【第36回】バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

2019年07月02日 (火) 10:00

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HMV&BOOKS online - ロック

HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が洋楽の森からオススメ作品をピックアップするコーナー「わくわくPOPSランド」。社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤーが、今月の洋楽の森からオススメする必聴の5枚とは?

【第36回】メキシコ、メキシコ〜。

スタイルとしての目新しさはいったん落ち着いた今の音楽シーンにおいて、単純にいいメロディ、いい歌が求められていると思うのですが、そこを意識している(たぶん)ブルックリンのインディ・レーベル、メキシカン・サマーがだいぶゴキゲンな感じ。まずは、エンジニアにマック・デマルコを迎えたドラッグディーラーのセカンド・アルバム。前作に続いてワイズ・ブラッドをフィーチャーした「Honey」からもうたまりません。トロットロッ。60’s電子サイケ・ポップ集団、THE UNITED STATES OF AMERICA の名作をサンプリングしたジャケットも最高。



続いて同じくメキシカン・サマーからのリリースとなる、ケイト・ル・ボン新作。デビュー時はウェールズのニコとか形容されていましたが、デカダンな空気感はそこそこに残しつつ、歌そのものの良さが前面に出てきてて調子良いです。メキシカン・サマー、実に良い流れ。



インディ・ロック界の4番でエース級の存在、ヴァンパイア・ウィークエンドの新作がえらく素晴らしい。いや、これまでも良かったけど、ここにきてぐっと開かれた空気感があるというか。安易にラッパーをフィーチャリングすることなく、ナウなポップソングを作るセンスもめっちゃ非凡だし、何よりエヴァーグリーンなええメロディが詰まりまくり。



リッジモンドといえば映画『初体験/リッジモンド・ハイ』かこの Ohbliv っていうくらい、今イケてるビートメイカー。ジャケットのムードよろしくな、ソウル/R&Bを下敷きしたキラキラでバウンシーなサイケリック・ビーツがどんどん飛び出してきます。



デヴェンドラ・バンハート監修による、彼と交流のあるアーティストの未発表デモ曲で構成した秘蔵コンピレーション、『FRAGMENTS DU MONDE FLOTTANT』。ヴァシュティ・バニヤン〜エドゥアルド・マテオ&ディアネ・デノイールまで素朴で親密な美しさに満ちた楽曲が並んでいます。それではまた来月お会いしましょう。



バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

寺町知秀(てらまち ともひで)

1999年にHMV渋谷入社。HMV立川など7店舗で店長を務め、計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当。

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