エルガー(1857-1934)
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エルガー(1857-1934) レビュー一覧 3ページ目

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商品ユーザーレビュー

399件
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  • 交響曲第2番についてですが、この曲に対する指揮者と...

    投稿日:2011/11/02

    交響曲第2番についてですが、この曲に対する指揮者とオーケストラの到達した最高で最後の一瞬をとらえた奇跡の録音と言ったら言いすぎでしょうか。60年代終わりのLyrita盤と比較するとこの数年の間のボールトの円熟とLPOの充実は本当に素晴らしいと思います。部分的にはこれより正確で素晴らしい演奏は他にもありますが、全体から滲み出す情感はまさに落日の輝きで感動しました。さり気なく、美しく、格調高く。またこの素晴らしさは長年活動を共にしたLPOでなければ表現できなかったように思います。どこをどのように演奏すればよいかすべてわかっており、淡々と進む歩みの中で実に味わい深く歌い尽くしています。そしてこのコンビの特徴である中音域のたっぷりとした豊麗な響き堪能できる録音です(実演もこんなサウンドだったのでしょうね。聴いてみたかったです)。時代と共に演奏スタイルも人々の嗜好も変化していきますが、40年近く前の録音でありながら、未だにこの曲のスタンダードな名演奏だと思えてなりません。

    てぃだかんかん さん

    4
  • 私はエルガーのチェロ協奏曲はとても好きでしたが、ヴ...

    投稿日:2011/08/22

    私はエルガーのチェロ協奏曲はとても好きでしたが、ヴァイオリン協奏曲はどの演奏を聴いても今まで難解で長いというイメージしか持てませんでした。 この盤は見事にそれを覆してくれて、大好きな協奏曲となりました。 音に魂がこもっていて思わず惹き付けられます。 特に第一楽章の第2主題のなんという美しさでしょう! ハーン自身の”心からの情感”と”成熟”をすごく感じさせる演奏でした。 彼女の超スーパーテクニックが冗長になりがちなこの作品をきりりと引き締め飽きさせず聴き易くしてくれたことは確かでしょう。 最新盤のエーネス盤と共に最も完成度の高い演奏。 あげひばりでの精緻で繊細なヴァイオリンの音色も素晴らしく、曲が終わったあとの音が消え去るときの数秒間は絶妙です。あたりの空気感が変わっていく様な演奏です。

    martin さん

    4
  • まさに大河の如きエルガー。その流れはイギリスの歴史...

    投稿日:2011/04/25

    まさに大河の如きエルガー。その流れはイギリスの歴史をも感じさせる荘重なものだ。この演奏の最大の魅力は第四楽章の歌わせ方にある。サビのメロディをここまで思い入れたっぷりに演奏されたら、もう何も言うことはない。教会での録音で適度な残響も、この曲にふさわしい。今でこそ同曲のCDも増えたが、この演奏を超えるものはない。イギリス音楽のみならず、クラシックを愛する人は必聴のCDだ。

    silver さん

    4
  • ここ数年、クラシックの組み物はクラムシェル・ボック...

    投稿日:2011/02/24

    ここ数年、クラシックの組み物はクラムシェル・ボックスに、ロックは5CDオリジナルアルバム・クラシックスに買い替えて、保管スペースの削減を図っているが、遂にこれも出ましたか。オリジナルはゴールド・ディスクだったけど、そこまで望んではいけないのだろうなぁ。グラモフォン・アワード受賞作。この値段。今から買う人は本当に幸いだ。もちろん私も買います。パール・レーベルの『エルガー・エディション(アコースティック録音)』もクラムシェル・ボックスで出ないものか。

    skydog さん |50代

    4
  • エルガーの全集はシャンドスのトムソン盤が極め付きの...

    投稿日:2010/10/24

    エルガーの全集はシャンドスのトムソン盤が極め付きのベストだと信じて疑わないが、バルビローリのは格調高くてアルカイックな演奏だ。大河の様なトムソン、教会建築の様なバルビローリ。黒光りする渋い録音だ。両者の特徴はそのままヴォーン=ウィリアムズにも当てはまる。サー・ジョンに敬意を表す。

    silver さん

    4
  • これは良い演奏です。特に交響曲は同じコンビのこの5...

    投稿日:2010/08/17

    これは良い演奏です。特に交響曲は同じコンビのこの5年前のスタジオ録音より肩の力が抜けて、かつ推進力があります。指揮者もオケもこの曲に最も相応しい呼吸で演奏しているかのような、とても自然な音楽の運びです。ノランをリーダーとしたLPOは、インテンポの中でもよくうたい、この曲のオーケストレーションをよく理解したバランスの鳴り方で聴かせます。さすがです。ハンドリーの新録音が残念ながら不可能となってしまった今、こうなったら2番もライブで…というのは無い物ねだりなのでしょうか。

    てぃだかんかん さん

    4
  • ハーンがディヴィス/LSOといううってつけのバックサポ...

    投稿日:2010/05/31

    ハーンがディヴィス/LSOといううってつけのバックサポートで2003年録音(彼女は録音当時推定24歳頃)したエルガーのヴァイオリン協奏曲その他です。エルガーのイギリス音楽の上品かつ微温的な音楽をハーンはやや客観姿勢を保ちつつ丁寧に抑制を効かして演奏運びをしております。第1楽章長い前奏後ヴァイオリンはテクニックを見せつけずすぅ〜っと入ります、バックLSOも余計なもの無しで応じ落ち着いたエルガーの良さをたゆといます。曲自体短調に徹しきれないもどかしさもあるのですが循環方式なのか中程の前奏に似た比較的長いオーケストラのみの箇所を経てやがて最後はヴァイオリンがせり上がりつつスピードアップしてこの楽章を閉じます。第2楽章はカーテンを時々揺らせる優しい風のような感じですぐヴァィオリンが入ります、曲はやがて奥行きを見せ正にイギリス音楽の穏やかそのもの。最終楽章・・・いきなりヴァィオリンで始まるやや雑さもある早い楽章ですが相変わらず丁寧なヴァイオリン、やがて曲も落ち着きこの長い楽章、息の長いカデンツァのような処をはじめ何箇所かの難所を何回か経て第1楽章動機も掠めつつ最後はテンポを速め大きく見栄を切って色合いとしては明るく堂々と終わります(演奏タイムは@17’54A12’10B19’22は特に過不足ないと思いました)。ポピュラーなヴァイオリン協奏曲からちょつと離れて聴くにもいい2010年の今年は初演以来丁度百年を迎えた曲です。もうひとつのウイリアムズの「あげひばり」(タイム16’11)もオーケストラが柔らかいトーンで始めるうちにハーンはあげひばりの動機を冷たくはないけれど透徹した繊細とも言える演奏で開始します。途中の管楽器との遣り取りが大変面白く聴けました。何度か先の動機が繰り返されその内ながくそれがひっぱられ静かに曲は閉じられます。いずれにしても両曲ともあのハーンの音色をバックするデイヴィス/LSO(デイヴィスは他の演奏でもSKDを振って協奏曲の方を録音しているようです)有ってのイギリス音楽で最高ランクの印象を持ちました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

    一人のクラシックオールドファン さん

    4
  • エルガーのヴァイオリン協奏曲の決定盤登場!シュターツカペレ・ドレスデ...

    投稿日:2010/04/26

    エルガーのヴァイオリン協奏曲の決定盤登場!シュターツカペレ・ドレスデンの懐深い響きと、スナイダーの完璧なヴァイオリンの融合!エルガーのヴァイオリン協奏曲は、演奏時間の長大さもさることながら、内容が晦渋であることから、余り録音に恵まれているとは言えない。そんな中でのデイヴィス盤の登場であるが、さすがエルガーのスペシャリスト!一見気難しい雰囲気を持つこの曲を解きほぐし、ロマン溢れる演奏を披露している。デイヴィスといえばヒラリー・ハーン盤もあり、それも名盤として知られているが、余りスパンを置かず再録された当盤はさらに上を行く名演奏だ。これはデイヴィス自身の解釈の深まりはもとより、シュターツカペレ・ドレスデンの極上の響き、そしてスナイダーの芯の太いロマンティックなヴァイオリンが三位一体となった所以であろう。殊に第2楽章のノーブルな質感や透明感は、息を呑むほど美しい。全曲を通しても、これほどファンタジーを飛翔させ、夢に溢れ、情熱を内在させた演奏は他にないのではないか。聖ルカ教会での録音も秀逸。弦の擦れる音やブレスまで克明に収録されており、さながらライヴのような熱気さえ感じられる。大きくうねるように振幅するオケの力感もよく伝わってくる。自信を持って推奨したい。

    遊悠音詩人 さん

    4
  • 私の中では、交響曲第1番と威風堂々第1番はこれがベス...

    投稿日:2010/01/10

    私の中では、交響曲第1番と威風堂々第1番はこれがベスト。交響曲第1番は遅めですが、エルガーのかっこよさ、管弦楽法の秀逸さを感じるにはこのくらいのテンポが一番いい気がします。更に遅いバルビローリはやや退屈ですし、早いとこの曲の全容を把握しきれません。金管の音量もエルガーとして非常に適切。カッコイイです。シノーポリは非常に博識で有名ですが、それが功を奏しているといえます。50での死は早すぎた。非常に惜しい…

    Seiru さん

    4
  • エルガーというと我が国のファンの間では、とかくバル...

    投稿日:2009/04/15

    エルガーというと我が国のファンの間では、とかくバルビローリがもてはやされるが、優るとも劣らないのがボールトのエルガーである。とりわけ半ば忘れられていた『ジェロンティウスの夢』以外の声楽作品の復興に果たしたボールとの貢献ははかりしれない。このCDではボールトがステレオでEMIに残したエルガーの交響曲と主要な管弦楽曲が網羅されている。この中で定評ある交響曲以上に特筆すべきは『南国にて』の端正な演奏である。ボールとのエルガー合唱曲セットと並んで、エルガーに関心を持つ人には必聴の録音である。

    提督 さん

    4

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