【第43回】バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

2020年02月04日 (火) 10:00

|

HMV&BOOKS online - Rock & Pop

HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が洋楽の森からオススメ作品をピックアップするコーナー「わくわくPOPSランド」。社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤーが、今月の洋楽の森からオススメする必聴の5枚とは?

【第43回】Oldies But Goodies

タイトルをジェリー・ゴフィン&キャロル・キングがドリフターズに提供した名ナンバーから拝借した、オールディーズコンピ『That’s Some Kind Of Wonderful』がHMV限定盤で登場。きっと誰もが耳にしたことがある1950s〜1960sのロックンロール/ロカビリー、ドゥーワップ/R&B、ポップス=オールディーズの“古いけどとびっきりに良い曲”ばかりを2枚組39曲収録。“Oldies But Goodies”。古くても有名でも良い曲はやっぱり良いですよね。



アンビエント〜ニューエイジの潮流を捉えつつ独自の視点で音楽をセレクトした、HMV立川店の名物コーナーから飛び出したコンピレーション『幻の湖』の続篇がおよそ3年ぶりにリリース。テーマは“水”。水は生活の中心に存在していて無意識のうち感覚に沁み込んでいるものなので(水滴の音とか)、きっとすっと聴き入れるはず。今回はここでしか聴けないエクスクルーシヴ音源を5曲収録。



出すアルバム全て最高なリアル・エステート新作。センチメンタルな抒情性を多分に含んだ甘いメロディはますます際立っていて、絶妙に浮遊するギターワークとひねりの効いたドラム・グルーヴがモダンなタイム感を運んでくれます。いやあ今作もめちゃくちゃ良い曲ばかり。



だらーっとぷかぷかプールに浮かぶかのような気持ちよさが広がってくるオブスキュア・トロピカル・シティポップを鳴らす、南米アルゼンチンはブエノスアイレス出身のバンド、イスラ・デ・カラス日本独自盤。モット・ザ・フープル「すべての若き野郎ども」の大ネタ使いに小踊りせずにいられない「Despacio」が超キラー。音まんまなジャケットも最高。



ブラック・ムーン大健在。先行シングル「Creep Wit Me」が投下されるいないや登場となった16年ぶりのニュー・アルバム。イーヴィル・Dによる90'Sブルックリンタフネスなド渋トラックメイキングに、バックショットとファイブフットのイルなラップが絡み合う“ブーン・バップ”スタイルはドープそのもの。血が沸き立つ感じ。
それではまた来月お会いしましょう。



バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

寺町知秀(てらまち ともひで)

1999年にHMV渋谷入社。HMV立川など7店舗で店長を務め、計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当。

寺町知秀セレクトによる最新コンピ

サイケデリック/ポップ/チル/メロウ/フレッシュ

Zoku Maboroshi No Mizuumi -Lake Of Illusions Vol.2-

CD

Zoku Maboroshi No Mizuumi -Lake Of Illusions Vol.2-

Illusion Lake

Price (tax incl.): ¥2,640

Member Price (tax incl.): ¥2,429

Multi Buy Price (tax incl.): ¥2,244

Release Date: 24 Jan 2020

Back Toバイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

HMV&BOOKS online最新トピックス

最新トピックス一覧を見る