対談:アチコ×木下理樹(ART-SCHOOL)
Thursday, October 23rd 2008
そんな2人がそれぞれの新作を聞きながら語り合う今回の対談。KAREN の事はもちろん、お互いの表現者としての視点や感覚の違い、バンド観などを語って頂いています。アチコさんの脳内世界が溢れ出すトークに「なんか頭がぼんやりとしてきた」という木下氏の名言も飛び出しつつ、お菓子をつまみながらの六本木の夜は静かに更けていくのでした...
※10月17日から全6回に渡って更新予定(18日、19日は更新お休み)
聞き手&写真:小森/堀田(HMV ONLINE)
「今たくさん特別な時間を過ごしている感覚があります」
アチコ:今回の作品は前作と違って、歌とピアノを基本にしつつもオーヴァーダブをやったり、ゲストの方を呼んだり、あとremixを入れたりしたんですね。あとインタールードで私もマリンバとかドラムを叩いたり。
HMV:はい。
アチコ:そういう風にできた音源なんですけど、ライブに関しては基本的に二人っきりでやっています。前作のときとはまた違った形態で、私がドラムを叩いて歌ってみたりとか、手元で声を加工しながら歌ったりとか、そういう試みが楽しかった。
木下:今回の作品って、アルバムとしてのストーリー性も凄いあるよね。映像も見えるし。
アチコ:うん。
木下(笑)。七尾(旅人)くんとかもそうだけど、そういう部分はやっぱり面白いよね。俺らもそれ頂こうかな(笑)って思った。でも、ちゃんとコンセプトがないとね、叩かれるから(笑)。
アチコ:いや、でも木下君の音楽も私は凄く映像的だと思うよ。
木下:鋭意制作中ですね。まぁ年内に録れればいいかなぁ…。
HMV:いまのところの手ごたえは?
アチコ:私に関して言えば、今たくさん特別な時間を過ごしている感覚がありますね。1枚目のアルバムはライブでずっとやってきたものをパッケージングしたっていう感じだったんですけど、今はまた一からみんなで踏み出してて。
木下:うん。
アチコ:その中で日々一つ一つ色んなことを明確に出来てる感じがある。自信があります!
木下:そういえば次の作品は「疑念」をテーマにしたいって言ってたよね?
アチコ:そう。「疑念」ね。
HMV:それって割とネガティヴな感覚?
アチコいや、私はそんな感覚の方が発展の渦中にあって、何よりも熱と輝きを持ってるんじゃないかな?って思ってます。最近よく自分より「大人」と自分より「子供」についてのことを考えたりします。さっき言ったみたいな"閃光"に目がくらむ感じについてとか…あぁ、また頭がボンヤリしそうな話(笑)。
木下:いやいや、ちゃんと目を見開いて聴いてますよ(笑)。
アチコそう(笑)。そんな感覚を中心に据えて(アルバム制作を)やろうって、個人的には思ってます。
木下:うん。
アチコ:ほかの皆からもそれぞれハッキリした想いを感じるんですよ。ライブの時だけじゃなくて、今はスタジオでもそれを共有してるのを凄く感じてて。
木下:そうだね。
アチコ:その流れを繋げていけたらなって思ってます。
>>>次回にはいよいよ最終回!対談後の感想をお届けします。
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