エルガー(1857-1934)
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エルガー(1857-1934) レビュー一覧 2ページ目

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商品ユーザーレビュー

399件
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  • 熱く漲る血潮!エルガーのスペシャリスト=デイヴィスと、屈指の老...

    投稿日:2010/05/11

    熱く漲る血潮!エルガーのスペシャリスト=デイヴィスと、屈指の老舗名門オケ=シュターツカペレ・ドレスデンが奏でる、超熱演だ!エルガーの交響曲第1番は、とかく長大で晦渋な曲として知られ、敬遠されがちである。確かにとっつきづらいといえばその通りだ。しかし、このCDは例外。SKDの驚異的な合奏能力とデイヴィスの超人的なハイテンションで聴かすこの演奏で、曲のもつ魅力にすっかり開眼してしまった。《威風堂々》で見せた気宇壮大さ、《エニグマ》で聴かせたロマン、《弦楽セレナーデ》で香らせた優美さ、《チェロ協奏曲》で鳴らした渋み、これら要素が、一曲の交響曲に全て含まれている。その上、時折同世代のリヒャルト・シュトラウスの雰囲気も加味されている(リヒャルトゆかりのSKDならなおのことかも知れない)。録音も優秀。もっとも、観客の咳払いを除去しようとする余り音が籠もり気味になったり電気ノイズが入ったりするProfilレーベルの悪癖がみられないわけではない。特にベルリオーズは音場が揺れているようにも聞こえる。しかし、SKD特有の燻し銀サウンドはよく捉えられているし、デイヴィスの唸り声や楽譜をめくる音まで克明に収められている。エルガーファン、SKDファンなら必携の一枚だ。

    遊悠音詩人 さん

    6
  • あたかも交響曲1,2は細部を欠いた全体が霧で包まれた...

    投稿日:2008/02/08

    あたかも交響曲1,2は細部を欠いた全体が霧で包まれたような演奏のように思われがちだが、細部を正確に描くだけでは、かえって自然のもつみずみずしさが失われてしまう。ここでは明るい陽光に満ちた南欧においてではなく、瞑想の地であり、叙事詩に対して抒情詩があるように、素朴に自然の美しさをゆったりと演奏されている事も忘れてはいけない。また協奏曲も静けさの中に、どことなくメランコリックな雰囲気が漂う情緒的な演奏であり、好感が持てる。 ◎このBOX-SETは、たぐいまれな安らぎに満ちた美しい演奏であり、もっと評価されても良いのでは......?

    レエル さん

    6
  • 通勤時間にちびちびと聴き進め、ようやく30枚を聴き...

    投稿日:2008/01/19

    通勤時間にちびちびと聴き進め、ようやく30枚を聴き終えました。どの演奏も落ち着きのあるもので、特に声楽を伴ったものは充実しているように思います。初めての作品も違和感無く、エルガーの世界にどっぷりと浸ることができました。ずっと聴いてきて、セットの大詰めCD29枚目、Deep in my soulの静けさの後にJerusalemが流れてきた時には感動してしまいました。曲順もよく考えられたものですね。値段もきわめて良心的(私が買ったときは1万弱でした・・・)。

    せいろく さん

    6
  • これは素晴らしいです.提琴ソロの切れ味や,フレッシ...

    投稿日:2007/04/15

    これは素晴らしいです.提琴ソロの切れ味や,フレッシュさでは,最新のヒラリー・ハーンが最高ですが,これは何しろボールトの棒が素晴らしい.鳴り出した途端に曲の核心に入っちゃいます.ハーン盤のデイヴィスも悪くないんですが,ボールトにはとても敵いません.もちろんヘンデルも味わい深い.エルガーの音楽は美術で言えば,ラファエル前派ないしアール・ヌーボー的な世界です.それらの美術作品の雰囲気を頭において聴くと良さが分かりやすい.メニューイン盤も,この盤も,なんとハーン盤もAbbey Road Studioでの収録というのが面白い.

    kamescian さん

    6
  • なんて真摯な、格調高い演奏なんでしょう。どの音もし...

    投稿日:2013/02/03

    なんて真摯な、格調高い演奏なんでしょう。どの音もしっかりとよく鳴っていて、音の処理が完璧。どの瞬間も感情的になり過ぎる事無く、またクールに抑え過ぎる事も無く、品があり、かつ説得力を持った演奏です。その運弓の正確さ、一つ一つの音のヴィヴラート、発音に彼女の天賦の才能を感じさせます。「中庸」というものがどれだけ魅力的なのか、聴き手を納得させ、惹き込ませてしまう謎の力がある、そんな演奏だと思いました。

    elegance さん

    5
  • エルガーのチェロ協奏曲は、悲劇のチェリストであるデ...

    投稿日:2011/09/02

    エルガーのチェロ協奏曲は、悲劇のチェリストであるデュ・プレの代名詞のような楽曲であったと言える。エルガーのチェロ協奏曲とともに2大傑作と称されるドヴォルザークのチェロ協奏曲については、ロストロポーヴィチをはじめ数多くのチェリストによって録音がなされ、あまたの名演が成し遂げられている。ところが、エルガーのチェロ協奏曲に関しては、近年では若手の女流チェリストであるガベッタによる名演(2009年)なども登場しているが、デュ・プレの名演があまりにも凄いために、他のチェリストによる演奏が著しく不利な状態に置かれているとさえ言えるだろう。かのロストロポーヴィチも、デュ・プレの同曲の名演に恐れをなして、生涯スタジオ録音を行わなかったほどである(ロストロポーヴィチによる同曲のライヴ録音(1965年)が数年前に発売された(BBCレジェンド)が出来はイマイチである。)。デュ・プレは同曲について、本盤のスタジオ録音(1965年)のほか、いくつかのライヴ録音を遺している。テスタメントから発売されたバルビローリ&BBC響との演奏(1962年)なども素晴らしい名演ではあるが、演奏の安定性などを総合的に考慮すれば、本演奏の優位はいささかも揺らぎがないと言える。本演奏におけるデュ・プレによる渾身の気迫溢れる演奏の力強さは圧巻の凄まじさだ。本演奏の数年後には多発性硬化症という不治の病を患い、二度とチェロを弾くことがかなわなくなるのであるが、デュ・プレのこのような凄みのあるチェロ演奏は、あたかも自らをこれから襲うことになる悲劇的な運命を予見しているかのような、何かに取り付かれたような情念や慟哭のようなものさえ感じさせると言える。もっとも、我々聴き手がそのような色眼鏡でデュ・プレのチェロを鑑賞しているという側面もあるとは思うが、いずれにしても、切れば血が出てくるような圧倒的な生命力と、女流チェリスト離れした力感、そして雄渾なスケールの豪演は、我々聴き手の肺腑を打つのに十分であると言える。それでいて、エルガーの音楽に特有の人生への諦観や寂寥感、深遠な抒情の表現においてもいささかの不足はないと言えるところであり、その奥深い情感がこもった美しさの極みとも言える演奏は、涙なしには聴くことができないほどのものだ。このような演奏を聴いていると、同曲はデュ・プレのために作曲されたのではないかとの錯覚さえ覚えるほどであり、さすがのロストロポーヴィチも、同曲のスタジオ録音を諦めた理由がよく理解できるところである。デュ・プレのチェロのバックの指揮をつとめるのはバルビローリであるが、ロンドン交響楽団を巧みに統率するとともに、デュ・プレのチェロ演奏のサポートをしっかりと行い、同曲の数々の抒情的な旋律を歌い抜いた情感豊かな演奏を繰り広げているのが素晴らしい。併録のディーリアスのチェロ協奏曲も、デュ・プレの情感豊かなチェロ演奏が際立った名演であり、バックをつとめたサージェント&ロイヤル・フィルもイギリスの詩情に満ち溢れた素晴らしい演奏を展開していると評価したい。音質は、1965年のEMIによるスタジオ録音であり、従来盤では今一つ冴えないものであったが、数年前にHQCD化されたことによって、音場が広がるとともに音質もかなり鮮明に改善されたところだ。もっとも、当該HQCD盤は現在では入手難である。いずれにしても、本演奏はデュ・プレによる圧倒的な超名演でもあり、今後は最低でもHQCD盤の再発売、そして可能であればSACD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

    つよしくん さん |40代

    5
  • 名盤が多いヴァイオリン協奏曲ですが、この演奏も素晴...

    投稿日:2010/08/30

    名盤が多いヴァイオリン協奏曲ですが、この演奏も素晴らしい!!ケネディの演奏と、ラトルの指揮が曲に共感しているのがわかります。ゆったりしたテンポで歌い上げています。ラトルはヘンデルとのライブ盤がありますが、こちらはまだまだ・・・といった感じ(ヘンデルの演奏はいいのですが)。 この演奏は引き締まった伴奏です。あと「揚げひばり」がたまらない! 英国の風景が目に浮かぶような、素晴らしい演奏です。

    なんちゃって楽団理事長 さん

    5
  • エルガーのチェロ協奏曲を演奏させて、デュ・プレの右...

    投稿日:2009/05/24

    エルガーのチェロ協奏曲を演奏させて、デュ・プレの右に出る者はいないと思う。他の誰よりも入魂の情熱的な演奏を聴かせるが、それでいて、エルガー特有の人生の愁いとか、抒情を見事に表現し尽くしているからである。デュ・プレには他にもすぐれたライブ盤があるが、音質などを考えると、最も完成度が高いのは本盤ということになるであろう。バルビローリの指揮も好サポート。

    つよしくん さん |40代

    5
  • このシリーズ自体の評判を聞くにつけ、手に入れたいと...

    投稿日:2012/09/02

    このシリーズ自体の評判を聞くにつけ、手に入れたいと思っていました。  高品質を約束するジャケットを手にし、聴きました。  なんでしょうか、この自然さ。静けさと迫力が同居しているじゃないですか。つい繰り返し聴いてしまいます。   デュプレ目当てで購入した私には、さらにうれしいことも。   それは、ジャネットベイカーの「海の絵」における名唱でした。バルビローリ先生のコーラスさばきの妙もあって、これまた繰り返し聴くことになりそうです。   カップリングした当時のスタッフの目利きぶりと、現代のテクノロジーで仕上げたプロジェクトのスタッフに敬意を表して。

    かなめ はじめ さん |40代

    4
  • やっぱり、ハイティンクの音作りだ。やや遅め、イギリ...

    投稿日:2012/05/31

    やっぱり、ハイティンクの音作りだ。やや遅め、イギリス情緒はちょっと薄れるが、重厚、冒頭の溜めなどやってくれてます。イギリスに居たなら取り組まざるを得ないエルガーの作品、郷に入れば、郷に従えで、ロンドンで一時代を築き、より力を付けたまだ若かったハイティンクのエルガー。ハイティンクの珍しい、フィルハーモニアとの録音。signum の、アンドリュー・デイヴィス、フィルハーモニアとの最近の録音と比較してみると、時代は変わったのと、英国人のエルガーと、オランダからやってきたハイティンクの音ざわり、アプローチの違いを味わう事が出来る。エルガーの高貴、優しさ、大英帝国の野蛮な処もちゃんと表現している起伏の激しい演奏、そして堅実。エルガーは大英帝国そのものの音楽ですが、イギリス人だけのものにしておくのはもったいない。その証左となるスケール大きな演奏。併録のイギリスの重鎮、ヒコックスのセレナーデ、ボールトのコケインも、よろしい。お買い得、値に演奏内容は比例してません。

    sunny さん |40代

    4

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ありがとうございました

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