)、抒情味を大切にして自然体で臨むと、このディスクのように滋味深いいい感じとなります。美しい出来栄えで結構でしょう。続いては第5番がよいかと思います。弦にはちょっと弱さが感じられ、管には音色の美感が欠けていますが、コンパクトはコンパクトなりにうまくまとまったと言えましょう。なかなかの迫力にて、全曲の完結感もあります。第4番はいささか不満。特に管楽器の個人技が今一つで、どこか落ち着いて聴くことができません。また、曲の持つ弱さを補うだけの工夫も足りないですかね。ややだれているかもしれません。ま、以上のような印象です。録音は良好。トータルは、「よくやってるんぢゃないの」といふところです。オケの将来は、特に財務の面で厳しいでしょうけれど(大阪は府も市もホントにクズを長に選んだものだ)、いい音楽を奏でて地味にファンの支持を集めていくほかありません。がんばって!!

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     2013/07/02

    近頃日本のオケのディスクをいくつも聴いております。こちら、少人数(中規模編成)によるブルックナーということで、興味を持ちつつも、若干の不安を抱いたことは否めないところであります。さあどうかと思ったところ、大変立派な出来栄えにて驚くと同時に感服いたしました。大編成と同じようにバリバリ弾き(吹き)まくろうとしたら大いに無理があったでしょうけれども、編成の特性を熟知して、無理のない、しかし十分に強く拡がりのある演奏を展開しております。少人数的な音色を活かし、なるほどと思わせる場面、多々あります。もちろん、弱点はあって、弦楽器の細い、頼りなげな音色が時々気にはなりますし、管楽器群は技量をもっと上げられましょう。総じて音色はもっと美しくしなくちゃね。とは言いながらも、レパートリー的なこのチャレンジと、結果得られた確かな成果は、大いに賞賛されてしかるべきであります。録音も優秀。少し甘いけど、満点にて讃えましょう!

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     2013/07/01

    期待のネゼ=セガンさん、このディスクもまことによい出来。ブラームスのこの美しい曲を、いやがうえにも美しく演奏いたしました。「レクイエム」という曲種の持つ「厳めしさ」はなく、自然体で聴くことができます。もちろん、単なる「美」におぼれただけのものではなく、壮大な盛り上がりもあり、総じて拡がりを感じさせる傾向です。オケも声楽陣も好調。録音はやや鮮度不足ですが、バランスやレンジは申し分なく、鑑賞にはまるで問題なし。ネゼ=セガンさん、ますます好調。結構ですなあ。

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