0人の方が、このレビューに「共感」しています。
2010/11/02
星5つは「1812年」序曲に対する評価です。
第五交響曲の方はひどく,星2〜3といったところでしょうか。
力強さも覇気もなくたるんだ演奏に聞こえます。録音もコクが無い。
初発売当時の某雑誌評には「〜情緒を大切にした演奏〜云々」とあり,失笑したのを今でも覚えてます。
「1812年」序曲の為だけに,¥1,000出せる人は”買い”のCDです。
私は,その価値はあると思っているので所有しています。
「1812年」の方はこの作品の THE BEST を競う素晴らしい演奏.録音も優秀.
ところどころで小澤のうなり声まで入っている.(コバケンなみ?^^;)
大砲などの効果音の音圧ばかりに頼らず,真っ向勝負した,この作品が単なる祝典序曲ではなく,
音楽的にもよく書かれている事を証明した演奏です。
ですが、カップリングの第五交響曲の演奏はよくない.
こちらは録音がちょうどカラヤンの辞任〜「死去」〜アバド就任の,ベルリンフィルの
音楽監督空白期間であった為か,響きにコクもなく,これがBPOの演奏か?
と発売当時最初聞いた時は愕然としました。