対談:アチコ×木下理樹(ART-SCHOOL)
2008年10月17日 (金)
そんな2人がそれぞれの新作を聞きながら語り合う今回の対談。KAREN の事はもちろん、お互いの表現者としての視点や感覚の違い、バンド観などを語って頂いています。アチコさんの脳内世界が溢れ出すトークに「なんか頭がぼんやりとしてきた」という木下氏の名言も飛び出しつつ、お菓子をつまみながらの六本木の夜は静かに更けていくのでした...
※10月17日から全6回に渡って更新予定(18日、19日は更新お休み)
聞き手&写真:小森/堀田(HMV ONLINE)
「え、ガチャガチャになって生きがいを感じるの!?」
木下:えっとあれ?
アチコ:渋谷?
木下:いまKARENのドラマーの、downyってバンドもやってる、秋山さんの紹介で会ったんだよね?2005年くらい?
アチコ:結構前ですね。ART-SCHOOLlのライブを秋山さんと観に行って。はじめて木下君と戸高君を生で観まして(笑)。
HMV:最初の印象はどうだったんですか?
アチコ:・・・
HMV:あれ?話しづらい感じですか!?
アチコ:うふふふ。
木下:悪かったって言われたりして(笑)。
アチコ:あははは。いや何か、最初がライブだったから。目くるめく怒涛のようなライブが繰り広げられていて。うん。パワフルな人たちだなって。あと音が…なんていうか「懐かしいまっくら」っていう感じがして、当時の私には何だか嬉しくて、ちょっと泣けたっていうのを覚えてます。
木下:そのときon button down(アチコさんが以前やっていたバンド)の音を持ってきてて「あっいいねぇ!」って思ったんだよね。耳に残る声だなっていう柔らかい印象があった。
HMV:そこから一気にKARENやろうっていう話に?
アチコ:そうですね。すぐスタジオに遊びに行って、さらにその次にスタジオ行ったらバンド名が決まってて。あとはもう自然にセッションしたりライブやったりとか、ずっとその繰り返しで。
木下:そうっすね。
アチコ:昨日もスタジオだったから(笑)
HMV:えっ、じゃあ昨日も今日も…
アチコ:そうそう(笑)
木下:新鮮といえば新鮮。
HMV:こういう改まった感じで話すのは初めてなんですか?
木下:KARENとしての取材はあるんですけど、こういう対談みたいなのはないよね?
アチコ:うん、無いね。
木下:だから新鮮。
アチコ:たまに飲みに行ったりするんですけど、全然音楽の話とかしないし(笑)
木下:何の話してんだっけ?あんま中身の無い…
(一同笑)
HMV:最初からすぐ打ち解けられたんですか?
アチコ:うん、昨日もスタジオのあと秋山さんとそば屋に飲みにいったんですけど(笑)、そうやっておしゃべりをしたりすることも楽しい。でも他のメンバーはみんな男の子だし気軽に「飲みに行こうよ」っていうのはまだ言えない(笑)。だけどやっぱり男女の感じ方の違いってあるから、それがバンドの中でガチャガチャになってる感じっていうのはすごく楽しいですよ。生きがいを感じるっていうか。
木下:え!?ガチャガチャになって生きがいを感じるの(笑)?
アチコ:自分の中で普段と違う脳みそを使って整理する感じがね。あと、たくさんの人数でバンドをやるっていうのがあんまり経験がなかったっていうのも私にとっては大きい。
木下:お互い尊敬し合ってると思うし、変に気を使うことも全然無いし、誰もまとめようとしないよね。
アチコ:ふふふ(笑)
木下:だから自然な感じだよね。すごく。
アチコ:うん。理想のバンド像って感じが私はしている。
>>>次回につ・づ・く!
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