HMVインタビュー：Foesum

Q. 何度か来日していますが、日本にはどのようなイメージを持っていますか？

A.　遠く離れているのにLAにいるような気分にさせてくれる物がたくさんある所。みんな俺達の曲を知っていてくれて、自分達が正しいことをしているんだと思わせてくれる。日本のファン達が俺達を支持してくれる限り、日本にいつでも戻ってくるよ。

Q. 音楽制作以外に何か他の仕事はしていますか？ローライダー関係とか・・・？

A.　音楽第一。他に必要なことがあればその次にこなす。そうやって音楽だけを貫き通してきたからこそ、今の俺達が存在しているって信じている。

Q. 様々なトラブルで音楽活動を続行することが困難になった時期もあったようですが、音楽ビジネスでメイク・マネーをすることをやめようと考えたことはありましたか？

A.　こちらの言うことを理解しないレコード会社とのトラブルなどで大変な頃もあったけど、音楽活動をやめようとは思わなかった。そんな時は他の事をしたりして気を紛らわしたりしていた。ファンからのコンタクトには本当に励まされたよ。  

Q. ロングビーチ出身のアーティスト達と交流があったのは知っているのですが、例えばロングビーチ以外のウェストコーストのラッパーとも交流はありましたか？

A.　いろんなアーティストと交流がある。WaatsのKAMとはブラザーのような関係だし、MC Eihtとは今度日本へツアーに行くぜ。

Q. 2 Pacは？

A.　実は2 Pacとレコーディングをする話があったんだ。ある日スタジオに入っていた時に同じビルのスタジオでパックがレコーディングをしていて、共通の知り合いが「2 Pacとやってみるか?」って話を持ってきてくれたんだ。でも結局タイミングが合わなくて実現できなかった。

Q. Death Rowがシーンを牛耳っていた時代、あなた達はどんな風に感じていました？

A(T-Dubb).　ウエストコーストのレーベルが自分達で権利などを所有し、しかも売れていたのは気持ちが良かった。俺たちもビデオの撮影とか Snoopと行ってたし。Lil’Ghetto BoyやDre Dayとかのビデオに写ってるよ。それから「Nuthin’But A G Thang」のPVで女の子のブラを外しているのがオレ（笑）。

⇒　『Nuthin’But A G Thang」PV

Q. 最近のヒップホップはサウスが非常に盛り上がっていますが、サウスのスタイルをどう思いますか？

A.　Bun BやScarfaceは好きだな。

Q. あなた達が尊敬する、もしくは影響を受けたアーティストは誰ですか？

A.　2pac、Ice Cube、Dogg Pound、Snoop、Scarface、Kam、Dr. Dreなど。Dreは音楽業界に功績を残しているって思うよ。    

Q. ヒップホップにハマッたきっかけを教えてください。また他ジャンルの音楽にも興味がありますか？（ロック等）

A.　 MNMsta：ずっとヒップホップ一筋で、ラップが一番好きだ。他のジャンルというならオールディーズだな。
T-Dubb：オレもRAPが一番で、FUNK、OLDIES、R&Bといったところだ。
DJ Glaze: R&Bや、ラジオでかからないようなクラッシックソウルとかが好き。70'sのそういうアルバムを良く聴いてる。  

Q. 今回のアルバムのリリースをどう感じていますか？

A.　俺達の事を知らない新しいジェネレーションや新しいファンに対してドアを開けてくれる物だと思う。  

Q. The PERFECTION　Labelについて教えてください。

A.　自分達がやりたいように音楽を作り、自分達でそれを所有し、世に出すために作った自分達のレーベルだ。次のプロジェクトはFoesumのDVDとニューアルバムのリリースだ。  

Q. 今後の活動予定を聞かせてください。

A.　日本のレーベルと契約してもっと作品をリリースしたいね。10月には日本でツアーをやる予定だ。まだ日程など細かいことは発表できないけど、日本中を巡るツアーになるし、大型の会場でやる準備も進めているんだ。  

Q. 最後に日本のファンに一言お願いします！

A.　日本へ行って、俺たちがROCKするからFoesumのGファンクを楽しみに待っていてくれ。