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トップ > My ページ > ユローヂィヴィ さんのレビュー一覧
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/02
カップッチルリ、ギャウロフ、リッチャレルリとこれ以上望めないくらいに豪華な顔触れがなにより魅力的だ。 登場人物が出るたびに役の名前と歌手名が出るのが邪魔だ。 歌い始めているのに紹介が出てしかも二度目の登場でも字幕が出る。 (元の映像がそうなっているので仕方ないのだが。) 1976年の映像でやはり画像も音も古い。 もっとましかと思ったがそうでもなかった。 舞台が暗いだけにいっそう画像が悪く感じる。 この時(第8回イタリア歌劇団公演)のドミンゴによる『カヴァレリア・ルスティカーナ』と『道化師』やカバリエ、コソット、カレーラスの『アドリアーナ・ルクブルール』も販売して欲しい。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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有名な「モスクワ郊外の夕べ」が引用されていたり(第二幕第三場二重唱)全編楽しい音楽に溢れている。 喜歌劇なのでセリフと歌で構成されている。セリフも聴いていて楽しい。 この作品が国内版で発売されないとは残念でならない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/02
カフカの小説世界を音楽にしたらこの作品のような音楽になるのかもしれない。 愛する人の全てを包み隠さず知ろうとする好奇心が何をまねくのか? それが作品として表現されている。 人には開けてはならない、開けて欲しくない心の扉・記憶・過去があるものだ。 強い女性像がユディットという登場人物によく反映されている。 一時間弱の短い作品だがとても深い作品だ。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/02
ドヴォルザークのチェロ協奏曲は名演です。 正直プレヴィンはあまり好きな指揮者ではありませんが、この協奏曲を派手ではなくしみじみと聴かせ、彼の控え目なスタイルとよく合っています。 演奏によっては疲れるほど力んで大袈裟に聴かせることもできますが、この演奏は実に知的です。 あまり聴くことのないLeon Boellmannの交響的変奏曲やウォルトンのチェロ協奏曲も素晴らしい協奏曲です。 プラッソン指揮によるサン=サースのチェロ協奏曲第一番もフランス的な香り高い演奏ですが、録音がもやっと霧につつまれたようではっきりしないのが気になりました。 ドン・キホーテもまた名演奏。オーケストラが美しい。 ベートーベンのチェロ・ソナタもどれもつつましやかで美しい。 新古典主義の様式で作曲されたオネゲルのチェロ協奏曲もとてもいい。
3人の方が、このレビューに「共感」しています。
ロシア版ヴェリズモ・オペラである『アレコ』の映画作品。 『アレコ』ではオープニングとエンディングにラフマニノフの歌劇とは関係のないジブシーの歌が入っている。 ジプシーの素晴らしい踊りの場面があるが映像が鮮明でないのが残念だ。 すごい踊りをしているので実にもったいない。 映画版歌劇『不死身のカシチェイ』 ロシアの厳しい自然と豊かな森は恵みをもたらすが、時に山火事などの猛威を振るうこともある。 そんな懐の深いロシアの森が生んだおとぎ話だ。 映像は子供だまし的な感じを受ける。 いっそアニメーションにしたほうが作品の本質を描くことが出来るかもしれない。 いずれにせよ両方とも映像としてもとても貴重なものだ。
始めはエイゼンシュテインの演出の仕方や構図に作り過ぎの感じがしたが、しだいに彼の世界にひきこまれていった。 俳優たちやカメラワークのわざとらしさもツボにはまるとなかなか面白い。 イヴァン雷帝と貴族たちの権力争いは今日の政治家たちの足の引っ張り合いも感じられる。 実際の台本によるものなのか日本語訳によるものなのかソヴィエトという当時の時代性が台詞の端々に感じられた。(第一部において。) 検閲でそう指示されたのだろうか? 第2部の方が演出様式も演技もより安定し、また完成されている。 第1部では群衆の場面で素人を多く使っているのだろう。演技が雑なところがある。 モノクロのなかに一部カラー映像を混ぜたり、光と影を誇張したり、インパクトの強い映像だ。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/01
宗教劇としてもとらえられる作品だ。 上品で静かな音楽。 舞台が紀元前4世紀の北アフリカ地方ということでエキゾチックに彩られているタイースを取り巻く音楽と、修道士アタナエルらのキリスト教の禁欲的で安らぎのある音楽の対比が聴きどころだろう。 (タイースやアレクサンドリアの町をもっと官能的な音楽で飾ってもいいのにと思う。) 遊女タイースを改心させる若い修道士アタナエルはバリトンのためいい役だ。 トーマス・ハンプトンがスマートにこのアタナエルという役を歌っていて、役にぴったりだ。 物語も面白く、実際の舞台で観たい。 第三幕では有名な瞑想曲が何度も登場し最後には歌詞を伴って歌われる。 「瞑想曲」にはヴォカリーズで合唱が入ったりする。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/07/01
メロディアからロシア・オペラの作品がじょじょに再発されていることは大変うれしいことだ。 これらの製品に歌詞がついていたら文句なしだ。 素晴らしい。 録音に古さは感じるものの名演です。 フェドセーエフ盤は聴いていてヨーロッパ的な印象があるが、スヴェトラーノフ盤はロシア的な響きがする。 スヴェトラーノフの指揮したオペラ作品を他にもたくさん聴きたくなった。
スプラフォンからチェコ・オペラの国内盤がいくつか再発売されたが、これからもいろいろなタイトルを期待したい。 この作品は映像では1種類しか持っていないが、音楽だけで聴いている方が面白いような気がする。 音楽の面白さに集中できる。
ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番はゆっくりしたテンポをとり、ロマン派的な激しさを薄めた瞑想的な演奏だ。 クーレメルは個人的に大好きなヴァイオリンニストだが、ここにおさめられた演奏は意外にオーソドックスな演奏だ。 バルトークのソナタとブゾーニのソナタがとても印象に残った。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/06/30
今日的な解釈。 第1番第1楽章は極端な解釈に感じた。 これまでのヴァンスカ指揮のシベリウスにはなかった乱暴な印象をうけた。 第2番は細部まで丁寧に演奏している。 第4番と第7番が特に素晴らしい演奏だと思う。 第4番は繰り返し聴きたい演奏だ。 第5番の原典版の全曲演奏の方に、第6番以外の手稿譜などから演奏されている楽章の断片や一つの楽章が聴けるのがうれしい。 ヤーッコ・クーシストのシベリウス演奏も素晴らしいので、そういった断片だけではなく是非全曲の演奏を聴きたい。
5人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/06/30
とにかく素晴らしい演奏だ。 ポストニコワによるチャイコフスキイのピアノ作品全集を持っているが、プレトニョフに作品全集を録音してもらいたいものだ。
歌劇『マゼッパ』はチャイコフスキイが作曲した歌劇の中で音楽的にロシアの香りが随所に聴き取ることの出来る作品だ。 特に第一幕にその特徴がある。 ヒロインが気が狂ってしまうというパターンは歌劇『ランメルムーアのルチア』を始めとしてよくあるが、この作品もその系列の物語だ。 ただ若い男女間の悲劇でなく、若い女性であるマリアが老人であるマゼッパに恋をするというのが面白い。 このヤルヴィ盤もゲルギエフ盤(ライブ録音)もどちらも素晴らしい演奏だ。 しかしヤルヴィ指揮でマゼッパを歌うレイフェルクスは何を歌っても艶っぽい。 レイフェルクスのマゼッパに関しては設定より若いように聴こえるが、これだったらマリアもマゼッパにひかれるかもしれない。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/06/30
2006年11月4日。モスクワ音楽院大ホールでのライブ録音。 ロシア語の歌詞と英語、フランス語訳付。 原作となっているプーシキンの詩の一部を朗読している。 (初めとエピローグの部分。歌詞カードには詩の一部抜けている所がある。)
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2011/06/29
無伴奏、ピアノ伴奏による合唱作品全集。 学生の頃フィンランディア・レコードから出ていた合唱作品集を聴いて感動し、シンフォニーしか知らなかったシベリウスの世界が大きく拡がった個人的な思い入れがある。 Rakastavaは幾つもの版があるが、個人的には混声合唱にメゾ・ソプラノとバリトンのソロが入るJS160cが好きだ。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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