CD 輸入盤

交響曲全集 ヴァント&ケルン放送響(9CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
09026639302
組み枚数
:
9
レーベル
:
RCA
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ブルックナー交響曲全集(9CD)
ヴァント指揮ケルン放送交響楽団


1974〜1981年ステレオ録音。1974年7月、ヴァントはWDRから依頼され、放送番組用にブルックナーの交響曲第5番をセッション録音します。5番と9番をブルックナーの最高傑作と考えていたヴァントの解釈はすでに完成されており、実際、オーケストラと綿密なリハーサルを重ねて臨んだ録音は素晴らしい出来栄えとなりました。
 それから2年を経た1976年8月、同じくWDRに第6番をセッション収録し、同年12月には第4番も録音、そして翌1977年、録音から3年を経てドイツ・ハルモニア・ムンディから第5番のレコードが発売されることとなります。
 このレコードは絶賛をもって迎えられ、ほどなく第6番もレコード化、翌1978年には第4番もレコードで発売され、翌1979年5月と6月には第8番と第9番を録音、年内にレコード化されると、翌1980年1月には人気曲の第7番を録音、これも年内にレコード化され、翌1981年1月には第3番を録音、そして年末に第1番と第2番の録音をおこない、翌1982年に第1番、第2番、第3番の3曲をレコード化して全集が完結することとなります。
 演奏はどれも精力的で、セッション録音ということもあって細部まで充実しており、後年の演奏に較べると金管楽器の扱いが先鋭なのも特徴。
 また、全集のために録音した第1番と第2番については、後年とりあげなかったこともあって、この録音の存在はきわめて貴重。しかも第1番については、ブルックナーが晩年に改訂したウィーン稿を使用しているのが注目されるところです。(HMV)

【収録情報】
アントン・ブルックナー:
・交響曲第1番ハ短調(1891年稿/ウィーン稿)[ブロシェ版]
 録音:1981年12月

・交響曲第2番ハ短調(1877年稿)[ハース版]
 録音:1981年12月

・交響曲第3番ニ短調(1889年稿/第3稿)[原典版]
 録音:1981年1月

・交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』[ハース版]
 録音:1976年12月

・交響曲第5番変ロ長調 [原典版]
 録音:1974年7月

・交響曲第6番イ長調 [原典版]]
 録音:1976年8月

・交響曲第7番ホ長調 [ハース版]
 録音:1980年1月

・交響曲第8番ハ短調 [ハース版]
 録音:1979年5、6月

・交響曲第9番ニ短調 [原典版]
 録音:1979年6月

 ケルン放送交響楽団
 ギュンター・ヴァント(指揮)

 録音時期:1974年7月〜1981年12月
 録音場所:シュトルベルガー・シュトラーセ・シュトゥディオ、ケルン
 録音方式:ステレオ(セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Adagio
  • 02. Scherzo: Lebhaft
  • 03. Finale: Bewegt, Feurig

ディスク   2

  • 01. Kolner Rundfunk-sinfonieorchester - Symphony No. 2
  • 02. Ziemlich Schnell
  • 03. Adagio: Feierlich, Etwas Bewegt
  • 04. Scherzo: Schnell
  • 05. Finale: Mehr Schnell

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総合評価

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予想していたより大人しい演奏でした。もち...

投稿日:2013/10/04 (金)

予想していたより大人しい演奏でした。もちろんヴァントなのだから空虚な部分は全くありません。だから、今後も時々は取り出して聴くことになると思うのですが、ブルックナーの演奏のファーストチョイスにはならないような気がします。

アイル さん | 岐阜県 | 不明

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ヴァントの演奏は、ギッシリと密度高く詰ま...

投稿日:2012/10/30 (火)

ヴァントの演奏は、ギッシリと密度高く詰まっているという魅力がある反面、スケール感に乏しいという難点もある。この個性は、ブルックナーを演奏する場合に関しては、難しいところだ。この旧全集では、6番が最高に魅力的、続いて1番。 ただ8番、9番などは私には物足らなく感じるから、推薦の筆頭にあげることはできない。

司那夫金 さん | 所在地 | 不明

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ドイツ・オーストリア系の交響曲の系譜の中...

投稿日:2012/08/12 (日)

ドイツ・オーストリア系の交響曲の系譜の中でブルックナーの交響曲は、少し外れた所に位置していると思う。表面的にはソナタ形式に則った厳格なとした構造の音楽ではあるが、他の作曲家と根本的に用いる言語が違う様に思う。ゴツゴツとした音型の主題、ゲネラルパウゼ、ボリフォニックな楽想、大胆な転調などなど。ヴァントは充分にトレーニングを施したオーケストラによって見事にその特徴を際立たせる。モタモタと進めるのを嫌うヴァントの音楽は余計な感傷は一切ない。極めて前向きで曖昧さは無い。純音楽的なアプローチは以前我々日本人がこの作曲家に求めたサムシングと無縁。ブルックナーの音楽が一般的に聴かれるようになって30年くらいになろうか。我々もブルックナーを聴き込むにつれて、ようやくそれに気付いたようだ。ヴァントのブルックナーの評価が彼の晩年になって急上昇したのも偶然ではない。録音から30年以上の年月を経て聴くヴァントのブルックナー。一曲聞き終えた後の充実感は至極。ああ巨匠から「今になってやっと理解出来たのか」と鋭く睨まれそうだ。

かんたあびれ さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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