森純太×ヌマクラタカシ対談インタビュー！

沼倉　　ははははは。そうなんですよね。その当時、僕がShortcut Miffy!をやっている頃って、ジュンスカを何故か避ける風潮というか、“ジュンスカが良い！”と言えない空気があったんですよ。
　“ブルーハーツはいいけどジュンスカは駄目”みたいな。“レピッシュはありだけど”とか。それに対して“なんなんだよ！”っていうのがあって。“みんなジュンスカ好きじゃん？”っていう。僕は本当にジュンスカが好きで。ティーンエイジ・ファンクラブとジュンスカを聴いて好きになってバンドを始めた人間ですから。高校のときにジュンスカを聴いて、良いメロディに惹かれて。あとはシンプルな楽曲とギターですね。憧れたんです。ギターもコピーして。
　 で、その後、ティーンエイジ・ファンクラブと出会って。方法論としては、ジュンスカと一緒だったんですよ。俺の中では。なので、“ジュンスカが好きだから俺はティーンエイジ・ファンクラブが好きになったんだ！”というような感じの裏づけがあったから。当時のインタビューで、“ジュンスカが好きなんですけど、何か問題でもありますか？”というような噛み付いた言い方をしていたと思うんですよね。避ける風用に対して敢えて言っていたと思います｡

森　　　その当時ね。ジュンスカ解散した後、周りの人から、“ジュンスカから影響を受けました！”と直接言われたことは何度かあったけど。ああいうさ、雑誌に載るようなさ、当時インディーズ・バンドとして皆に認められていたバンドの人間がそういう発言をしてくれたから本当に嬉しくて。
　 そしてその後、本人から、Shortcut Miffy!のアルバムをもらって聴いてね。それが凄く良かったんだよね。それからちょくちょく話しをさせてもらえるようになって。そして、一緒に酒を飲むようになって、そういえば、一緒にバンドも演ったなぁ｡