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フォアグラ さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/04

    なかなか人気の出ないプフィッツナー。その代表作である「パレストリーナ」の代表盤はこれ。出演者の大半が男であり、恋愛なしで宗教と政争の入り乱れるストーリーは対訳なしではかなりきつい。それでも後期ロマン派のオペラを好む人にはぜひお勧めしたい。プフィッツナーの真摯な音楽は聞きこむほど心を揺さぶるものがある。フィッシャー=ディースカウが当たり役でプライ、ヴァイクルもいい。クーベリックの指揮は、第2幕での盛り上がりがもうひとつ。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/29

    オリジナルジャケットだし、安かったので購入したが、大変満足している。まず演奏、録音が優秀。ストラヴィンスキーは指揮が下手だったとか言われているが、当時これだけの水準の演奏はまれだったはず。アンセルメやモントゥーよりはるかに正確かつダイナミック。演奏表現でも考えさせられる点が多い。1枚目に入っている新古典主義時代の作品も抜群の出来。シャイーやMTTに負けていない。こんなによいなら、22枚組セットを買っておけばよかった。これが唯一の心残り。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/19

    サヴァールの傑作のひとつ。どの曲も痛快でヘンデルの面白さに充ちている。曲順には惑わされるが。

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     2009/10/15

    久しく探していた音源。ヴェネツィアでの復活は嬉しい。「ブロ−クの詩による7つのロマンス」は初演のライヴだが、ヴィシネフスカヤ、オイストラフ、ロストロポーヴィチ、ヴァインベルクという超豪華メンバー。これ以上の演奏が生まれるとは思えない。他の曲もベスト演奏。「ミケランジェロ組曲」でのトランペットの裂けるような音はソ連時代のオケ特有のものだが、曲想にはぴったりなのである。どれも深刻かつ乾ききった音楽であり、楽しく聞けるものではないが、強いインパクトを受ける傑作だと思う。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/15

    まずフェリアーが駄目。声が好きという人もいるが、音楽的にあまりに稚拙。他のライヴも似たようなもの。美人で夭折しなかったら、これほど慕われたものだろうか。パツァークもヘロヘロぶりが味があると言えなくもないが、ブンダーリヒ、ルードヴィヒの絶唱と比較するのも失礼と思える。ワルターならトールボリが歌っている36年盤が第一、ついでミラーのNYP盤を挙げるべき。なぜ世紀の名盤扱いされるのか本当に不思議。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/14

    フルトヴェングラー時代なのにどうしてマルケヴィチで録音したのかと不思議でしたが、聴いてみれば、これはフルヴェンにはないシャープな感性でベルリン・フィルを鳴らしきった超名演でした。鳥肌の立つような切れ味、激辛の音楽からかすかに感じられる淡いロマンシズム。御大より上。ムラヴィンスキー、ミトロプーロスとこれが個人的には3強。LSOとのフィリップスへも再録音よりはるかに優れています。こういう名盤は常に手に入るようにしておいてほしい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/16

    指揮者、歌手からみてもCBSが制作したのが不思議。プロデューサー、ポール・マイヤースの粋狂と思うが、おかげで今もこのオペラのオンリーワンである。熱狂の後の廃れかたが話題にのぼる作品だが、ちょっと長すぎるものの、そんなに悪くないと思う。私にはマスネより楽しめる。コトルバスはハマリ役だが、およそキャラの合わないドミンゴがそれなりに聴かせるのに感心した。「その日から」がどういうシチュエーションで出てくるか、それを聴くだけでも価値がある。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/14

    このEMIジャパンのリマスターは素晴らしい。本国のARTよりも、ずっと生々しい迫力がある。名録音だと分かります。この名盤を聞くときは国内盤がお勧めです。個人的にはこの曲最高のものだと思っています。

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     2009/08/10

    マーラーの醍醐味は7番に尽きる。しかも、あまり誉められないのだが、このギーレン盤こそ最高だと思う。第1楽章の弦の克明な刻みから、一気に異様な世界に放り込まれる。スケルツォもこれほど不気味で面白い演奏は他に知らない。オーケストラは大熱演。録音も優秀。再録音するべきという意見もあるが、私はそうは思わない。この後のギーレンは普通の名匠になった。これは90年代初頭だからこその傑作である。マーラー・ファン聞くべし。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/04

    一般の評判では、アバドの録音は有名なので別として、セラフィンの「トロヴァトーレ」サンティーニの「ドン・カルロ」は最高、ヴォットの「トラヴィアータ」、ガヴァッツェーニの「仮面舞踏会」はいまいち、クーベリックの「リゴレット」は異質、ということになっています。しかし、今回聞いて少し落ちるなと思った演奏はひとつもありませんでした。どれも名演揃い。
    ポッジもリッカルド役にはぴったりで、どうしてこんなに評判が悪いのか。
    それにしても素晴らしい歌の饗宴。引き締まった指揮。いうことなし。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/19

    ものすごく楽しみです。ケンペ/ミュンヘン・フィルのブルックナーは5番が圧倒的に有名ですが、この4番も全く聞き劣りすることのない超名演です。快速テンポ、質朴な表情から深い味わいがあふれ出てきます。しかし、PILZのCDの出来はよいとはいえなかった。早くXRCDで聞いてみたい。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/10

    今年になってこの人をはじめて知りました。十数年のキャリアがあるんですね。知らなかったなあ。抜群のセンスを感じる数少ない人だと思いますが、こういうのはあまり受けないんですかね。でも好きな人はたまらなく好きでしょう。私もはまりました。特に「ポルターガイスト」が強烈。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/27

    「これを聞かずしてスクロヴァは語れない」。本当にそう。「ロメオ」は全曲を含めてこれまでで最高、スキタイ組曲もアバドと並ぶ出来。ストラヴィンスキーは、これほど聞き込んだ曲からまだ新しい切り口をみせてくれる。スリル満点。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/20

    素晴らしいセット。「ルル」はオペラももちろんいいんだけど組曲もいい。久しぶりの登場は嬉しい。「ワイン」の2版をソプラノとテノールで歌い分けるなど企画も凝っている。演奏、録音ともに優秀。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/19

    マルティノン/CSOの再評価が進んでいますが、極め付きがこれ。緻密で精妙で、さらに色彩爆発。最高傑作は「スペイン狂詩曲」。オーケストラが巧い巧い。これほどのラヴェルはほかで聞けないと思います。このコンビにはずれなし。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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