フォーレ (1845-1924)
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フォーレ (1845-1924) レビュー一覧 3ページ目

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商品ユーザーレビュー

376件
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  • 下の方もおっしゃっておるが、最近歳とったせいか、★...

    投稿日:2013/05/12

    下の方もおっしゃっておるが、最近歳とったせいか、★一つとか、逆に気になる。というのも、まわりの耳はだいたい当てにならないなぁ、ということが分かってきたから。聞きなれないベーゼンドルファーの音を「音が悪い」と判断する、とか、そういうことだ。結局「聞くまでわからない」ということだ。で、これを聞いたが、アルバンベルクカルテトによるベートーヴェンを思い出させる演奏である。技術的に難はなく、音楽は解体・分析される。音符の間に香り立つものがない。これは結局現代の演奏の特徴であり、作曲家の顔がまったく見えてこない、結局今の演奏家は作曲家の顔のことなんか全く考えてないのだと思う。そういう時代なんでしょうな。

    くるとん さん

    6
  • フォレの音楽は、あまりにもフランス的なので他国では...

    投稿日:2012/02/25

    フォレの音楽は、あまりにもフランス的なので他国ではあまり受け入れられない、という説がある。 フォレの音楽における『フランス的美質』については彼の室内楽全集のレビューで触れたのでここでは割愛するが、さもありなんと思う。 特に彼の3本の大きな柱 ―ピアノ曲と歌曲、室内楽― の中でも、ピアノ曲と歌曲はフランス的どころかフランス『語』的とさえ言えるということは、フランス語を操れるものであれば容易に気付かされることである。 単語やフレーズの末尾に控えめにアクセントをつけること、リエゾンの仕方、フレーズの切り方等フォレのピアノ曲は、最も美しくフランス語の美感を表出していると言える。 フォレのピアノ曲は、形式的にはショパンに多くを拠っている。 ノクチュルヌ、バルカロール、ヴァルス・カプリス、アンプロンプチュ…ソナタ以外のショパンのピアノ曲の形式は、ほぼ網羅されている。 しかし、形式的には準拠していても、曲そのものの構成原理はかなり異なる。 例えば、このCDに全曲収められているフォレのノクチュルヌのほとんどはA−B−A’という形式で書かれているが、A’はAだけではなくBをも受けてそれらを包含するような形式で書かれている。 その結果、ショパンのノクチュルヌよりもパートごとの区切りが曖昧となり、全曲を通してエーテルのような浮遊感を表出することに成功している。 また、フォレの活躍した時代は、作曲を始めた当初はワグナーの音楽が世の中を席巻していた時代であり、長寿を得た最晩年はシェーンベルクやウェーベルンが活躍を始めた時代でもある。 従って、長年にわたって書き進められたノクチュルヌの中には、リストの所謂『三本の手』のような効果を持つような楽曲が見受けられることも興味深いし、また当時一流の演奏家 ―アルフレッド・コルトーやマルグリット・ロンら― が作曲家と善い意味での相乗効果を生んだことで楽曲そのものの完成度が高くなっていることを見逃してはならないであろう。 この曲の理想的な録音は、僅か17歳でパリ音楽院のピアノ科をプルミエ・プリ(1等賞)を得て卒業し、25歳でヴェルサイユ音楽院の院長となったユボーの独壇場であろう。 同じく世評の高いドワイヤンの演奏に比べても、リズムやアクセントをわざとぼかして(押さえるべきところはもちろん押さえているが)おり、そのことがノクチュルヌやアンプロンプチュにおいて『フランス語』の語感を表出させることに成功している。 また、録音も最優秀である。 ユボーがスタンウェイのピアノを駆使して繊細かつ大胆に表現した音楽を、まるで真珠を転がしたかのような見事な音響として捉えている。

    ∀ラスカル さん

    6
  • 数あるフォーレ歌曲の録音の中でもしばしば手が伸びる...

    投稿日:2012/01/23

    数あるフォーレ歌曲の録音の中でもしばしば手が伸びる美しい演奏。シュターデの表現は時にエロティックなまでに言葉の輪郭を口唇のかたちに重ね合わせる。ピアノももちろんうまい。どうしてこんなに素晴らしい演奏が蔭に埋もれているのか理解に苦しむ。彼女のような素晴らしい歌唱で聞いていると、フォーレの歌が私たち人類のとうとい財産のひとつであることに感じ入る。ありがたや。

    Stuemper さん

    6
  • 本年4月、パーヴォ・ヤルヴィがフランクフルト放送交...

    投稿日:2011/10/02

    本年4月、パーヴォ・ヤルヴィがフランクフルト放送交響楽団とともにライヴ録音を行ったブラームスのドイツ・レクイエムが発売され、それは素晴らしい名演であったが、それに引き続いて、パーヴォ・ヤルヴィがパリ管弦楽団とともに録音を行ったフォーレのレクイエムが発売される運びとなった。そして演奏も、我々聴き手の期待をいささかも裏切ることがない素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したい。フォーレのレクイエムは、三大レクイエムの中でも極めて慎ましやかな作品であり、近年では、同曲を十八番としているコルボも含め、室内オーケストラを使用した小規模な編成による演奏が主流となりつつある。そのような中で、クリュイタンス&パリ音楽院管弦楽団による演奏(1962年)やジュリーニ&フィルハーモニア管弦楽団による演奏(1986年)、そしてプレートル&ベルリン・ドイツ交響楽団による演奏(2007年)などは貴重な存在であると言えるが、これらの通例のオーケストラを使用した名演の列に本盤のパーヴォ・ヤルヴィ&パリ管弦楽団による演奏が加わったのは何と素晴らしいことであろうか。本演奏でのパーヴォ・ヤルヴィのアプローチはオーソドックスなものと言える。曲想を精緻に、そして丁寧に描き出して行くというものだ。もちろん、スコアに記された音符の表層だけをなぞったような浅薄な演奏には陥っておらず、どこをとっても情感の豊かさを失っていないのが素晴らしい。静謐さに満たされた同曲であり、演奏によっては音が殆ど聴き取れずにコクを失ってしまうようなものも散見されるが、パーヴォ・ヤルヴィの場合はいたずらに静謐さにとらわれることなく、どこをとっても独特のニュアンスに満ち溢れた内容の濃さを失っていない点が見事である。カウンターテナーを起用しているのも本演奏の特徴であると言えるが、それも効果的であると言えるところであり、かかるフィリップ・ジャルスキー、そしてバリトンのマティアス・ゲルネも最高の歌唱を披露していると言える。そして、パリ管弦楽団合唱団も最高のパフォーマンスを発揮していると言えるところだ。いずれにしても、本演奏は、いわゆる通例のオーケストラを使用した演奏としては、トップクラスの素晴らしい名演と高く評価したい。併録のラシーヌの雅歌、エレジー、パヴァーヌ、バビロンの流れのほとりでも、パーヴォ・ヤルヴィの豊かな音楽性が発揮された素晴らしい名演だ。このうち、バビロンの流れのほとりでは、世界初録音という意味でも大変貴重であると言える。音質も非常に鮮明かつ瑞々しささえ感じさせるほどの透明感にも満ち溢れており、HQCD化もある程度効果を発揮しているのではないかと考えられる。ただ、最近、フルトヴェングラーやアルゲリッチ、ラトルの一連の録音のSACD化によって大好評を博しているEMIであり、本盤もSACD盤で発売して欲しかったと思う聴き手は私だけではあるまい。

    つよしくん さん |40代

    6
  • 静謐さがどこまでも続いていくかのような、高貴な演奏...

    投稿日:2011/03/06

    静謐さがどこまでも続いていくかのような、高貴な演奏です。在りし日のポップの美声とエステスの若く張りのある声が心地よく響きます。それにしてもこのオーケストラの美しいこと、壁崩壊前の演奏ですので、古きよき東ドイツの響きを残しており、今となっては貴重な録音となりました。

    yukkie さん |40代

    6
  • 何回聞いても、音質が良くなっても、この合唱団の下手...

    投稿日:2009/02/21

    何回聞いても、音質が良くなっても、この合唱団の下手さは永遠。私自身はオケも全く評価していないが、いくら演奏が流麗であろうと、主役が合唱である以上、耐えられない。良いのはフィッシャーーディースカウだけ(アンヘレスも古い歌いっぷり)。うまいかどうかではなく表現を聞くべきとの意見もあるかもしれないが、この曲の合唱パートは大衆の歌を指向してはいけない(天からの静謐な濁りの無い声であるべきで、マタイやカルミナとは違う)。少なくともこの盤のみを持って、他は買わないというのは絶対損。これより良い盤は山ほどある。

    31st Century Idle Man さん

    6
  • 演奏は評判通りの落ち着いた感じで、まずまずだったん...

    投稿日:2008/11/24

    演奏は評判通りの落ち着いた感じで、まずまずだったんですが、いかんせんピアノの音が固すぎる・・・原盤のEMIの音が悪いのか、 Brilliantのせいなのか・・・聞き疲れします、残念。あと夜想曲の最後の2曲が泣き別れになってるのも、ちょっと・・・もう少しいいとこで切ってほしかったなぁ。安いから仕方ないけど・・・ 夜想曲に関しては、音は悪いし、割れるし・・・の長年愛聴してきたThyssens-valentinに戻ってしまいました、私。

    norihey さん

    6
  • 曲の素晴らしさがそのまま出た演奏です。何も足さない...

    投稿日:2003/06/12

    曲の素晴らしさがそのまま出た演奏です。何も足さない何も引かない、真摯な素敵な演奏です。ボーイソプラノの清楚な歌も感動もの。LP時代からの名盤です。

    M.T さん

    6
  • 信じがたい高コストパフォーマンスのセットである。EM...

    投稿日:2020/09/25

    信じがたい高コストパフォーマンスのセットである。EMI音源による名手たちのフォーレの録音をまとめたもの。フォーレは美しい旋律の曲をいくつも書いているが、この1セットだけでフォーレの主要作品をひと通り網羅できる上に、演奏家もフォーレを得意とするフランス語圏の一流奏者たちが中心であり、かつステレオ録音が安定期に入ってからのものばかりなので音も悪くない。コラールやデュメイはかつてEMIの廉価版CDを買ったが、それより音質はよくなっている。おススメ。

    saitaman さん

    5
  • このセットでフォーレのピアノ曲、室内楽、管弦楽の代...

    投稿日:2018/08/23

    このセットでフォーレのピアノ曲、室内楽、管弦楽の代表作品が殆ど揃います。音質も良好です。お値段は驚異です。なおブックレットも入っています。

    ウーヤーター さん

    5

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ありがとうございました

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