ルイジ／フランツ・シュミット全集（分売）

2005年4月14日 (木)

フランツ・シュミットはウィーン音楽院でブルックナーに学び、その後継者とも目されています。同い年で共にウィーンで活躍したシェーンベルクとは対照的に、後期ロマン派の伝統を受け継ぐ作風で知られ、4つの交響曲や、歌劇『ノートル・ダム』、オラトリオ『7つの封印の書』が代表作として挙げられます。
　交響曲第1番は古典的な4楽章形式を採った、新鮮な若々しさが魅力的な作品。第2番は大編成オーケストラを要する3楽章の交響曲で、第2楽章におかれた変奏曲を中心として構成された、交響曲好きにはたまらない作品。4楽章形式に戻った第3番は、“小さなブルックナー”と言いたくなる爽やかな作品。第4番は亡くなった娘の追悼のために書かれた作品。1楽章形式で4つの部分に分かれています。暗いトーンを帯びた聴き応えのある作品で、4つの交響曲の中でもっとも有名な作品です。
　フランツ・シュミットの交響曲全集は、これまで数えるほどしかなく、好評だった『7つの封印の書』のレコーディングでも、この作曲家に対する並々ならぬ入れ込みようをうかがわせていたルイジ盤の登場は、おおいに歓迎されるところでしょう。

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VKJK0503
・フランツ・シュミット：交響曲第1番ホ長調[49:52]
　MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)
　ファビオ・ルイジ（指揮）
録音：2004年10月

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VKJK0504
・フランツ・シュミット：交響曲第2番変ホ長調[54:12]
　MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)
　ファビオ・ルイジ（指揮）
　録音：2004年8月

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VKJK0505
・フランツ・シュミット：交響曲第3番イ長調[49:52]
　MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)
　ファビオ・ルイジ（指揮）
　録音：2004年6月

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VKJK0506
・フランツ・シュミット：交響曲第4番[51:02]
　MDR交響楽団(ライプツィヒ放送交響楽団)
　ファビオ・ルイジ（指揮）
　録音：2004年10月