トップ > My ページ > shiodome さんのレビュー一覧

shiodome さんのレビュー一覧 

検索結果:50件中16件から30件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/19

    公開から6年たち、配給会社の破綻などもあり、もうレビューする人もいないようですが、映画史に残る映画と思いますので書きたくなりました。私はこの映画のように原作から作ったものが好きです。原作本があると、ほとんど原作の方がいいからです。しかも、あまり知られていない実話を掘り起こしたのがすばらしい。思わずハワイアンズに行ってしまいましたから。単なるロケ地巡りではなく実物です。最初は、なんだ腰振りダンスかと思っていたのが、見終わって感動の涙・涙。もう出演してる人たちでさえ、演技ではなく感動して泣いているのですから。そりゃ今考えても炭坑にハワイなんて無理があります。それをハワイといえば常磐にしてしまった人たちの根性は、何で今まで映画にならなかったのかと思ってしまいます。好きなシーンはいろいろありますが、あれだけ反対していた母親が娘の一人で練習する華麗な姿に衝撃を受けて改心してしまうところです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/02

    もう40年も前、私が中学の吹奏楽部でトランペットを吹いていたとき、このレコードを参考にガブリエリのカンツオーンを皆でやったものです。楽しかったあの頃・・・。Trpのハーセス、ジョンソン、Hrのクレベンジャー、ジョーンズなど、当時のアメリカ・メジャーの金管陣は凄い人ばかりで憧れでした。今聞いてみると、技術的にさすがと思う反面、良くも悪くもアメリカンブラスの特色が前面に出ており、フィリップジョーンズEnsのような細かに陰影・変化をつけて鳴らすやり方とは随分違うなあと感じます。それにしてもガブリエリのカンツオーンは今聞いても不思議なポリフォニーで、どことなく寂しい気分になり、ヨーロッパの教会に旅をさせてくれます。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/01

    もう40年ぐらい前の中学生時代、ブラスバンドに入った私はトランペットをやりたかったのですが、楽器が空いてないということでコルネットをやらされたのでした。なんだこの楽器は!丸まっこくて音がふぬけでカッコ悪いではないか、と落ち込んでたところに友人が持ってきたのがブラックダイクミルズバンドのレコード。凄かったです。確かカルメンだったと思うのですが、バイオリンパートを一糸乱れずに軽々吹ききってしまう凄まじさは、私をコルネットの虜にしたのでありました。そして社会人になって楽器からも離れてスッカリ忘れていたのですが、このサイトでこのCDを見つけた私は、過去を急に思い出し注文をしたのでした。ところがウーン?うまいけれど何かちょっと違う。アレ!?「ブラックダイクミルズ」ではなくて、「ブラックダイク」ではないか。そう、昔のバンドは閉鎖され新たに引き継がれた団体らしく、私が感動したレコードとは違うものだったのでした。もう一度ミルズの名人芸を聞いてみたい、ということになりました。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/03/23

    1番1楽章ラストのティンパニが凄い。ティンパニひとつでオーケストラ全部を吹き飛ばす痛快さは何度聞いても驚く。全曲にわたってこれをやって欲しかったのだが、残念ながらここだけ。やはりこれをやってしまうとティンパニ協奏曲と言われてしまうからだろうか。好きな4番はクライバーやムラヴィンスキーのような切れ味はなく、妙に軽くなってしまい深みを見せてくれない。ピュアトーンは好きだし、曲を面白いと思わせてくれる人なのですけど、しみじみとした感動がない。オリジナル楽器の人はみな外側をどう見せるかを考えてしまうからでしょうか。でも面白くも感動もないベートーベンが多すぎるので、面白いだけでも十分ですよ。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 16人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/03/02

    ベルリンフィル=世界最高のオケ、と思いこんでいる人はこのWDRの全集の良さはわからないでしょう。良く聞いてみると各パートのピッチの揃ったヴァント特有の透明感のあるサウンドで、つややかな弦、安定した管などブルックナーの世界に安心して浸れるディスクです。トランペット・ホルンがすばらしく、オーボエのシュレンベルガーなどが在籍していた時期でもあり管の名人芸が随所で聞けます。昔はもっと乾いた音のような気がしたがリマスターで音が良くなっていると思う。リハの十全なセッションはこれしか無く、何回も聞くべきディスクです。完売ですか。

    16人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/28

    あらためて聞いてみると、まずリマスターで良くなっている。昔聞いたときは乾いた感じのサウンドだった。弦のつややかさや、管のうまさが際だっている。トランペットを強奏させているが絶叫ではなく全体のバランスがとれている。WDRはうまいオケだ。ベルリンフィルより劣ると思いこんで聞かない人は残念。4・5・6番などオーボエのシュレンベルガーが吹いていたし、フルート・ホルンもうまい(当時は誰なんだろう)。入念にリハーサルを積んでのセッションですし、ヴァントは晩年に突然神がかったのではないことがわかります。私としてはNDRと甲乙付けがたいと感じました。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/03

    最近日本では話題にならないようですが、HPを見るとまだ活躍されてるようですね(失礼)。あらためて聞いてみると高い技巧でシンプルに演奏する特色が良く、変に崩す人が多い中で、曲の持つ本来の持ち味を気づかせてくれます。バッハのフルートソナタなど、複雑な旋律線がチェンバロと呼応していることがよくわかり、フルートばかり目立つ演奏が多い中で、違った世界を見せてくれます。ホ短調ソナタ3楽章など天上の世界が見えました。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/18

    無伴奏チェロ組曲をサックスで、ゴールドベルグ変奏曲をオルガンで・・・、ブリリアントはいろいろやってくれます。これはこれで楽しめますし、原曲と比べてしまうのはどんなもんでしょうか。ただオリジナル楽器の弦でノンヴィブラートでやっても面白いかなとも思いました。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/08

    今やリコーダーを吹かなくなってしまったブリュッヘン。リコーダーがこんなスゴイ楽器だったということを見せつけてくれた30年前を思い出します。今聞いても切り口の鋭さに驚かされます。テレマンがこんなにおもしろい曲だったということを世間に示した。だが、あまりの才能はリコーダー奏者に止めておくことを許さなかった・・・喜ぶべきか?

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/08

    これはカルミナブラーナの隠れ名盤ではないですか。崩すところは崩して、妙にわざとらしくなく、とにかくバランスがよい。オケもうまいし、合唱団もよく歌い込んでます。この曲をうまく指揮する人は、ヨッフム・ヴァントなど、何故かブルックナーを得意とするドイツ系の人がいいようなのが不思議です。効果を狙わなければいけない曲なのだが、妙にワザとらしくなって失敗する人が多い(誰とは言わないが・・・)。お薦めです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/01/08

    ヴィヴァルディの協奏曲は分散和音のワンパターンの集まりだという人が多いが、これを聞くとなかなか前衛的な曲も書いているんだ、ということがよくわかります。確かに孤児院の院長として孤児のために練習曲をたくさん書いているが(偉い人です・・・)、それとは別に深い芸術的な作品も多いんですね。「調和と霊感」・・・すごいタイトルではないですか。そのことに初めて気がついたのがアーノンクール。それ以後いろんな人が切り込んでいきましたが、本命はこの人ビオンディ。イタリアはストラディヴァリウス輩出など弦の本場なのに、なぜオケはドイツの後塵を拝すのだろう・・・と思ったらこの人。前衛的だけじゃなく、とにかくウマイし「霊感」を感ずる。もっとヘンデル、バッハなどいろいろやって欲しいモンです(バッハの無伴奏など聞いてみたいところ)。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/19

    全集はちょっと・・・と思うが、分売では物足りないと思っていたので、この選集はちょうど良い感じでした。まずBGMとして聞くことを薦めます。部屋に流しておくと心地よく馴染み落ち着きます。もともと領主のための練習曲なのですから、最初からまじめに向き合うともうダメです。でも何回か聞くうちに、そこはハイドン、良さがだんだんとわかってきます。すばらしいメロディーと構成・・・いろいろ見えてきて心に残る。うーん・・・交響曲といい弦楽四重奏といい、あれだけたくさん作って、なおかつこれだけの作品群・・・結局全集を買うことになりそうです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/17

    私は以前、ベルリンフィル・ウィーンフィルが最高で、ドイツの地方オケの演奏はやや劣ると思いこんでいたのですが、実際の演奏会を聞いてみるとドレスデン・ミュンヘンは当然としても、ハンブルグ・フランクフルト・シュトットガルト・ケルンなどの放送響のレベルが、ものすごく高いことに気づき驚いたことがあります。それだけ各都市がオーケストラを大事にして力を入れているのですね(東京という街はそれほど力を入れているんでしょうか)。それでヴァントのブル8なんですが、演奏は当然すばらしいとして、晩年各オケに招かれたおかげで、聞き比べができることになりました。さてどうでしょう、私はベルリンフィルより、ほの暗く芯のある音色のNDR、透明な明るい音色のミュンヘンフィルの方が、はるかに良いような気がします。昔チェリビダッケが「ミュンヘンフィルにできることがベルリンフィルにはできない・・・」などと言っていたが、あながち放言ではないと思った。ブランドに弱い日本人は「ベルリンフィル=最高のオケ」という図式に惑わされますが、自分の耳で確かめましょう。それがクラシック音楽の楽しみでもあります。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/12

    数十年前、最初はブリュッヘンのリコーダーが聞きたくて買ったディスクでしたが、全曲を聴いてみるとしっかりした名曲の連続なのには驚いた記憶があります。当時はヴィンツェンガーやアーノンクールぐらいしかありませんでしたが、今や古楽の優れた演奏が多く出ました。しかしこの曲の持つ、もの悲しい典雅な雰囲気を醸し出しているのはこれだけなんですね。新しい演奏は録音もよく切れ味鋭いんですが、結局飽きてこのディスクに戻ってきてしまいます。特に第1集の序曲や四重奏曲がお薦め。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/11

    昨年の5月にフランクフルトに1泊することになったので、アルテオパーで何をやっているんだろうと覗いたところ、この演奏会だった。当日券があった?ので1階席を買うと佐渡裕氏も聞きに来ていた。フランクフルト放送響はHR響と名前が変わったようだが、インバルによって機能的ないいオケになった。Pヤルヴィーもインバルに似た分析的なアプローチをする人なのでオケとの相性がいいのでしょう。ただこの人のブルックナーは構造重視の快速テンポで私はあまり好きではなかったが、マーラーではもたれずに曲全体の見通しが良くていいです。長い1楽章も序曲的に短く感じられ、間をおかずに2楽章というように、こうでなくてはクライマックスの終楽章まで持ちません。その終楽章は客席背後からの合唱も効果的で、ホールを揺るがす大音響をこの録音がどう捉えているのか楽しみにしてます。こういう曲だったのかと再認識し、駅前のホテルまでシミジミ歩いて帰りました。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:50件中16件から30件まで表示