リンジー、アルカンジェロ/『アリアンナ〜A.スカルラッティ、ヘンデル、ハイドン』
2020年01月15日 (水) 15:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
古楽からヴァイルまでこなす新世代、
才人集団アルカンジェロとの篤い信頼を感じさせる共演!
アメリカから世界へ活躍の場を大きく広げ、ジャズや近代作品から古楽まで広範な演目で注目を集め、ついに英国さえ席巻しつつある新世代歌手ケイト・リンジー。ヴァイオリンのアリーナ・イブラギモヴァやテノール歌手イェスティン・デイヴィスら、気鋭プレイヤーたちとの共演盤がめだつ英国随一の古楽器集団アルカンジェロとともに、Alphaレーベルから新たに世に問うアルバムのテーマは「捨てられたアリアドネ(イタリア語でアリアンナ)」。恋する男に思いがけないタイミングで捨てられてしまった女性の心情を、3人の巨匠の作例を通じてじっくり解き明かしてゆきます。
アリアドネは古代神話に登場するミノス王の娘で、王国の迷路にひそむミノタウロスを彼女の手引きで倒した勇者テーセウスに恋し、ともに国を離れたものの、ナクソス島で思いがけず見捨てられてしまいました。卑怯な勇者への怒りと絶望を巧みに描き出した傑作楽曲は過去少なからず、本盤ではバロック後期のA.スカルラッティ(イタリア)とヘンデル(ドイツ&英国)、そして古典派のハイドン(オーストリア)らの圧倒的な作風の違いを、アルカンジェロのセンス抜群な古楽器演奏とともに堪能できます。当初ピアノひとつで伴奏できるよう作曲されていたハイドン作品が、大がかりな管弦楽伴奏版で聴ける点も見過ごせません。アルカンジェロとの共演でその魅力をさらに引き出されたケイト・リンジーの面目躍如。今後への大きな躍進も垣間見える圧倒的な解釈にご注目ください。(輸入元情報)
【収録情報】
● A.スカルラッティ:カンタータ『アリアンナ(愛に酔いながら彼女は逃避し)』 H.242
● ヘンデル:カンタータ『ああ! 惨酷な人、わたしは泣きながら』 HWV.78
● ハイドン:カンタータ『ナクソス島のアリアンナ』 Hob.XXVIb:2(管弦楽版)
ケイト・リンジー(メゾ・ソプラノ)
アルカンジェロ(古楽器使用)
ジョナサン・コーエン(総指揮)
録音時期:2019年8月
録音場所:ロンドン、聖オーガスティン教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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