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ROYCE さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/01

    近接音主体の録音方法も影響しているだろうが、ボコボコした骨太なタッチの音はベートーヴェンに似つかわしい。剛毅というか朴訥というか、このようなスタイルの演奏は、ポリー二みたいなエリート然とした演奏が苦手な聞き手には喜ばれるのではなかろうか。かつて吉田秀和先生が絶賛された往年の名ピアニスト、ソロモンの録音を彷彿とさせる秀演である。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/19

    音質改良と称する疑似ステレオ化でブヨブヨに水膨れした他社CDもある中で、生成りのモノーラル録音が聞こえる。あまり評判がいいとはいえなかったティタニア・パラストのデッドな音響だが、管楽器の音の分離の良さ、弦のキメの細やかさなどが残響に埋もれずに際立っている。「最近のFM放送の音かと見まごう」という感想が出るのも納得できる状態で、時代を考えれば非常に高水準な録音揃いである。リマスタリングも見識があるというべきか、デジタル処理による楽音の無機質化を感じさせないところがありがたい。47年から54年までの録音を集めているが、後年になるほど情報量が増加するのは当然としても、47年録音でも十分鑑賞に堪える。旧来盤の流布によってフルトヴェングラーの録音=音が悪い」という固定観念がなきにしもあらずだったが、このセットの登場により、これまでの音質面に関するマイナスイメージが払拭されることを願うものである。ヘッドフォンで聞いても、音が団子状態にはならない分離の良さがあるので、歴史的モノーラル録音に不慣れな若い世代には抵抗があるのかもしれないが、イコライザーなどで、このCDの音をいじる必要はまったく感じない。同音源の他社製CDを持っていても、買い替える価値があるセットとお勧めしたい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/03

    60年の旧盤に比べてカメラワークが素人っぽいように思えるのはカラヤンのせい?意味の無い歌手のアップ場面が多くてわずらわしいのだ。60年の方はそんなことがない。歌手の顔の好みは人それぞれだが、これも60年盤の方が品がいい。個人的にはバルツァはミスキャストだと思う(歌だけならいいが映像が加わると違和感ありすぎ)。映像の質も年代の割には良くないのでカラヤンでこの作品を見るならば60年盤を取りたい。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/02

    安いの買ってみたが技術的にも音楽的にも並の出来だった。解釈が凡庸でオケのアンサンブル能力も緩い。教会の残響がもやもやと被ってくるので、細部がはっきりしない録音もイマイチ。BGMとして聞くならいいが、真面目に聞き込むと粗がめだっていけない。廉価盤としてはスクロバチェフスキの全集があれば十分かと。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/02

    リヒターの使用楽器はモダンチェンバロだったので金属的な音色がどうかと案じたが大丈夫だった。ふくらみのある柔らかい音で録音されている。これに対するコーガンのバイオリンは、芯の強い黒光りするような音色で朗々と歌う。ストラドを使ったグリュミオーの柔に対するガルネリの剛の極みというべき名演。こういう楷書体のバッハは現代では聞けなくなった。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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