【第37回】バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

2019年08月06日 (火) 10:00

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HMV&BOOKS online - ロック

HMV渋谷をはじめ計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当する寺町知秀が洋楽の森からオススメ作品をピックアップするコーナー「わくわくPOPSランド」。社内外から信頼を集める生粋の洋楽バイヤーが、今月の洋楽の森からオススメする必聴の5枚とは?

【第37回】サマー・フィーリング。

“サマー”が付く曲やアルバム、映画や小説のタイトルってたくさんありますが、夏独特の感情ってすごく惹かれます。サマー・フィーリングってやつです。そのタイトルに“サマー”が入るロンドン在住のニック・パーマーによるソロプロジェクト、ダイレクターサウンド最新作は、誕生した子どもに捧げたサマー・センチメンタル・ジャーニー。深くふくよかな愛情がこぼれ落ちそうな、極めてパーソナルな愛の作品。




今やモダン・サイケデリックの宝庫、Stones Throwからこれがデビュー作となるロス・レトロスは、19歳のメキシカン・アメリカン、Mauri Tapiaのソロ・ユニット。スウィート・ソウル〜AORをラテン・フレイヴァーで味付け、思いっきりレイドバックしながら脱力具合がええ塩梅なアクセントとなっている、ナウなローファイ・ポップを聴かせてくれます。



この連載で2回目の紹介となるグレタ・クライン(フィービー・ケイツの娘)率いるフランキー・コスモスがまた傑作を届けてくれました。これまでのどの作品も良いけれど、今回はひとつ抜けた感じがあります。より表現が外に向かったというか、まっすぐにポップでキュートな楽曲がたくさん揃っています。



昨年リリースが中止になってしまったので待望感が強い、ケニー・ディクソン・ジュニアことムーディーマンのニュー・アルバム。アグレッシヴで荒々しいビートと、漆黒のファンキー&ソウルフルなウワモノに感情が昂ぶってはやまない、どこからどう切ってもムーディーマンな完璧な1枚。言わずもがな最高。



イナラ・ジョージとグレッグ・カースティンによるザ・バード&ザ・ビーのトリビュート企画『Interpreting the Masters』シリーズ第2弾は、なんとヴァン・ヘイレンをピックアップ。原曲を知っているとどうしても笑っちゃうんですが、「Jump」とかヤバイくらいの完成度で、あのシンセリフをハミングでやっちゃってるのとかお見事過ぎて、感動しますよこれ。それではまた来月お会いしましょう。



バイヤー寺町知秀のわくわくPOPSランド

寺町知秀(てらまち ともひで)

1999年にHMV渋谷入社。HMV立川など7店舗で店長を務め、計13店舗の勤務を経て現在は本社にて洋楽バイヤーを担当。

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